タバコは害だらけ? 喫煙がもたらすデメリットと意外なメリット

昨今の嫌煙ブームによって、マナーの悪い喫煙者はあまり見かけなくなりましたね。

飲食店などでも分煙、あるいは禁煙が主流になり、非喫煙者にとっては住み心地の良い環境になってきました。

しかし、一方でタバコを吸い続けている人も少なくありません。

では、実際にタバコを吸うことによって、どのようなデメリットがあるのでしょうか? また、喫煙によるメリットは一つもないものなのでしょうか?

今回は、タバコのもたらすさまざまな影響についてご紹介していきたいと思います。

日本での喫煙者数

JTが2015年度に発表した『全国たばこ喫煙者率調査』によると、日本人の成人男性の平均喫煙率は31.0%だったそうです。

ここまで嫌煙ブームが広がってる今でも、全体の3割の人が喫煙を続けているんです。

喫煙率がピークだった昭和41年の83,7%に比べると半分以上喫煙者が少なくなりました。

しかし、諸外国と比べるとまだまだ日本の喫煙率は高いと言われています。

ちなみに、女性は9.6%となり、喫煙率がピークだった昭和41年とほぼ同じ割合の人が吸っているようです。

日本人男性の推定喫煙者数は約1,500万人。

女性は約500万人とされ、男女合わせると、約2,000万人が喫煙をしているという結果も提示されていました。

海外の喫煙事情

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続いて、外国のタバコ事情も見ていきましょう!

世界で一番喫煙者率が高いのは“ギリシャ”

OECD(経済協力開発機構)が調査した世界の喫煙者率(2013年)では、世界で最も喫煙者率が高いのはギリシャで、38,9%となっています。

続いて2位がインドネシアで37.9%、3位がラトビアで34.3%という結果に。

先進国としては、中国が7位で25.5%、8位ロシアで24,2%。

そのあとにフランス、スペインなどのヨーロッパ勢が続き、20位に韓国(19.9%)、日本は23位となっています。

近頃はヨーロッパでも厳しい嫌煙ブームが起こっていますが、いまだに喫煙率は高いようです。

喫煙率上位の国で一番タバコの値段が高いのは“ノルウェー”

日本では2010年に100円以上の値上げが行われ、喫煙者の方は苦い思いをすることになりました。

いずれは一箱1,000円を超えるのではないかと目されていますね。

しかし、世界的には日本のタバコ価格は安いと言われています。

そこでここでは、世界のタバコの値段について見ていきたいと思います。

旅行サイトである『トリップアドバイザー』が喫煙率上位の国のタバコ価格をまとめたデータ(2009年)によると、第1位はノルウェーで1,078円となりました。

現状では440円の日本の倍以上ですね。

続いてがアイルランドで945円、3位がイギリスで750円となっています。

ちなみにお隣韓国では234円とかなり安い値段でタバコが売られているようです。

喫煙率No.1のギリシャは414円と、日本とほぼ同等の値段で販売されています。

タバコの煙に含まれる“三大有害物質”

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「タバコを吸ったらガンになる」とは良く言われる言葉です。

実際タバコの煙にはどういう成分があるかご存じですか?

ここでは、タバコに含まれる多くの物質の中でも“三大有害物質”と呼ばれるものについてご紹介します。

(1)ニコチン

タバコに含まれる物質の代表格ですね。ニコチンは摂取してから数秒で全身に巡る性質を持ちます。

ニコチンを摂取すると身体的な依存が起きることは有名ですね。

心拍数や血圧の上昇、動脈硬化などにも影響を与えます。

さらに、ニコチンは青酸に匹敵するほどの毒性を持つとも言われています。

昔はゴキブリの駆除剤にも使用されていました。

タバコを吸ってクラクラする人は、このニコチンによる急性中毒症状なのです。

他にも、ニコチンを排出する際、腎臓にものすごい負担がかかります。

そのため、腎臓病の発症リスクも高めることが分かっています。

(2)タール

こちらも有名ですね。よく喫煙者の部屋の壁紙やカーテンが黄ばんでいたりします。

これはタールによるものです。

タールは一つの物質ではなく、多くの目に見えない細かな粒子の総称です。

タールの含まれている煙には、ベンツピレンをはじめ、アミン類などの大量の発がん性物質が存在します。

1日1箱、毎日吸っている人は、年間でコップ1杯分のタールを飲んでいるとも言われています。

想像しただけで鳥肌が立ちますね。

(3)一酸化炭素

上記で挙げたニコチンとタールは商品にも記載されているため、有名な物質ですよね。

しかし、こちらはあまり聞いたことのない人が多いのではないでしょうか。

一酸化炭素は、摂取するとヘモグロビンとくっつく性質を持っており、本来ヘモグロビンが果たすはずの役割を奪ってしまいます。

そのため、慢性的な酸欠状態に陥ります。一酸化炭素は、運動能力を低下させたり動脈硬化などのリスクも誘発します

タバコが誘発する主な病気5つ

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タバコを吸うことが体に悪いことは一般的に常識となっていますが、具体的にどのような病気のリスクがあるのでしょうか。

ここでは、タバコが誘発する主な病気についてご紹介いたします。

(1)がん

タバコと聞けばすぐに連想するのが“がん”ですよね。

実際、喫煙にはさまざまな“がん”との関わりがあると言われています。

タバコの煙には大量の発がん性物質が含まれることは上記でも触れました。

さらにがんを抑制する遺伝子まで破壊することが分かっています。

また、タバコと強い結びつきがある“咽頭がん”は、非喫煙者に比べて約30倍も発症するリスクが高くなります。

他にもタバコが誘発するがんの種類には、

・肺がん
・口腔がん
・食道がん
・胃がん
・乳がん
・子宮がん

などがあり、婦人系のがんとも強く結びついていることが分かります。

(2)心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓の筋肉と連動している冠動脈と呼ばれる血管が詰まってしまい、心臓の筋肉が十分に働けなくなることです。

最悪の場合、心臓が止まってしまうこともあります。

タバコに含まれる成分には、血管を細くする作用を持つものがあります。

そのため、非喫煙者に比べて約3倍以上もの発症リスクがあるとされているのです。

(3)気管支ぜんそく

タバコを吸うと、気道を強く刺激するため、炎症を引き起こしやすくなります。

そのため、気管支を悪くして喘息を誘発する恐れがあります。

ちなみに、喘息で死亡した喫煙者の患者さんは、非喫煙者の人に比べて約2倍も高かったというデータもあるようです。

(4)2型糖尿病

タバコと糖尿病の関係性については、以前から問題視されていたようです。

厚生労働省の見解によると、喫煙者が2型糖尿病にかかる確率は、非喫煙者と比べて1.4倍も高いそうです。

タバコは血糖値を上げる効果を持っているほか、インスリンの働きを阻害する効果も持っているため、糖尿病リスクが高まるのだとか。

(5)慢性閉塞性肺疾患(COPD)

発症する人の90%が喫煙者であることから、別名“たばこ病”とも呼ばれています。

『慢性気管支炎』と『肺気腫』の総称でCOPDと略されます。

タバコの有害物質によって気管支が炎症を起こし、呼吸機能が低下してしまう病気です。

症状としては、

・息苦しい
・運動が続かない
・せきやタンが多く出る
・風邪がなかなか治らない

などがあります。将来的には世界の死亡要因の大多数を占めるとも言われています。

喫煙のデメリット7つ

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(1)タバコを吸うと老け顔になる!? スモーカーズフェイスとは

「タバコを吸うと老け顔になる」という噂を聞いたことありませんか?

実際に、タバコを吸っている人は非喫煙者に比べて老化が早いと言われています。

喫煙者は共通して実際の年齢よりも年を取っているように見えます。

このことから、“スモーカーズフェイス”と揶揄されることもあります。

一度老けてしまうとなかなか元には戻らないため、多くの喫煙女性が後悔するキッカケになる現象とも言えます。

タバコを吸うと、ニコチンやタールなどの有害物質が女性ホルモンの働きを阻害することが原因です。

美容にはビタミン類を十分に摂取することが欠かせません。

タバコはさらにビタミンを破壊する役割も持っています。

つまり、女性の美しさにとって、タバコは最大の敵とも言えるのです。

(2)タバコ1本で、約14分も寿命が縮まる

タバコを吸うとさまざまな病気のリスクが上昇しますが、同時に寿命にも影響を与えます。

『ブリティッシュ メディカル ジャーナル』という医学誌に掲載された研究(2012年)では、タバコ1本吸うごとに、14.4分も寿命が短くなることが発表されました。

1本に換算すると大したことがないように思えますが、タバコ1箱を吸うと約5時間も寿命が縮まることになります。

タバコを1箱吸うたびに、死神があなたの命の時計を5時間分指で進めるわけです。

なかなかインパクトのある数字ですよね。

また、20歳から毎日1箱吸い続けている人に関しては、10年も寿命が短くなるそうです。

10年あればどんなことができるでしょう。

もちろん命の管理は個人の自由ですが、タバコを吸う方はこの事実をしっかりと受け止めて吸うようにしたいですね。

(3)喫煙者は医療費も高くなる

喫煙者が非喫煙者に比べて病気のリスクが高くなることはすでに述べました。

病気を発症しやすくなることで、当然その治療費も非喫煙者より高くなります。

少し古いですが、2002年に医療経済研究機関が発表した『喫煙による経済的損失の推計結果』によると、喫煙者の医療費は1兆2,900億円としています。

また、早死にすることによる経済的損失は5兆8,000億円。

他の要素も含めると合計で7兆3,246億円もの経済的な損失があると結論付けています。

もちろん、当時よりも現在の喫煙率は低下していますから、実際にはもっと低い数字になると思います。

しかし、こうした喫煙による経済的な負担を非喫煙者がまかなうことに関して非難する声も少なくありません。

タバコによるデメリットは個人の健康状態だけでなく、社会全体にも重くのしかかるのです。

(4)喫煙者はメタボにもなりやすい!?

今ではすっかり世間に定着した“メタボリックシンドローム”。

喫煙者は非喫煙者に比べて発症率が最大で約3倍になると言われています。

喫煙により、内臓脂肪が増える原因になるコルチゾールという成分が多く分泌されるようになるからです。

また、男性ホルモンや女性ホルモンの働きを抑えるため、内臓脂肪がたまりやすいという側面もあるようです。

タバコを吸うと老け顔でかつメタボ体型になりやすい……。喫煙はあくまでも個人の自由です。

(5)タバコは女性の卵巣機能に大きく影響する

女性にとって人生で最も大切なことの一つに“出産”があります。

その出産の準備やサポートをしてくれるのが“卵巣機能”です。

卵巣機能はストレスなどに大きく左右されるため、繊細な機能です。

そして、女性の喫煙はこの卵巣機能に大きな影響を与えるのです。

タバコが女性に与える具体的な影響としては、

・女性ホルモンの分泌が減少する
・卵胞の発育が悪くなる
・生理不順が起こりやすくなる
・不妊率が高くなる
・不妊治療であまり効果がでなくなる
・閉経する時期が非喫煙者に比べて早くなる

といったものがあります。このように、タバコは女性の“妊娠・出産機能”に大きなダメージを与えるのです。

(6)妊婦は早産・流産のリスクも

また、妊婦が喫煙をした場合は胎児にも大きな影響を与えます。

タバコの成分の中には、血管を収縮させて血管中の酸素を減少させる働きを持つものがあります。

その結果胎盤の機能が低下してしまい、胎児の栄養不足や酸素不足を誘発し、発育を阻害するのです。

胎盤の機能が低下すると胎盤早期剥離や流産などのリスクも上昇します

さらに、妊娠期間中にタバコを吸い続けた場合、早産の発生率が約3倍になるとも言われ、低体重児になる確率も約2.5倍になります。

他にも、赤ちゃんがいきなり死亡してしまう恐ろしい病気『乳幼児突然死症候群(SIDS)』の発症率も4.7倍高くなります。

愛するわが子が自分のせいで命を落としたり、苦しんだりすることを本望に思う女性はいません。

「子どものため」と覚悟を決めて、禁煙するようにしましょう。

(7)喫煙は男性の精子にもダメージを与える

妊娠・出産において喫煙が悪影響を与えるのは女性だけではありません。

実は男性が喫煙をすると、精子にダメージを与えることが分かっています。

タバコを吸うと血管中の酸素が不足した状態になることはすでにお伝えしました。

酸欠状態になると、さまざまな器官が十分な役割を果たすことができなくなります。

精子の生成もそのうちの一つです。

精巣の不十分な働きによって生産された精子は、通常の精子よりも運動能力が低く、受精する確率が下がると言われています。

また、遺伝子などに欠陥を抱えた精子はそのまま胎児の発達にも悪影響を及ぼします。

染色体の異常や奇形など、胎児に先天的な異常を発生させる確率が高まると言われています。

タバコがもたらす身体へのメリット2つ

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喫煙は健康に被害を及ぼすばかりではありません。ただ、現在の禁煙ブームに沿う研究結果でないために、目を背けられているにすぎません。

そこで、タバコが身体へもたらすメリットについても触れておきたいと思います。

(1)ストレスを軽減する

タバコはストレスを軽減する効果があります。

ストレス大国の日本においては自殺者が増加傾向にありますが、日本免疫学会会長の奥村康氏が自殺者34,000人の中からランダムに2,000人を選んで調査した結果、すべての自殺者が非喫煙者でした

(2)ボケを防止する

タバコに含まれるニコチンには脳細胞のネットワークづくりを促進する効果があり、思考の向上とボケの防止に効果があります。

このことはオランダの研究グループが1991年に医学専門誌に発表しました。

喫煙者は非喫煙者に比べて、65%もアルツハイマー病が少なかったことが判明したのです。

非喫煙者より喫煙者の方がガンになりにくい!?

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嫌煙家の意見を聞いてみると、喫煙者は非喫煙者に対して咽頭がんの罹患率は40倍にもなると言います。

しかし、厚生労働省の人口動態統計によれば、日本における咽頭がんによる死者は2011年の死者は1,000人以下です。

その他のがんによる死者は20万人以上に上ることから考えると非常に少ないことが分かります。

つまり、咽頭がんはまれな病気であり、それほど騒ぐ必要はないのです。

また、1966~1982年にかけて大規模な疫学調査が行われた結果、喫煙者は非喫煙者に比べて、がんによる死亡率は男性では1.7倍、女性では1.3倍になるということが言われています。

しかし、この調査データを順天堂大学の奥村教授が改めて解析した結果、10万人当たりのがんによる死亡者は喫煙者で264人、非喫煙者では304人となりました。

喫煙者のほうが非喫煙者よりも死亡率が低くなったのです。

また、喫煙は肺がんのリスクを高めるといますが、これも疑わしい主張です。

JT全国喫煙者率調査によると、ここ40年間で喫煙率は8割から4割に減少しているにも関わらず、厚生労働省の人口動態統計によると、肺がんによる死亡者は10倍になっているのです。

このことから、喫煙と肺がんの相関関係があるとする主張は非常に疑わしいことが分かります。

受動喫煙に関する議論

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受動喫煙のリスクが語られるようになったのは、1981年から

今では当たり前となっている受動喫煙のリスクですが、それを一番初めに示唆したのは医学者である平山雄が発表した『平山論文』と言われています。

この研究では、夫が喫煙者、妻が非喫煙者の夫婦91,540人を対象に行われました。

そして、肺がん死亡率が0.17%(174人)であるという調査結果を出しました。

さらに、論文内では重度喫煙者の妻ほど肺がん死亡率が高いという見解を示し、受動喫煙が肺がんリスクを高めると結論づけました。

この研究が、昨今の“タバコ=がん”というイメージの元になったとも言われています。

この論文にはさまざまな批判の声が上がっています。

しかし、世界で初めて受動喫煙の危険性を論じた点で高い評価を得ています。

物議をかもした、武田邦彦のタバコ論

そんな平山論文に対抗するように、日本工学者である武田邦彦さんは「タバコと肺がんは無関係」といった趣旨の発言をしています。

この独自の論はテレビでも放送され、多くの視聴者に衝撃を与えました。

武田邦彦さんの主な主張は以下のようになっています。

・タバコを吸うと肺がんになるのはウソ
・受動喫煙は有害ではない
・タバコは1日20本までなら健康に人生を送ることができる

これまでのタバコの常識を覆すような発言ですが、科学的なデータを元に論を展開しているため、納得してしまう人も少なくないようです。

また、自殺者34,000人の中から2,000人を抽出したところ、「タバコを吸っている人は一人もいなかった」とも発言しています。

さらに、過去40年の間に喫煙者が半減したのに対し、肺がんの死亡者数は10倍になっているというデータも取り上げ、タバコと肺がんの関係性に疑問を呈しています

このような武田さんの論に対し、その不当性を示す人も大勢いるようです。

そういった人たちの批判の的になっているのが、武田さんがタバコと肺がんの関係性を説明する際に用いられるグラフ。

このグラフは肺がんの死亡者”数”と喫煙“率”を示すものです。

しかし、“数”と“率”を比較するのは信憑性に乏しいとのことです。

他にも、数多くのタバコの研究を無視していることなどからも疑問の声が相次いでいます。

タバコの吸い方によるがんの発症率

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愛知県がんセンター研究所の研究で、タバコの吸い方と肺がんリスクの関係について報告がなされました。

研究内容を要約すると、タバコを“ふかす”人と“吸い込む”人で肺がんの発症率が変わるかという研究です。

調査の結果、タバコを“ふかす”タイプの人は非喫煙者に比べて発症リスクが1.72倍になりました。

一方、“煙を吸い込む”タイプの人は非喫煙者に比べて3.28倍に上昇したとのことです。

「だから何だよ」と言われそうですが、タバコの吸い方によって摂取されるタールとニコチンの量は変化します。

禁煙が難しい人は、苦肉の策としてまず“吸い方”から変えてみるのも良いかもしれません。

サードハンドスモークとは

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これまでは目の前で喫煙されることのリスクについてお話ししてきましたが、実はサードハンドスモークという概念があります。

サードハンドスモークとは、タバコを消した後の灰などから有害物質を吸ってしまうことを言います。

たまにカラオケや飲食店に入ったときにものすごいタバコ臭がしますが、あれはタバコの残留物が大量に残っているためです。

部屋の中に残っているニコチンは、大気中で発がん物質へと変質することが分かっています。

タバコ臭い部屋に滞在することは、大量の発がん性物質に暴露されているということです。

タバコの残留物は喫煙者の服や髪などにも多く付着しています。

喫煙者が赤ちゃんを抱っこする際などは、赤ちゃんを危険にさらしているという意識を持つようにしましょう。

サードハンドスモークが人に与えるリスクとしては、

・気管支ぜんそくの悪化
・アトピー
・気管支ぜんそく
・アトピー性皮膚炎

などが挙げられます。

「タバコ臭い!」と思ったとき、あなたは有害物質を吸い込んでいる恐れがあるので注意しましょう。

喫煙者に必要なタバコ代

さて、これまでタバコが引き起こす病気のリスクやそれに対する反論などを見てきました。

上記の武田先生がおっしゃるように、もしタバコが無害だとしても、喫煙者にとって頭が痛いのが“タバコ代”。

1日に2、3箱吸う人から数本程度の人まで、人によって喫煙本数は違います。

1日に1箱吸うと仮定した場合、あなたは1年間に約15万円もの出費をしていることになります。

さらに5年では約80万円、10〜15年では約200万円と多大な出費をしているのです。

車を買い替えられますね。

こうしたことからも、タバコを辞める理由には“健康問題”だけでなく、“お金問題”も視野に入れた方が良いでしょう。

禁煙することのメリット

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「体に悪い」「お金がかかる」と分かっていても、なかなか禁煙に踏み切れない人も少なくありません。

そこで、禁煙をするとどういうメリットがあるのかを具体的に挙げてみたいと思います。

・せきやタンなどがなくなる
・呼吸が楽になる
・味覚が敏感になり、ご飯をおいしく食べられる
・マヒしていた嗅覚が元に戻る
・部屋がタバコくさくないので、家族や恋人を呼べるようになる
・肩こりが解消される
・睡眠の質が向上する
・日頃のストレスが解消される
・カラオケで声がよく通るようになる
・口臭が気にならなくなる
・肌がキレイになる
・子どもや奥さんが長生きできる

いかがですか? ざっと挙げてみただけでもこんなにメリットがあるとされています。

これらのメリットと喫煙のメリットを比較して、自分に合った選択をするようにしたいですね。

禁煙の効果的な方法5つ

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ここまで読み進めて、「禁煙したい!」と思った方もいらっしゃると思います。

しかし、なかなか禁煙というのは難しいですよね。何度も挫折してついには諦めるという人も少なくありません。

そこで、ここでは効果的な禁煙方法をご紹介いたします。

(1)「一生吸わない」ではなく、「この1本を吸わない」

禁煙を決意する人の大半は、「もう一生吸わないぞ!」と意気込んでしまいます。

しかし、この“一生吸わない”は、禁煙中かなりの重荷になります。

「本当に一生吸わずにいられるのか……」と不安になってしまうんですね。

そのため、禁煙する際には「まずはこの1本を辞めよう」と思うようにすると良いです。

どんなに高い山を登るのも、地道な一歩から始まるのです。目の前の“1本”に集中しましょう

(2)代わりの物を探す

喫煙が生活の一部になってしまっている人の多くは、タバコで何かしらのリズムを取っていることが多いです。

朝起きたらまず一服。食事の後にも一服。仕事終わりにも一服。など、日常生活のワンクッションとして使っているのです。

そういう人は、代わりのワンクッションを探すことをオススメします。

たとえば、朝起きたらまず顔を洗う、食事をしたら歯を磨く、仕事が終わったら深呼吸してみるなど、自分なりに工夫してみましょう。

最初は違和感だらけで我慢が難しいでしょう。

しかし、慣れてしまえば本当にタバコを必要としなくなります。お試しあれ。

(3)周囲に“禁煙宣言”する

これは他力本願的な考え方ですが、なかなか効果的です。

自分の力ではやめられない人も、周りからプレッシャーを与えてもらい、禁煙を強制的に持続させることができます。

しかし、この方法にはお互いの“信頼関係”が重要になってきます。

約束を破っても叱ってくれないような人に宣言しても意味がありません。

なるべく信用を裏切りたくない人に禁煙宣言するようにしましょう。

(4)タバコをやめたお金でショッピング

上記でも述べましたが、毎日1箱吸っている人は年間で約15万円も出費しています。

パソコンだって買える値段ですね。

人間は努力したことに対する報酬を求めるクセがあります。

その見返りが“健康”では味気ないものです(とても大事ですが)。

そこで、自分が禁煙したらどの程度出費が浮くかを計算し、その分のお金で何かを買う計画を立てましょう

好きな服を買ったり旅行に行ったりと、自分の好きなことでモチベーションが保てます。

(5)禁煙外来に頼る

これは専門家による治療のため、最も安心かつ確実な方法ですね。

禁煙外来では保険も適用されますし、期間も3か月と比較的短い期間で禁煙することができます。

料金は大体12,000〜1,7000円程度です。

440円のタバコを毎日吸っている人はひと月13,000円程度の出費なので、とてもリーズナブルな値段であることがわかります。

まとめ

「タバコがもたらす病気リスク」や「効果的な禁煙方法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

世間では嫌煙ブームがますます強まっており、喫煙者の方は肩身が狭いですね。

駅前などの喫煙所ではサラリーマンの人たちが窮屈そうにタバコを吸っているのを見かけます。

家族がいて、家の中で吸えないからとベランダで吸っても「ホタル族」と呼ばれて嫌われます。

タバコには健康を損ねる有害物質が含まれており、その費用もけっして安いものではありません。

喫煙するかどうかは個人の自由です。

しかし、もしも頭の隅に「やめたい」という言葉があるのなら、これを機にやめてみるのもいいかもしれませんよ。

●ライター/aspeman(文筆家)
●追記/パピマミ編集部

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