長期休みを活用! 子どもの勉強&お手伝いへの“ヤル気”の引き出し方

【ママからのご相談】
中学生と小学生の子を持つ母です。大きくなるにつれて勉強する時間や内容が薄れてきたように感じます。注意してもゲームやマンガ本に夢中で効き目がありません。冬休みの間にわからないところをやってもらいたいのですが、やる気を出す方法とかありませんか?

a やる気は褒めることの積み重ねで生まれてきます。

こんにちは。学習塾で指導経験のあるメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

子どもたちを指導していたときから、私は決めていたことがあります。それが、“褒めて楽しく学ばせる”ことでした。これは勉強だけでなく、お手伝いなどさまざまなことに共通します。この方法は、大人の手が必要です。

最初は大変ですが、冬休みのような長期の休みを利用することで定着しやすくなります。“褒める”を実践してみましょう。

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やる気はどこからやってくる?

“やる気”は、心で感じるものと思われていますが、そうではありません。実は、脳の奥にある『線条体』の活動を活発にすることが重要となってきます。

活発にさせるためには、褒めて快感を覚えさせることが必要です。何にもしていないのに褒めるだけではいけません。子どもがいいことをしたとき(どんなに小さいことでも)にすかさず褒めます。そうすれば、褒められたことで快感を感じ、また行動します。それを繰り返すことで、「やる気」が起きるようになるのです。

幼児のような年齢の低い子どもは、褒められると過剰に反応してもっと褒められようと行動を起こしますよね。それがまさに脳に感じさせた活動と快感です。

やる気を引き出すために

中学生のように年齢が高くなってくればくるほど、たくさんの活動と快感を体験させてあげることが必要です。反抗期があったりして大変な時期ですが、褒められれば、やっぱりうれしいものです。それを多く体験させてあげましょう。

“いいことをしたら褒める”をたくさん繰り返してあげると、脳のやる気を引き起こさせる部分が活発化してやる気が起きます。褒めることが本当に大切なのです。

学習や運動などをしているときの脳の研究をしている篠原菊紀教授は、著書の中で

「1度叱ったら3度褒めてやらないと釣り合いません。叱る3倍褒めましょう」

と言っているくらいです。“やる気”を引き出すためには、褒めることが要になります!

長期の休みを利用するワケとは?

長期の休みを利用した方がいいという理由は、家にいて手伝いや宿題などに手を出す機会が多いからです。そんなときは、ちょっとでもいいことを必ずします。

・洗濯物を取り込んでくれた
・暗くなったので、玄関の電気を自発的につけた
・いつもはしないのに食べ終わった茶碗をさげた
・宿題に自主的にとりかかろうとした

このような、ちょっとした、たくさんの褒める機会を発見することができます。休み中の生活で発生する褒めるチャンスを活用しましょう。働いているお母さんほど発見することが多くなるはずです。

毎日自分のやった小さいことを褒められたら、うれしくなって、「もっとやってみようかな」と行動を起こします。長期のお休みがあるときにこれをたくさん経験させて“やる気”が入りやすい状態を作ってあげましょう。

「お手伝いだけに突起してしまうのでは?」と今までの話から思われるかもしれませんが、ちゃんと勉強にも向くのです。実際に指導に関わってきた子どもたちの父兄と面談をしてこの方法を実践してもらったことがあります。その際、お手伝いにも勉強にも反映されていたことを後日確認することができましたので、不確実な話しではないと思っております。

恐怖で押さえつけるより褒めて伸ばそう!

人は、恐怖によって押さえつけると一発で言うことを聞きます。この方法は、1回で済むので親にとってはすごく楽な方法と言えます。しかし、子どもの心に傷を残してしまいかねません。そんなトラウマで縛っておくよりも褒められる快感で“やる気”を感じさせた方が自主的に行うことができますので、伸び方も違うのではないでしょうか。

私が子どものころは、父から、「怒られる」という恐怖を感じていました。そのためお手伝いも勉強も、「やらないと怒られる」という恐怖の感情が強く、今でもその恐怖は残っています。きっと兄弟たちも同じでしょう。私は心のことについて勉強して、良くないことだと知りました。だから、お子さんには褒める方を選択していただきたいと思います。

【参考文献】
・『息子育てが楽しくなる! 男の子あるある』篠原菊紀・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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