多い方がイイ!? 子供が“2人以上”いる家庭のメリット&デメリット

【ママからのご相談】
20代、女の子のママです。私は小さいころ一人っ子だったので、兄弟(姉妹)がいる友達をいつもうらやましく思っていました。

だから、「絶対に2人以上子どもは欲しいね」と旦那といつも話しています。

でも、子どもが多くなると、大きくなったときの教育費とか食費とか、経済的にきつくなりそうで、思いと現実のはざまで2人目の子どもを作ることに大きくためらいを感じています。

子どもが2人以上いることのメリットっていったいなんなのでしょうか?

a コミュニケーションが増え、笑顔が増えます!

ご相談ありがとうございます。家族を笑顔にする教師&6人の子育てパパ・荒川茂樹です。

将来のことまで含めて2番目のお子さんを作るかどうかを考えていらっしゃる点は、とてもすてきなご夫婦だなと感じます。

たしかに、今は経済的な不安もある世の中です。今、じっくり旦那さんと家族の未来予想図を考える時期ではないでしょうか。

この未来予想図作りは、ご夫婦やお嬢様にとってどんな未来を作っていくのかとても重要なものです。

ここで何よりも大切なことは、夫婦二人で自分たちのこれからをじっくりと話し合うということ。ここが基盤にあれば、多少の困難があっても乗り切れるというものですね。

新しい命は、欲しい欲しいと思ってもできるものではありません。奥様はまだお若い年齢ですが、妊娠出産というのは体に大きく負担をかけるものです。

そのあたりもふまえて旦那さんとのお話し合いをされることをおすすめします。

その結果、2人目のお子さんがすぐにでも欲しいと結論づけたのであれば、即実行されてもいいのではないかなと思います。

今回は、3つの立場からみた、子どもが2人以上いるメリットをご紹介します。

141124arakawa

子どもにとってのメリット5つ

(1)子ども同士の関わりがある

日常的に子ども同士の関わりがあり、そこで仲良くすることの大切さ、優しくしてもらうことのうれしさを学んでいきます。これは、学校や社会に出てから大切になる気持ちです。

(2)けんかができる

子ども同士でけんかができます。けんかをすることで、相手がどんな気持ちになるのかが分かります。

また、痛みをもとに、叩く強さの加減についても考えていけるようにもなります。

(3)勉強を教えたり、教わったりできる

勉強が分からなかった場合には、自然に聞く、教えるという関係ができてきます。

(4)家族としての責任感が高まる

一人ひとりに家の中にある仕事を分担させることにより、家族としての責任を子どものうちから体験できます。

これは一人っ子でもできることではありますが、2人以上だとお互いの見る目があるのでより責任感が高まります。

(5)相手に気を配れるようになる

協調性や思いやり、我慢強さが育ちます。また、夫婦のやりとりをよく見て学ぶ中で、自然と相手に気を配ることを覚えていくようです。

だからこそ、夫婦の関係が重要にもなってきます。

母親にとってのメリット3つ

(a)下の子どもの面倒を見てもらえる

雨の日の買い物にいくあいだ、幼稚園の送迎のあいだ、下の子どもをちょっと見ててもらえます。

(b)時間の使い方がうまくなる

子どもが一人のときよりも、より上手に時間を使う必要が出てきますので、時間を上手に管理できるようになっていきます。

(c)人間的に成長できる

子どもは一人ひとり全く違う存在なので、子育てをすることを通して、子どもをよく見ること、思いを寄せることを学び、自分自身がより人間的に成長できます。

父親にとってのメリット

子どもの遊び方もさまざまなので、父親にとっての遊びもバラエティー豊かになります

また、遊びを中心にして子どもと関わる中で、違いを感じ、親としても関わり方を学び、それが自分をも成長させていくでしょう。

家族としての良さをみんなでより多くシェアし、高め合うことができる

どんな家族構成を望むのかは、ご夫婦それぞれの思いがありますね。

それが一人っ子でも、2人以上でも、家族としてどういうゴールを目指していくのか、みんなで未来を思い描きながら関わっていくことが重要です

たとえどんな人数でも、子どもの良さを親がしっかりと認め、考えを共有していくことで家族に笑顔が生まれます。

また、夫婦が子育てや自分たちの今後を考えていくことを通して、互いの良いところを認め合いながら、よりよい家族関係を高めていくことができるのです。

今後の展開を、ぜひ旦那さんと二人でよくご相談されてみてくださいね。すてきな未来を!!

【参考文献】
・『あなたが生まれてから』くわばたりえ・著

●ライター/荒川茂樹(プロ学習講師)

編集部追記

今回のコラムでは、子どもが2人以上いるメリットについてアドバイスをいただきました。

「2人以上の子ども」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

出生子ども数の平均データ

160401hutarituiki1

ひとつの家庭に何人の子どもがいるのか、これを知るための物差しとして2つの統計があります。

“合計特殊出生率”と“完結出生児数”です。

前者は”一人の女性が一生のうちに産む子どもの数”で、後者は“結婚した女性が産む子どもの数”を表しています。

合計特殊出生率

合計特殊出生率は、15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が該当の年代で一生のあいだに生む、としたときの子ども数に相当するものです。

2014年の合計特殊出生率は1.42で、前年の1.43を下回っています。

これは未婚の女性もすべて対象に含まれているため、そもそも子どもを産む環境にない人も0としてカウントされています。

完結出生児数

完結出生児数は、結婚から15〜19年経過した夫婦の平均出生子ども数で、夫婦における最終的な子どもの数と見なされます。

この年数は、結婚後15年以上経過した夫婦のあいだに子どもが産まれることはほとんどないということから使われるようになりました。

2010年の調査では、1.96人となり、調査開始以来はじめて2人を下回るという結果に。

これは未婚の女性は対象に含まれていないため、合計特殊出生率よりも高い数字が出ますが、同時に結婚しない女性が増えたことも表しています。

1人から2人、2人から3人…子どもの増え方による違い

160401hutarituiki2

子どもが1人のときは親と子どもが1対1で真正面からぶつかり合うことになるため、さまざまな悩みを抱えることになるでしょう。

ここから子どもが2人になると、今度は子ども同士の関係性にも目を向けなければいけません。

そして3人を超えると、そこには社会としての機能が生まれてくると言っても過言ではありません。

また、“子どもが2人”という状況は周りの家族にも多く、ママ友との交流でも共通の話ができて同級生のお母さんたちと大きな違いなく生活していけるはずです。

しかし、3人となると、その分子育てをしている期間が長くなり、「ずーっと子育てをしている」という感覚に陥ることも。

特に、子どもの同級生のお母さんが子育てから開放されている中で、自分はまだ子育ての真っ最中という状況は、いつまでも子育てに追われているという思いを抱かせるでしょう。

子どもが2人以上いることのデメリット4つ

160401hutarituiki3

(1)自分の時間がなくなる

子どもが増えることで当然子育ての負担が増し、そこに取られる時間も伸びていきます。

自分のことに使うための時間も確保できないため、キレイなお母さんでいることは難しくなる傾向に。

子育てに追われていない周りの女性と比べて、老けていっているという印象を持つことも少なくないようです。

(2)夫の協力が減る

1人目の子どもの場合、初めての子育てということもあって旦那さんの協力も手厚くなる傾向にあります。

しかし、2人目ともなると慣れが出てくるのか、旦那さんの子育てに対する協力が薄まっていくこともあるようです。

しかも人数が増えたことでママがやらなければならないことは増えているわけですから、余計に負担が増すという結果に。

2人以上子どもを産んで育てていくためには、夫への教育も必要になってくると言えるでしょう。

(3)子どもの扱いに差が出てしまう

一人っ子は甘やかされて育てられると言われますが、子どもが2人以上になると、すべての子どもに同じように接することが難しくなってきます。

当然下の子の方が手がかかりますので、上の子への対応が雑になってしまいがち。

子ども2人が並んでわがままを言っていれば、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから我慢しなさい」と上の子に我慢させてしまうこともあるはずです。

反対に、慎重に子育てしていた上の子と違い、下の子の子育ては雑だったということもあるのではないでしょうか。

いずれにしても、子どもたちに寂しい思いをさせないような子育てを心がけたいものですね。

(4)体型が崩れる

子どもを産んだ後、体型を戻すのに苦労するママも多いかもしれませんが、これは出産を重ねるごとに大変になっていきます。

1人目のときはなんとか産前の体型に戻せたという人も、2人以上となると体のどこかに手に負えない部分が出てくるようです。

子育てが大変になることで、自分のことに手がかけられないということもあるかもしれません。

他にもある? 子どもが2人以上いることのメリット3つ

160401hutarituiki4

(1)周りの人の大切さを知った

子どもが増えれば、自分一人の力ではどうすることもできない場面に出くわすことも多くなってきます。

そんなときは周りの人に協力を求めざるをえません。義母や兄弟、あるいは近所の人などに子どもの世話を頼まなければならないこともあるでしょう。

そこで他人の優しさを感じ、周囲にいる人の暖かみを知ったという人も多いようです。

大変な立場になったからこそ味わえる幸せと言えるかもしれませんね。

(2)子どもの成長を楽しめる

子どもが1人だと、その子にだけ集中しすぎてしまい心に余裕がなくなっていきます。

しかし、子どもが2人3人と増えるにつれ、次第に細かいことにこだわることがなくなり、良い意味で大雑把になっていくことに。

今まで育ててきたという自信もありますし、手を抜けるところと頑張りが必要なところのメリハリが付けられるようになってくるのです。

とはいえ、子どもたちがみな同じように成長していくことはありません。

子どもによって成長の仕方が違ったり、性格の違いがあったりすることで、子育てを楽しむことができるようになります。

(3)将来の不安が減る

子どもが多いということは、その分、自分が年を取ったときに面倒を見てもらえる可能性が増えるということです。

全ての家族の親子仲がいいわけではないですが、子どもが多くなればそれだけ将来に対して安心することができるのではないでしょうか。

子どもを育てるために必要なお金

160401hutarituiki5

ここでは2人目の子どもを産んだときにかかる費用を見てみたいと思います。子どもが増えると、その分この金額が倍々に増えていくことになります。

出産にかかる費用

子どもの出産にかかる費用は、一般的に45万円程度と言われています。これは妊娠中の健診や出産時の入院費用などが含まれます。

子どもを出産すると”出産一時金”や“児童手当”などの補助金を受け取ることができますが、これは第2子までは金額が変わりません。

3人目の出産から増額されるため、人数が増えるごとに出産時の費用負担は減っていくことになります。

学校にかかる費用

幼稚園や保育園に入ると月3〜5万円の費用がかかります。

この後も進学するにつれ、学校にかかる出費は増えていき、幼稚園から大学まですべて公立の場合で1,000万円、すべて私立だった場合には2,200万円が必要と言われています。

これは習い事や塾などにかかる費用を除いた金額ですので、教育全般にかかる費用と考えるとこれ以上を覚悟しなければなりません。

幼稚園などで兄弟が同時に入園していると割引があるということもありますが、基本的にこの費用は子どもの人数分だけ必要になるものと考えなければなりません。

2人目の子どもを産むベストなタイミングってあるの?

160401hutarituiki6

2歳差で産む場合

上の子がイヤイヤ期に入ったタイミングで子どもが生まれることになり、非常に大変な子育てを強いられることになります。上の子の赤ちゃん返りも起きやすいでしょう。

ただし、大変な時期を同時に終わらせることができるため、それさえ乗り越えれば後が楽ということはあるかもしれません。

また、保育園等の就園が2人重なると補助金が増額されるということもあるため、費用の面ではメリットがありそうです。

3歳差産む場合

上の子が3歳だと比較的成長しており、子どもの面倒を見てくれるようになるため子育てが楽になります。

しかし、上の子の高校入学時に下の子が中学入学、上の子が大学受験のときに下の子が高校受験と、出費や心労のある時期が重なってしまうというデメリットも。

トータルの出費は同じでも、同じ年にまとめて必要になってくると家庭への負担は大きいと言わざるをえません。

4歳差で産む場合

この年齢差があると、兄弟喧嘩も起きにくくなります。3歳差と違って学校の時期かぶりもないため大きな出費に悩まされることもなくなります。

ただし、幼稚園が重ならないため割引が受けられないということはあるかもしれません。

着るものや育児用品に関しても、お下がりが難しく買い替えが必要ということも多く、そういった出費は増えそうです。

子どもが2人いる家庭ならではの育児テクニック

160401hutarituiki7

お風呂

子ども同士の年齢が離れていれば、上の子を1人で入浴させることもできますが、近ければ2人一緒にママが入れてあげなければなりません。

コツとしては、まずママと上の子が一緒に入り、先に体を洗ってしまいます。

このとき下の子は風呂の外で待たせることになりますが、泣きわめいても危険が及ばないような安全な場所で待機させてください。

上の子を浴槽につからせた後、下の子を浴室に連れてきて子どもの体を洗います。その後はママが一緒に下の子と浴槽につかって入浴完了となります。

ポイントは、浴槽に1人にするのは上の子だけにするということです。

子ども部屋

家庭によっては、2人の子どもに1つの部屋しか与えられないということもあるでしょう。

そんなときに活躍するのが、天井に設置できるタイプのベッドです。宙に浮いた状態となるため、その下の空間を有効に活用することができます。

ベッドの真下に机を置けば、3畳ほどのスペースでベッドと机を設置することができるため、これで6畳の2人部屋ということも可能です。

寝かしつけ

ただでさえ大変な子どもの寝かしつけ。下の子がぐずってしまって手に負えないということもあるはずです。

そんなとき、少しでも子どもを早く寝かしつけるのに有効なのが”背中ボスボス”。

赤ちゃんの背中を少し強めに叩くことで、驚くほど早く眠りについてくれるようになります。目安は、飲み物でむせたときに自分の胸を叩くぐらいの強さです。

中学校校長による「女性は子どもを2人以上生むことが大切」発言

160401hutarituiki8

2016年、大阪市立中学の男性校長が、全校集会の場で「女性にとって最も大切なことは子供を2人以上産むこと」と発言し問題となりました。

校長本人はその後「今でも間違っていないと考えている」とコメントし、これに対し大きな非難が集まったことなどから、再任用を辞退し3月付けでの退職が決まったようです。

子どもを産むことに対する考え方は自由かもしれませんが、子どもたちを教育する立場からの発言としては配慮がなかったと言えるでしょう。

まとめ

「子どもの出生数」や「2人目の子どもを産むタイミング」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

子どもが1人であればたっぷりの愛情を注いであげられますし、たくさんの兄弟がいればにぎやかな中で明るい家庭が築けます。

子どもの人数によってメリットやデメリットがありかもしれませんが、子どもたちの笑顔を見ればどんな大変なことでも乗り越えていけるはず。

周りの意見に振り回されることなく、自分たちの幸せの形を見つけてほしいものですね。

【関連コラム】
経済的に楽な子供の年の差は……5歳? 2歳? 3歳?

●追記/パピマミ編集部・豊田
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (67)
  • うーん (80)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする