何歳までにやめさせる? 子どもの“指しゃぶり”を防止するグッズと対策

【ママからのご相談】
「指しゃぶりは子どものストレスが原因」だと聞き、寂しい思いをさせないように育児をしているつもりです。4歳の娘も指しゃぶりをやめたいと思っている様子ですが、気がつくと口元に親指が……。

「親指さん、苦しいよ〜って言ってるよ?」と促せば1度はやめるのですが、癖になっているのか、しばらくすればまた指しゃぶりしています。

「私の育児が原因なのかも」と感じてしまい落ち込んでいます。指しゃぶりをやめたい娘のためにも、もっと具体的な対策をするべきなのでしょうか。

a どうしてもやめられないときはグッズも効果的

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

歯並びや顔立ちへの影響を懸念し、指しゃぶりをやめさせたいと感じているママは大勢いらっしゃいます。

指しゃぶりはお子様の心理面が原因となるケースもあるようですので、ご相談者様のように普段の接し方や育児の方針をシフトすることで改善したという例も多いようですね。

ところが、それでも全てのお子様が指しゃぶりを止めることができるわけではありません。

指しゃぶりの原因

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日本歯科医師会による『テーマパーク 8020』というサイトでは、指しゃぶりの原因について以下のように紹介されています。

「指しゃぶり」は,欲求不満,人工栄養,育児環境,学習した単なる癖として残っているなどの説があります。家庭環境,親子関係などにより,子どもに指しゃぶりが現われることもありますが,比較的に多いのは,幼児期の頑固な指しゃぶりが単なる癖として残っているという考え方です。

単なる癖になっている場合、接し方や育児方針を変えたところで大きな効果は得られにくいのではないでしょうか? 別の方法でアプローチすることに後ろめたさを感じる必要はありません。

指しゃぶりは何歳までにやめさせたらいい?

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子どもの指しゃぶり、できるだけ早くやめてほしいとは思うものの、具体的に何歳までにやめさせればいいものなのでしょうか?

1歳〜2歳までは、親が「やめなさい」と注意してもまだ理解できる年ではないため、指しゃぶりをしていてもあまり気にしなくてよいそうです。

指しゃぶりをしすぎて前歯が出て来るということもあるそうですが、やめればもとに戻るとのこと。

3歳を過ぎると、親が言った内容を理解できるように。厳しく叱るのではなく、優しく声をかけて指しゃぶりをやめさせるよう誘導していくのがいいそうです。

また、3歳を過ぎると幼稚園や保育園などで友達と接するようになるため、友達の前で指しゃぶりすることを恥ずかしいと思うようになり、自然になおることが多いとのこと。

4歳を過ぎれば親の言い聞かせたことをしっかり理解できるようになるため、指しゃぶりをやめさせるのにも適しています。この時期にはやめさせるようにしたいものです。

5歳を過ぎてもまだ指しゃぶりを頻繁に行っている場合は、歯並びが悪くなるなどの弊害が起きる可能性もあるため、小児科医や歯科医師に相談し、指しゃぶりのクセをなおしていくといいでしょう。

ただし、あまり深刻にならないようにしましょう。

クセになった指しゃぶりのリスク5つ

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(1)歯並び・噛み合わせが悪くなる

指しゃぶりがクセになると、前歯のあいだに隙間があき、前歯が噛み合わなくなる『開咬(かいこう)』という状態が起きるリスクがあります。

また、上の前歯が出っ歯になってしまう『上顎前突(じょうがくぜんとつ)』、上の歯列の幅が狭くなり、下の歯列とのバランスが悪くなって物を噛んだときに前歯の中心が合わなくなってしまう『交叉咬合(こうさこうごう)』という状態になることも。

(2)口呼吸になる

歯並びや噛み合わせが悪くなると口を閉じづらくなってしまうため、いつも口をあけているようになり、口呼吸になってしまいます。

また、いつも口をあけていると口内がかわいてしまい、虫歯ができやすくなるという危険性もあるようです。

(3)話し方が舌たらずになる

上下の前歯のあいだに隙間ができることから、話すときに舌がその隙間から出てしまい、話し方が舌たらずになってしまいます。

特に、サ行・タ行・ラ行の発音が上手にできなくなる上、しゃべるときに唾液が飛びやすくもなります

(4)食べるときにくちゃくちゃと音を立てるようになる

前歯の噛み合わせが悪く、食べ物を噛めなくなるため、口を開けたままで食べるようになります。

そのため、くちゃくちゃと音を立てて食べるようになってしまうのです。

(5)感染症にかかりやすくなる

手にはばい菌がいっぱい! 子どもの年齢が上がり行動範囲が広がれば、手につくばい菌の種類も増えるでしょう。

インフルエンザなどが流行している時期に、もしウイルスがついたままの手で指しゃぶりをしてしまえば、インフルエンザに感染してしまいます。

指しゃぶりには、こうした感染症にかかりやすくなるというリスクもあるのです。

おすすめの指しゃぶり防止対策7つ

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(1)テーピング・ばんそうこうで指しゃぶりをストップ!

指しゃぶり防止の手段やグッズの中で、最も手軽なものは、親指にばんそうこうやテーピングをしてしまう方法です。

費用もそれほどかからず、ばんそうこうを貼ることが好きなお子様も多いので、ママもお子様も楽しく指しゃぶり卒業を目指せるのではないでしょうか。

デメリットとしては、自分で剥いでしまう・ばんそうこうやテーピングの上からでも指しゃぶりしてしまうケースも多いという点です。

ともあれ、お手軽価格でスタートできる方法ですので、まずはお手持ちのばんそうこうなどで様子を見てみましょう。

(2)『ドクターサム』や成人用ソックスで指しゃぶりをストップ!

ドクターサム』という指しゃぶりの癖を補正してくれる商品があります。『ドクターサム』をつけている状態ではしゃぶっている感覚を味わうことができない作りになっていますので、自然と指しゃぶりをしなくなると言われています。

同じような効果で指しゃぶりをやめさせるには、成人用ソックスを両手にはめさせる方法があるようです。

布を挟んだ状態では空気が口に入り込んでしまいますので、『ドクターサム』と同様に指しゃぶりの醍醐味(?)を味わうことができません。

指しゃぶり専用の補正器である、『ドクターサム』に比べ、ソックスは簡単に外してしまうことができますので、方法には工夫が必要です。

2つのソックスをひもでつなぎ、両手にはめた上でパジャマを着せれば、自分で外してしまうことも防げるでしょう。

(3)『バイターストップ』『バイバイスキンクリーム』や『正露丸』で指しゃぶりをストップ!

味で指しゃぶりを防止する方法では、昔から『正露丸』や“からし”を指に塗るといった方法もあるようですね。最近では指しゃぶり防止専用のグッズも登場しています。

バイターストップ』は、指しゃぶりや爪かみを防止するマニキュアです。なめるととても苦いマニキュアで、バイターストップを塗った状態では指しゃぶりができないほどです。

ネット通販や店頭で購入することもできますが、小児歯科でバイターストップを塗ってもらい、長年続いていた指しゃぶりを辞めることができた例もあります。

マニキュアとは言っても、お子様の口に入れて危険のある成分ではないそうです。

また、マニキュアタイプのもの以外ではスキンクリームタイプの『チュチュバイバイスキンクリーム』という商品もあります。

(4)指しゃぶりをやめる時期を決める

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コミュニケーション能力が発達し、親の言うことをしっかり理解できるようになる5歳ごろに有効なのが、この方法。

「○月になったら指しゃぶりをやめようね」「年長さんになったらやめようね」「5歳のお誕生日が来たらやめようね」など、指しゃぶりをやめる時期を子どもに伝えてあげましょう。

注意してもやめられなかった子でも、時期を決めることであっさりやめられることもあるそうです。

子どもの自主性を尊重し、「いつまでにやめようか?」と相談し、自分で時期を決めさせるというのもいいでしょう。

(5)指しゃぶりをし続けるとどうなるのか教える

どんなに言葉で言って聞かせても、指しゃぶりのリスクは子どもに伝わりにくいもの。

歯並びが悪くなった写真などを見せながら、「指しゃぶりをやめないとこうなっちゃうよ」とリスクを説明してあげると、その写真に衝撃を受け、やめるようになるそうです。

(6)外遊びや運動をさせる

指しゃぶりをしている時間を減らしていくことが指しゃぶりを防止するためには必要なこと。

そのためには、外遊びや運動を積極的にさせるようにしましょう。

体を動かすことでエネルギーを発散させれば、不安やストレスから指しゃぶりをすることは少なくなるでしょう。

(7)寝るときは手を握ってあげる

子どもが指しゃぶりをしやすいのが寝るときです。

寝るときに子どもが指をしゃぶりそうになったら、「やめなさい!」と怒るのではなく、優しく手を握ってあげましょう。

指しゃぶりをやめさせた体験談

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不安を与えないようにした

『怒ったりして子どもに不安を与えると逆効果だと聞いたので、思いっきり甘えさせてあげる、ギュッと抱きしめてあげるなどして、子どもに愛情をおおげさに伝えるようにしました。そしたら指しゃぶりをしなくなりましたよ』(20代ママ)

『子どもが不安そうにしていたら、抱っこしてあげたり、スキンシップをとるようにしていたら指しゃぶりが治りました!』(20代ママ)

不安を感じると指しゃぶりをしてしまう子どもも多いようです。

また、親は精一杯の愛情を伝えているつもりでも、子どもにはそれが伝わっていない可能性もあります。

子どもにも愛情がしっかり伝わるよう、スキンシップを多くするなどして、おおげさなくらいに愛情を表現するのも効果的なようです。

指しゃぶりをしなかったら褒めるようにした

『指しゃぶりをしていなかったら、「偉いね!」とおおげさに褒めるようにしました。そしたら自然にしなくなりました』(30代ママ)

指しゃぶりをしていたら叱るのではなく、指しゃぶりをしていなかったら褒めるというこの方法。褒められることで子どもは嬉しくなって満たされ、自然になおっていくのかもしれませんね。

子どものプライドを刺激した

『2人目の子どもが5歳になっても指しゃぶりをやめられなかったんですが、ある日、2歳年上のお兄ちゃんから「赤ちゃんみたい」とからかわれ、プライドが傷ついたのか(笑)、それ以来ガマンするようになりました。そのうち自然に指しゃぶりのクセがなくなりましたよ』(30代ママ)

年の近い兄弟やお友達、親戚の子などにからかわれることでやめるという場合も少なくないようです。

子どもにも子どもなりのプライドがあるのでしょう。なんだかかわいいですね。

やめた指しゃぶりが復活してしまった場合の対処法

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一度は指しゃぶりをやめたはずなのに、また復活してしまった……そんなときはどうしたらよいのでしょうか?

指しゃぶりが復活したというのは、環境の変化などで子どもの気持ちが不安定になっている証拠かもしれません。

不安定な気持ちを落ち着かせるために指しゃぶりをしてしまっているのです。

そういった場合には、無理にやめさせようとしないことが大切。

子どもとコミュニケーションやスキンシップをたくさんとって、安心させてあげることが有効です。

気持ちが落ち着いたり環境に慣れたりすれば自然に指しゃぶりをしなくなるはずなので、あまり神経質にならないようにしましょう。

まとめ

「クセになった指しゃぶりのリスク」「指しゃぶりを防止する方法」などについてご紹介してきました。

4歳前くらいまでには多くの子どもが指しゃぶりを自然にやめられるようですが、なかなかやめられない場合は、ご紹介した指しゃぶりの防止方法を試してみてはいかがでしょうか。

それでもやめない場合や心配な場合は医師に相談し、専門家の力を借りてみましょう。

親が神経質になったり怒ったりすると逆効果になりますので、そこはくれぐれも注意してくださいね。

●ライター/木村華子(ママライター)
●追記/パピマミ編集部

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