CT検査で何がわかるの? 受けるメリット&デメリット

【ママからのご相談】
30代の主婦です。子どもが幼稚園に通いだし、少し余裕ができたので、自分の健康チェックに健診を受けようと思っています。CT検査もオプションでつけるか悩んでいるのですが、CT検査で具体的にどんなことがわかるのでしょうか。CT検査のメリットやデメリットを教えてください。

a CT検査は撮影する部位によっても違いがありますが、がんや脳出血などがわかります。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

CT検査は画像診断装置の一種で、一般的によく知られているレントゲン検査と原理は同じです。レントゲン検査では二次元的な情報しか得ることができませんが、CT検査であれば、さまざまな角度から立体的に情報を得ることができるので、がんなどの早期発見に役立ちます。

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CT検査とは

CTとは、『Computed Tomography』の略で、X線を使って体の断面を撮影する検査(コンピューター断層撮影法)です。

X線は体の組織や臓器によって、透過性(通過のしやすさ)が異なるため、その差を利用して画像を作り出します。そして、正常な場合の組織と病変がある場合の組織では透過性が異なるため、病変を把握することができます。

CT検査は、体のさまざまな病巣を発見することができ、特に心臓や大動脈、気管支、さらに肺などの胸部や肝臓、腎臓などの腹部の病変に関する検査能力が優れていることが知られています。

CTの検査方法には、造影剤という薬を使用しない『単純CT』と、造影剤を静脈注射して撮影する『造影CT』の2種類があります。

CT検査はいつ使うのか、なぜ使うのか

CT検査は人間ドックの検査項目に入っている場合もありますが、一般的にはレントゲン検査や超音波検査で異常が見つかったときや手術前などの際に、より正確な情報を得るために追加で行います。また、多方向からレントゲン検査を行いたい場合にもレントゲン検査の代わりにCT検査を行います。

CT検査のメリットとデメリット

メリット

・レントゲン検査が二次元であるのに対して、CT検査は三次元で撮影できる
・MRI検査よりも検査時間が短い(検査内容によるが5分〜20分程度で終わる)
・肺の病変部の画像を抽出するには、MRI検査よりも圧倒的に優れた検査方法である

デメリット

・造影CTの場合、食事制限がある
・妊娠している人は放射線被ばくのため使用できないことがある
・子宮、卵巣、前立腺などの骨盤周辺領域や関節、腰椎などの整形外科領域ではMRI検査が優れている
・気管支喘息、ヨード系造影剤のアレルギーがある人は造影剤を使えない
・造影剤による副作用の可能性がある(吐き気、かゆみ、じんましん、熱感など)

最近よく聞かれる『PET−CT検査』とは

最近、病院の検査でも単なるCT検査ではなく、PET-CT検査を用いるケースがあります。PET-CTとは、PETとCTとで同時に検査するものです。

PET検査とは、ポジトロン断層法という陽電子検出を利用したコンピューター断層撮影法です。CTやMRIが組織の“形態”を観察するものであるのに対して、PETは組織の“機能の異常”を観察することに特化した検査です。

PETとCTの両方の検査を組み合わせることで機能画像と形態画像の融合により、病巣の診断精度が高まるというメリットがあります。また、CT検査では部位ごとに検査をしなければなりませんが、PET-CT検査は全身を一度に調べられるので予想外のがんの転移などの発見に威力を発揮してくれます。


がんのスクリーニングとして人間ドックのオプション検査にも入り、一般の人にも良く知られるようになったCT検査、MRI検査、PET-CT検査ですが、それぞれメリット、デメリットがあります。従って、病院では症状や検査目的、患者さんの状態に合わせて検査方法を選ぶようになっています。

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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