「老老介護」で共倒れしないための大事なポイント3つ

【女性からのご相談】
主人が痴呆になってしまい、私が介護をすることになりました。しかし、思った以上に大変で、このままでは共倒れになってしまうのではないかと懸念しております。どのようなことに気を付ければ良いでしょうか。

a 老老介護のポイントを3つお教えします。

こんにちは。老老介護がどんなに大変かを知る、メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

ご主人が介護状態になられたとのこと、本当に大変な思いをされていると心中お察し致します。

私の祖父も脳梗塞が元で痴呆を発症しました。私が介護をするようになるまで、祖母が約1年間介護をしていましたが、「心も身体もどうにかなってしまう」とこぼしていたのをよく覚えています。

このように、高齢者が高齢者の介護をしなければならない状況を『老老介護』と言います。老老介護をする場合、3つのポイントを抑えておくことが大切です。

そうでないと、共倒れになってしまう可能性が高くなります。実際に自分の祖母がそうでした。

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(1)体力

はっきり言って、体力が無いと、ご主人を支えるのも大仕事になります。そのため、きちんと栄養を摂ることや、休息を取ることが必要です。

それでも高齢者の体力は落ちていますから、車椅子や杖、訪問介護などに頼るのも良いでしょう。

「利用できるものは何でも利用する」「便利なものは利用する」ようにして、自分の負担を減らします。これは、自分が疲れ切ってしまわないために大切です。

(2)精神力

1日24時間、掛かりっ切りで介護をするのは、本当にしんどく、心が病んでしまいます。何をしても楽しく感じられなかったり、全てが嫌になってしまう場合もあります。

ですから、デイサービスなどを活用し、自分1人になれる時間を持ちましょう。例え1時間しか無かったとしても、その間にリフレッシュできれば、また介護と向き合うことができますし、相手に優しく接することができます。

介護者の中には、「預けることは悪いこと」のように感じ、罪悪感を持ってしまう人もいます。責任感の強い人ほどそういう傾向にあります。

そんな時は、「相手と良い関係でいたいからお願いする」と、前向きに考えましょう。

(3)愛情

老老介護の中で1番大切な部分です。介護をしなくてはいけない相手に愛情を持って接することができるかどうかで、介護の内容は全く違うものになります。

私の祖母は介護をしていくうちに、「何で私ばかりがこんな目に!」と言うようになってしまいました。また、食事もわざと食べにくいものを出したり、文句を言ったり、無視をしたり、これではお互いが嫌な気持ちになってしまうでしょう。愛情を持って接することはとても大事です。

『上手に老いるには』の著者であるP.セルビーさんは言います。『愛情に基づく本能的な思いやりが大切である』と。

「相手にこうしてあげたい」「これを食べさせてあげたい」というような気持ちを大切にしましょう。


介護をするのはとても大変で、自分自身が無くなってしまうように感じることもあります。特に、体力的にも精神的にも辛い時は、愛情がどこかへ飛んでいってしまうことも。

そうなる前に、体力・精神力・愛情の3つのポイントを抑えておき、具体的に利用できるものや場所を考えると良いです。

【参考文献】
・『上手に老いるには(新版)』P.セルビー・著 矢野目雅子・訳

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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