高齢者の熱中症対策3つ

【女性からのご相談】
自宅で主人の母親を介護しています。毎日暑くなってきましたので、熱中症が心配です。熱中症になる前に気付くことができれば良いのですが、何か良い方法はありますでしょうか。教えてください。

a 3つの知識を身に付けておきましょう。

こんにちは。祖母が熱中症になってしまったのを機に、熱中症について勉強しました。メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

私が要介護4の祖母を介護している時、「室内にいても熱中症になる」ということを知りませんでした。その無知のせいで、祖母が熱中症になっているのに気付かず、大変辛い思いをさせてしまいました。

幸い、大事には至りませんでしたが、この経験から、高齢者には若者とは違う対策が必要なのだと学びました。

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(1)脱水状態になっていないか見分ける

高齢者は、「喉が渇いた」「何か飲みたい」と、なかなか声に出して言ってくれません。そのせいで、脱水を見逃してしまいがちになります。天気が良く気温の高い日は、室内にいても注意が必要です。

見分け方には様々な方法がありますが、1番簡単なのは、爪を押して色の戻りを見る方法です。爪を押すと、白くなりますよね? 指を離した時に何秒で元の色に戻るかを計ることで、脱水状態になっていないかを見分けるのです。

成人の場合は、2秒で戻れば正常です。高齢者の場合は、4秒以内に戻れば正常と判断できます。

この方法は、当時のかかりつけ医に教えてもらった方法です。元気が無かったり、食欲が無かったりなどの症状が見られる場合は試してみてください。ただ、「元気がないから熱中症になっているのかも」と、安易に考えないようにしましょう。

(2)見た目だけでなく、他のところにも気を配る

爪の状態を見ることも大切ですが、以下の点にも気を付けることで、熱中症を防ぐことができます。

・気温と湿度に注意する(気温27度前後で、湿度60%くらい)
・首筋を触ってべたつきが無いかをこまめ見る(べたつきがある場合は水分を補給を)
・食事で塩分を補給する(味噌汁や漬け物などを食べることで補給できます)
・空気の入れ換えをこまめにする(風通しを良くする)
・軽めの服装にし、首回りや手首、足首を冷やさないようにする

(3)すぐに身体に吸収されるものを

高齢者の場合、できるだけ早めの処置が必要です。水分を補給する場合も、すぐに身体に吸収されるものを補給しない限り、効果は現れにくいです。

具体的には、スポーツドリンクや経口補水液のような、体液に必要なものを素早く補給できるものが良いでしょう。但し、経口補水液を使う場合は、1日かけてゆっくり500ml飲むことが重要です。冷たくしたり氷を入れたりして飲ませるのではなく、常温のものを少しずつ飲ませましょう。

身体に必要なブドウ糖が入っていますから、即戦力になってくれます。言わば、飲む点滴のようなものだと考えると分かりやすいかもしれません。これは夏だけでなく、発熱している際にも有効ですから、かかりつけ医に相談した上で、1~2本を常備しておくと良いでしょう。

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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