気になる“低出生体重児”の成長と発達

【ママからのご相談】
先月、35週で約1,990gの赤ちゃんを出産しました。肺や心臓に問題はなかったのですが、37週未満で低出生体重児なので、これからの子どもの発達が気になります。やっぱり成長は遅いのでしょうか。今は小さくてもいずれは追いつくのでしょうか。

a 個人差はありますが、その子のペースで運動面の発達は追いついていきます。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

正期産の子どもとわが子を比べると不安になってしまうこともありますね。私も低出生体重児の赤ちゃんを産んだ経験がありますので、心配なさるお気持ちがよくわかります。今回は低出生体重児の発達・成長についてお話したいと思います。

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低出生体重児の分類2つ

小さく産まれた赤ちゃん、予定よりも早く産まれた赤ちゃんをあらわす言葉として、「未熟児」「早産児」「低出生体重児」などがありますので、まずは言葉のご説明からしたいと思います。

(1)早産児とは

出生体重が2,500gから4,000gまでの赤ちゃんを“正出生体重児”と呼ぶのに対し、出生体重が2,500g未満の赤ちゃんを“低出生体重児”と呼びます。

低出生体重児の中でも出生体重が1,500g未満の赤ちゃんを“極低出生体重児”、1,000g未満の赤ちゃんを“超低出生体重児”と呼んでいます。

(2)未熟児とは

昔は、低出生体重児と早産児をまとめて“未熟児”と呼んでいましたが、早産児と低出生体重児では体の機能や状態が異なることがわかってきたので、医学的にも分けて考えられるようになっています。

成長や発達は個人差が大きい! 比較せず修正月齢で考えよう

生年月日が近い赤ちゃんが身近にいると、どうしても自分の子どもと比較して落ち込んでしまって、ママは不安になってしまいますよね。そして、子育て支援センターや公園に行って交流するのが面倒になってしまうことも多いです。

子どもの発達を促すには、ある程度外の世界に触れたり、ママが笑顔で話しかけたり、体を動かしてスキンシップをとってあげることが大切です。

しかし、やはり発達がゆっくりだと心配になりますね。そこで、どのくらいで追いつくのかおおよその目安をご紹介します。

私が通っていた産婦人科の医師によると、ママのお腹の中の1日は、外界の3日〜1週間に相当すると言われていました。つまり、36週0日で産まれたなら、37週0日で産まれた正期産の赤ちゃんより、少なくとも21日〜7週間くらいは発達がゆっくりだと考えられます。

また、厚生労働省の低出生児体重児保健指導マニュアルによると、1,500〜1,990gの赤ちゃんでは正期産で2,500g以上の赤ちゃんと比較し、一人座りや伝い歩きなどの運動発達は約2.5か月程度の遅れであるというデータが示されています。

そして、脳、肺、心臓などの先天性疾患がなく、少しずつでも順調に体重が増加していれば、早ければ1歳前後、ほとんどが3歳までに運動面の発達も精神面の発達も追いつくとされています。

低出生体重児は、小児科のフォローアップ健診を実施している場合もありますので、1か月健診のあとも、2か月ごとに健診を受け、不安があれば小児科の医師に相談すると良いですね。

何よりもママがリラックスして笑顔で赤ちゃんに接してあげるように心がけましょう。

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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