離婚や交通事故で比較! トラブル時に主婦が得なのは「専業」or「兼業」どちらか

【ママからのご相談】
私は出産を機に仕事を辞めてから今まで専業主婦です。学生時代の友人はバリバリ働いていたこともあって出産後も仕事を続けて兼業主婦をしています。最近はニュースでも働く女性の現状などを見ますが、専業主婦と兼業主婦どちらのスタイルがお得なのですか? 私も働き始めた方がいいのでしょうか。

a まずは違いを比べてみましょう。

ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の島田さくらです。

専業主婦と兼業主婦、兼業にしてもパートか正社員か、働き方はいろいろありますよね。旦那さんの収入だけで生活していけるのか、勤め先や保育園はすぐ見つかるのか、税金や保険関係なども考えなければなりません。

今回は、何かトラブルが起きたとき、専業主婦と兼業主婦でどんな違いがあるのかに注目してみましょう。

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交通事故にあったら! 2つの立場

(1)専業主婦の場合

専業主婦は外からの収入がないので、女性労働者の平均的な給与額(平成25年賃金センサスより『女性労働者・学歴計・全年齢平均賃金』は353万9千300円)を基礎に計算することになります。

また、パートの方で夫の扶養等を考えて収入が100万円前後の方も多いと思いますが、そういった場合も、女性労働者の平均的な給与額を基に請求していきます。証拠から具体的な兼業の実態がわかる際は、実態に合わせた認定がされることもあります。

(2)兼業主婦の場合

交通事故の被害者になって、けがのために働くことができないとなると、その間収入が減ってしまいますよね。その場合、収入が減少した部分について損害賠償を請求することになります(休業損害)。外で働いて給与を得ている兼業主婦であれば、事故に遭う前の給与を基礎に、損害額を計算することになります。

離婚することになったら?

離婚する場合、婚姻中に夫婦で作り上げた財産を二人で分け合うことになります(財産分与)。この場合、妻が兼業主婦でも専業主婦でも、もらえる割合は基本的に5割です。

専業で家事労働をやってくれる妻がいるからこそ、夫は仕事に集中して外から収入を得ることができるので、兼業主婦で夫と同じくらい稼いでこなければ半分ももらえないということではありません。

また、離婚して妻が子どもを引き取ることになった場合、夫から養育費を支払ってもらうことになりますが、養育費は支払う側の収入ともらう側の収入を比べて、金額を決めることになります。

支払う側の収入が高く、もらう側の収入が低いほど養育費の額は高くなるので、夫の収入が同じであれば、専業主婦の方が兼業主婦よりも多く養育費をもらえるでしょう。

結局、専業主婦と兼業主婦はどちらがお得?

こうしてみると、専業主婦か兼業主婦かどちらかがお得ということではなさそうです。今回は、専業主婦か兼業主婦についてお話しましたが、もちろん旦那さんが家事をやって、相談者さんがバリバリ稼いでもいいわけです。二人でよく話し合って、楽しい結婚生活が送れるとよいですね。

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●ライター/島田さくら(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)

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