また仲良くなれる? 疎ましい夫とコミュニケーションを取る方法

【ママからのご相談】
生後8か月の子どもを持つ母親です。夫のアラが目につくことが多く、時には、「一緒にいたくない」と思ってしまうこともあります。求められても、断ってしまうことがほとんどです。好きになって結婚したのに、どうしてこんな気持ちになってしまったのでしょう。

a 「自分ばかり損をしている」という気持ちを捨て、コミュニケーションを大事にしましょう。

こんにちは、メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

私もご相談者さまのような気持ちになり、夫に冷たく当たった経験があります。そのときに感じたのが、「私ばかりが○○をしているのに」などの自分だけが損をしている(相手にばかり何かを提供している)といった気持ちです。

これをやめて、やってほしいことやお願いしたいことを口頭ではっきり伝えるようにしました。そしたら、まったく手伝いをしてくれなかった夫が、伝えただけでやってくれるようになり、最初に話したような気持ちは、いつの間にか消えていました。そのときに感じたのが、コミュニケーションの大切さです。

今回は、夫婦がどうやったらうまくいくのかをお話ししたいと思います。

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夫に不満や嫌な感情を持ってしまう原因

出産後は、たくさんやることがありますよね。慣れない育児や家事、それに夫から頼まれるさまざまなこと、ご近所付き合いなど、数を挙げたらキリがありません。男性は仕事だけですから楽なものだと多くの出産経験のある女性が思っています(もちろん私もそうでした)。

つまり、心にゆとりを感じることができない場合に、不満などの負の感情を抱きやすくなってしまうのです。その結果、夫婦げんかに発展してしまったり、女性の場合は、不満のはけ口がないため、物にあたったりしてしまうことがあるのです。

心の動きを第三者目線で見てみましょう

「コミュニケーションを取りましょう」という言葉は、さまざまな面で言われますが、それだけでは納得のいかない気持ちが先に立ってしまうと思います。

「話を聞いてくれない」や、「話してもけんかになってしまう」と感じてしまうのは、往々にして、「いろいろやってあげたのに」という気持ちをお互いが持っているからなんです。お互いの見解が違っているからこそ、けんかになってしまったり、いざこざが絶えなかったりになっているのです。

アメリカの心理学者トラフィモウたちが心に関する実験をしました。“人にしてあげた親切な行動”と“人にしてもらった親切な行動”を400人の大学生に書かせたところ、比率は35対1だったそうです。

人は、“してあげた行動”の方をよく覚えているということです。“してもらった行動”は、“恩を借りた”という自分にとって不利になるものですので、すぐ忘れてしまう傾向にあります。しかし、“してあげた行動”は自分にとって心地良いものなので、心に残ります。このことから分かるように、お互いに“してあげた行動”(恩を売った)の記憶が強く残っているからけんかになるのです。

どうやってコミュニケーションを取る?

まずは、自分が賢く振る舞うことが大事です。夫が何か手伝ってくれたときには、「ありがとう」と感謝を言葉にし、お願いしたいときにもきちんと言葉で伝え、お願いします。「○○をして欲しいんだけど、お願いできるかな」と柔らかな口調で話すことがポイントです。これだけで、ほとんどの男性は頼まれごとを引き受けてくれます。

柔らかい口調と的確な言葉で話をすることで、「夫が協力的になってくれた」という事例はたくさんあります。ここは1つ、ご相談者さまが一枚上手になって、お願いするように見せかけてコントロールする方法を身につけることが一番いいのではないでしょうか。

男性は結婚をすると急変することも多いものです。それをうまく操るのは妻の方ではないかと思います。それにかわいいお子さんのためと思えば、“恩を売った”とか“恩を借りた”なんてこだわらなくても大丈夫になってきます。


産後は、どうしてもホルモンバランスの異常で夫に対して変な感情を持ってしまいます。だからといってけんかばかりしていては疲れてしまいますよね。大事なのは、心にゆとりを持てるよう、夫に柔らかく接することですよ。以前、『家事や育児に協力的な夫に育てる妻のテクニック3つ』でも書かせていただきましたが、“損をして得を取る”ことが大切です。

【参考文献】
・『マンガでわかる心療内科』ゆうきゆう・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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