大学受験前に知っておきたい“文系学部”の人気傾向

【ママからのご相談】
高校生の息子の進路の件で相談です。息子は高2で、文系を選択したのですが、文系にした理由は文系の学部でやりたいことがあるわけではなく、正直な話、「理数が苦手」という理由だけです。文系は理系に比べて就職に苦労するという話も聞きますし、どうしたものかと頭を抱えています。文系学部の状況を教えていただけますでしょうか。

a 文系志望者減少の中で唯一人気の国際系。

ご相談ありがとうございます。勉強嫌い専門家庭教師の佐々木と申します。

勉強嫌いな方々を指導するにあたり、理数系が苦手だからという理由で文系を選択する学生さんも多くいます。今回は、文系学部の志望者状況についてご紹介します。

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文系学部の志望者状況

文系大学では、この数年で志願者が激減しています。文系より理系の方が就職の可能性が高いこともあり、東京大学でさえ文系全般で志願者が減少しているのです。学部別に状況を見てみましょう。

(1)法学部

司法制度改革で弁護士余りが起きていることも影響し、最高峰である東京大学においても、昨年度は文科1類(法学部)で志願者の倍率が下がり、足切りなしという事態に。全体を見ても14年度は志願者数が減少しました。

不況下では、公務員就職、弁護士試験につながる法学部に人気が集まるものの、弁護士においては司法試験合格率の低下や法科大学院の募集停止、弁護士の就職事情の悪化など、公務員においては公務員採用数の減少、公務員のイメージダウンなど、敬遠される傾向にあるようです。

(2)経済学部

法学部以上に志願者の減少が顕著なのが経済・経営・商などの経済系の学部。資格取得や安定した就職に結びつかない印象にある影響が大きいでしょう。志願者が減少している商学、経済学、法学、国際関係学などを、志願者が増加した医療技術学、スポーツ学、保育・児童学、心理学、社会学などの分野へ改組する動きがあります。

一方で、週刊ダイヤモンド2014年10月18日号によると、使える経営幹部人材輩出大学・学部別ベスト20のうち1位は慶應義塾大学の経済学部。早稲田大学の政治経済学部、東京大学の経済大学、一橋大学の商学部が後に続いている状況です。

大手企業での出世を狙うなら、有名大学の経済学部や商学部を目指す価値はありそうです。

(3)志願者増は外国語学部系と国際教養学部系

軒並み志望者数が減少する文系学部で唯一伸びているのが外国語学部と国際教養学部系です。高校でのキャリア教育が盛んになり、グローバル化を意識し、社会に出るまでに外国語を身に付けたいと考える学生が増えていることが影響しているようです。

これを受け、上智大学、立教大学、法政大学、同志社大学が国際教養系の学部を新設、15年春には順天堂大学、龍谷大学でも同様の学部が新設される予定です。


社会系の学部は資格あるいは出世につながるか、国際系は語学力、グローバル化への対応がポイントになりそうです。息子さんとよく話をしながら、方向性を決めてみてくださいね。

【参考文献】
・『週刊ダイヤモンド』2014年10月18日号

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●ライター/佐々木恵(プロ家庭教師)

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