定年後の悲劇! 主婦が「主人在宅ストレス症候群」になる理由

【女性からのご相談】
夫が定年退職になりました。仕事一本槍だった夫は、定年退職後、どこかに積極的に遊びに行くこともなく、ずっと家にいます。本来なら喜ぶべきことかもしれませんが、夫がずっと家にいるようになり、胃がキリキリと痛み始めるようになりました。頭がなんとなく重く、やる気が起きません。これはなぜなのでしょうか?

a 夫がもたらす妻の病気、『主人在宅ストレス症候群』。

こんにちは、フードライターの鍋谷萌子です。

“亭主元気で留守がいい”ということわざは昔からありますが、それらがもっと具現化した形で“体調不良”として迫ってきたことを感じる人たちがいます。彼女たちは、“『主人在宅ストレス症候群』を患っている”と診断されます。

今回は、この『主人在宅ストレス症候群』についてお話します。

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『主人在宅ストレス症候群』とは何か

主人在宅ストレス症候群は、医師である黒川順夫氏によって学会に発表されたものです。これは比較的歴史の浅い病気であり、1993年ごろから提案されるようになりました。

この病気は、簡単にいえば、“夫がいることがストレスになる”という病気です。ストレスは体にも大きな影響を及ぼします。ストレスが要因となることが多い高血圧、あるいはうつ病などを引き起こす可能性があり、胃腸に異変をもたらす可能性も高いと言われています。

かつて話題になった、“帰宅拒否症候群”の女性バージョンなのではないかとして警鐘を鳴らす自治体もあります。

『主人在宅ストレス症候群』の要因

主人在宅ストレス症候群を患うのは、夫婦仲がうまくいっていないことが大きな要因です。そしてその原因となるのが、“威圧的な夫側の態度”であると考えられています。

“無口であり、妻に対して強権的であり、家事などがまったくできない”。

このような夫の場合、妻が主人在宅ストレス症候群を患う可能性はかなり高くなります。今までは夫がいない時間が長かったため、あまり大きな問題にならなかったが、夫と過ごす時間が増えたこと、また多くの世帯では子どもが巣立つ年齢であることから、定年した夫を抱える妻の間で、主人在宅ストレス症候群が取りざたされるようになりました。

もちろん、定年退職前の家庭であっても起こる可能性はありますが、在宅時間が長いことによって、更に問題は表面化しやすいでしょう。

『主人在宅ストレス症候群』を避けるために

主人在宅ストレス症候群を避けるためには、夫婦の間での“価値観のすり合わせ”が必要です。けんかなどもその1つで、お互いの考えていることをぶつけ合う、というのは、時にプラスの意味を持ちます。また、夫側が自分の趣味を持つこと、妻も1人で楽しめる趣味を持つことも大切です。

内閣府が取りまとめた結果によれば、「将来の貯蓄をするよりも、今の生活を楽しませたい」と答えた人は、60代以降では80%を超えます。平均寿命が男性は80.21歳、女性は86.61歳になった今、“定年後の生活”は20年以上もあります。

その20年を、どのようにして楽しく過ごしていけるかは、夫婦のあり方とも密接に関わっているのかもしれませんね。

【参考リンク】
平成25年簡易生命表の概況 | 厚生労働省

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●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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