介護者の腰痛予防・解消法3つ

【女性からのご相談】
70代の義母の介護をしております。義母は体格がいいため、ちょっとした動きで腰が痛くなってしまいます。整形外科に通って、湿布や痛み止めをもらっていますが、介護経験者の目線からの解消法やアドバイスなどをいただけたらと思います。

a 腰に溜まった疲れを逃がすことが大切です。

初めまして、ご相談ありがとうございます。認知症の祖母の介護を5年間して、ひどい腰痛持ちになったメンタルケア心理士の桜井涼です。

私も20代の頃より相談者様と同じ悩みをずっと抱えていました。整形外科にも通いましたし、湿布やリハビリなどもしましたが、ほとんど効果がなく、困り果てていました。

しかし、介護をしながら自分のペースで腰に溜まった疲れを逃がせば、痛みが軽減することに気がつき、自分に合う方法をみつけました。それが、“体操・コルセット・休息”の3つです。

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腰に痛みを感じたときの解消法3つ

(1)“体操”をして解消する

介護は、1日24時間休みなしですから、腰にかかってくる負担は相当なものです。そのため朝起きたときと寝る前に、身体を伸ばすだけのストレッチを数分するようにしました。

相談者様も、きっと整形外科医から“腰痛体操”のチラシをもらってきていると思います。そういったものでも良いですし、腰を伸ばしたりラジオ体操を行ったりと自分にとって、腰の状態が気持ちのいいと思うものだけを行ってみてください。

わざわざ時間をとってすると長続きしませんから、朝起きたときと寝る前に、「ちょっとだけ身体を伸ばす」ことを行うだけでも寝付きも違いますし、溜まった疲れを逃がすことができます。

(2)“コルセット”をして動きを楽にする

入浴や車いすへの移動でも、腹筋や背筋だけでは辛く感じるときがあるでしょう。

介護をする側にとって、腰を使うことがこれほど多いのかと感じるのではないでしょうか。私も同じ思いをしていました。しかし、コルセットをすることで腰が楽になったのは事実です。ドラッグストアなどで売られているもの(1500円くらいからあります)で構いません。

選ぶときのポイントは、

・腰をしっかり支えてサポートしてくれる
・マジックテープなどで簡単に調節ができる
・つけ心地がいいものである

以上3つを中心に選びます。

毎日腰に巻くものですから、この3つは大事です。中腰になったり、相手の身体を支えたりしなくてはいけないときにかなり助けになります。

(3)“休息”をこまめに取る

腰痛は痛み止めを飲んだり、横になったり、伸ばしているときが楽に感じるときです。痛みが発生したなと思ったら、横になることをおすすめします。

介護自体やることがたくさんあって、炊事洗濯といった家事全般の他に介護がのしかかってきますから、本当に大変ですし時間も足りないと感じてしまうものです。でも、私はあえて横になるという方法を取りました。当時は、寝ながら洗濯物をたたんだり、起きたらやることをリストアップしたりして、休息を入れたものです(1回の休息が5~10分取れたらいいほうでしたが)。

そしたら痛みが軽減し、さっと動くことが出来るようになったのは事実です。「腰が痛い」と言いながら、家事や介護をし続けるよりも効率が上がったのは言うまでもありません。いったん、腰を休ませて疲れを軽減させることの方が大切なのだということを身をもって学びました。

1、2分でもいいので必ず休息を取る

『新しい介護』という本の中で、『介護者の心とからだの健康づくりが大切だ。リフレッシュすることが大切』と書かれています。

まさにその通りなのです。しかし、全部を本の通りにしたり、整形外科医からもらった腰痛体操を回数を守って行ったりする必要はありません。人にはそれぞれの事情がありますし、出来ないことだってあるからです。

大事なのは、自分が出来ることを出来る範囲で行い、必ず休息を取ることです。休まなければ、腰痛はなかなか良くなりませんから、絶対に必要です。

介護は本当に大変ですが、身体を休めることはもっと大切です。1、2分でもいいので横になる時間を取りましょう。

【参考文献】
・『完全図解 新しい介護』大田仁史、三好春樹・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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