賃貸と持ち家、どっちがお得?

【パパからのご相談】
結婚して1年が経ちました。現在、妻は妊娠中で、現在産休中です。子どもができたことを機に、この先どんな家に住もうか考えるようになりました。僕は当面、賃貸アパートかマンションでいいのではないかと思っていますが、妻はマンションを購入したいと言っています。特に大きな異動や転勤はなさそうなのですが、このタイミングでマンションを買ってしまっていいものか悩んでいます。

そもそも、賃貸と持ち家、どちらが得なのでしょうか?

a 答えはあと数十年後にならないと分かりません。まずは情報収集・条件比較を。

こんにちは! ライフプラン・コーディネーターの鉢須祐子です。

賃貸と持ち家はいったいどちらが得なのかというご質問、これは答えを出すのが非常に難しいと言えます。

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なぜなら、各家庭のライフプランや収入・資産状況、今後の地価や家賃相場などによって答えが変わるからです。あとから振り返ったときにはじめて、自分にとってどちらが得だったのかということが分かるものなので、今の時点ではっきりと「こちらの方が得です!」と言い切れません。ごめんなさい。

その代わりと言っては何ですが、賃貸と持ち家の特徴、どちらを選べばいいか悩んだときのひとつの判断基準についてお話ししようと思います。

その1:自分の持ち物になるか、ならないか

・賃貸:払った家賃は資産として残らない(家は自分の名義ではない)
・持ち家:払ったお金・住宅ローンが資産として残る(家が自分の名義になる)

自分の資産になるかならないかという点は、今後のライフプランに大きく影響します。持ち家であれば、よほどのことがないかぎり、ひとまず将来に渡って住む場所が用意されているという安心感があります。

一方、賃貸の場合、高齢になってくると賃貸審査が通らなかったり次の更新ができなかったりする可能性があります。

その2:引っ越す可能性があるのか、ないのか

・賃貸:仕事や家計の状況に応じて引っ越しができる
・持ち家:引っ越しする場合、家を貸すのか売るのか考えなければならない

引っ越しの自由度でいえば断然賃貸が有利です。持ち家の場合、今後ますます少子高齢化が進むとすれば、貸し手や買い手が見つからないこともあります。そうなれば、ローンの返済などの資金繰りにつまづくことが想定されます。

転勤族のご家庭は、特によく話し合っておきたいポイントです。

その3:借金を長期的に背負うか、背負わないか

・賃貸:毎月家賃を払っていくというシンプルな支出
・持ち家:多くの方が住宅ローンを数十年単位で利用する

住宅ローンを利用して家を買うということは、当然ですが借金を抱えることになります。たとえ、収入が減った時でも、病気になって働けない時でも、決められた額を支払っていかねばなりません。

賃貸であれば、家族の人数や家計状況に合う家を選択して住んでいくことができます。生涯のトータルコストや資産形成という面で見れば持ち家の良さはあるのですが、ライフプランの変動に対応する力が弱いとも言えます。

今の家賃よりも住宅ローンを組んだ持ち家の方が、月の支払額が少なく、かつ自分の資産になると書かれた住宅広告をよく目にするようになりました。

たしかに、コスト的にはローンが有利になることもあります。しかし、家族構成や長期的ライフプランを視野に入れて考えてみると、賃貸の方が向いているケースもあります。

「自分の家が持てる!」というのは魅力的であるため、つい販売員に言われるがまま契約する方向で考えがちですが、冷静に判断しましょう。コストが得かどうかということ以上に、どんな生き方をしていく予定なのかということがすごく問われると思います。

親や友人、販売会社の意見に左右されて判断が狂わないように、様々な角度から時間をかけて検討してみてくださいね。

●ライター/鉢須祐子(ライフプラン・コーディネーター)

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