色や粘度をチェック! “目やに”が多いときに考えられる病気とケア方法

【ママからのご相談】
小学5年の娘がいます。最近、娘の目やにが増えているようで気になります。特にかゆみもないようなのですが、放っておいても大丈夫でしょうか?

私も仕事をしていてなかなか休めないので、気になりつつも、もう一週間くらいたってしまいました。

a 目やにの原因はさまざま

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

さて、この時期(11月)の目やにというと、イネ科の植物アレルギーがまず頭に浮かびますが、実は目やにの原因はアレルギーからストレスまでさまざま。

お仕事が終わる時間には病院も終わっているからネットで……と思われてのご相談かと思いますが、まずはできるだけ早く病院を受診してください。

目やにの働き

141113sayuri01

医学用語では、目やにのことを“眼脂(がんし)”と呼びます。

“眼脂”は、結膜や角膜上皮から分泌されるムチンという成分が主となっている粘液に、涙や血管から漏れた血液細胞、まぶたからの老廃物やほこりなどが混じりあってできています。

目覚めているときは、それがまばたきによって涙と一緒に目がしらにある涙嚢(るいのう)と呼ばれる袋状をした部分に洗い流されますが、寝ているときはまばたきをしないためこの作用が起こらず、目頭や目尻にたまってしまいます。

これが、いわゆる目やにというものです。

また、目の中に侵入してきたゴミや細菌、ウイルスなどを体外へと排出するために免疫反応として出ることもあります。

風邪をひいたときや体調が悪いときなどには、目の中に入ってきた風邪の菌と免疫力が戦ったことによって出た白血球が目やにに含まれています。

目やにが多くなる原因

160721mamatomotonokatikannotigai

目に異物が入ってくると、目やにとなって体外へ排出されます。

そのため、目やにが多くなる原因としては、以下のような異物が目に侵入したということが考えられます。

・風邪の細菌
・風邪以外の細菌
・ウイルス
・ほこり
・ゴミ
・花粉
・大気汚染物質PM2.5 など

また、目やにが多くなる原因としては、先にご紹介した『アレルギー性結膜炎』『細菌性結膜炎』『ウイルス性結膜炎』『涙嚢炎』といった病気も考えられます。

さらに、アレルギー性結膜炎が重症化して起こる『春季カタル』という病気も目やにが多くなる原因になります。この病気は子どもや青少年に多く見られ、春から夏にかけて発病するケースが多いようです。

春季カタルの症状は、まぶたの裏に白いブツブツができ、強いかゆみが起こります。症状がひどくなった場合、ブツブツが大きくなり、角膜を傷つけてしまう場合もあるとのこと。

刺激を与えると症状が悪化するため、強いかゆみが起きても目にふれたりこすったりしてはいけません。

なお、春季カタルの目やにの特徴としては、粘り気があるそうです。

朝に目やにが多くなるワケ

160818meyani01

起きているときには、通常あまり目やには出ません。

なぜなら、まばたきしたとき、目やには涙と一緒に鼻へとつながる穴『鼻涙管』に流れていき、“鼻くそ”になって体外へ排出されるためです。

しかし、眠っているあいだにはまばたきをしません。そのため、目やにが鼻へと流れていかずに目元にとどまり、乾燥して目やにになるのです。

それゆえ、朝目覚めたときは目やにが多いというわけです。

目やにが増えると考えられる病気4つ

pexels-photo-38471-large

(1)アレルギー性結膜炎

冒頭でもお話ししましたが、11月ごろは、セイタカアワダチソウなどのイネ科の植物のアレルギー性結膜炎を起こす人が増えます。

いわゆる花粉症と呼ばれるものであれば、時期的なものですが、アレルギーの原因がホコリであったりすると、年中つらい思いをすることになります。

また近年、コンタクトレンズがアレルギーの原因となりうることも分かってきました。

(2)細菌性結膜炎

結膜炎は一般的に充血、目やに、かゆみ、涙目、ゴロゴロする異物感などの症状があらわれます。

黄色ブドウ球菌などに感染して起きる細菌性結膜炎は、黄色い膿のような目やにが特徴です。また疲労やストレスで免疫力が弱くなっていると慢性化することもあります

(3)ウイルス性結膜炎

アデノウイルスなどに感染して起きるウイルス性結膜炎は、まぶたが腫れて充血し、目やにや涙がたくさん出たりするほか、耳の前にあるリンパ節にしこりができることもあります。

(4)涙嚢炎

涙道が詰まって、涙道にある涙嚢という小さな袋が細菌感染を起こしたのが涙嚢炎です。

鼻の辺りが腫れて痛みが生じ、目は充血して赤くなり、涙が止まらずに目やにが出ます。ひどい場合は熱が出たり、顔の半分が腫れたり、目頭を押すと目から膿が出ることもあります。

目やにが多くなるのを防ぐ方法

160719anketo

目やにが過剰に分泌されることを防ぐためには、下記のことに気をつけましょう。

・目をなるべくこすらない
・汚い手で目に触らない
・コンタクトレンズはいつも清潔にする(つけっぱなしにしない)
・タオルを使い回ししない
・部屋はこまめに掃除してほこりをためない
・プールや温泉などに入るときには目薬で目を守る

これらを守り、目に異物が混入することを防ぐことで、目やにの過剰な分泌も防げます。

目やにが多いときのケア方法

160725asidasaki

目やにが多かったり目に不調があった場合には、手をよく洗い、清潔なティッシュペーパーやガーゼ、綿棒などで優しく拭き取りましょう。

目やにが乾燥していてなかなか取れない場合は、水やお湯でティッシュペーパーやガーゼ、綿棒を湿らせてから取ると取りやすいです。

目やにを拭き取った後も、手はせっけんできれいに洗ってください。

なお、通常の代謝で出る目やにの色は白や黒で、乾燥しています。黄緑色でドロドロした膿のような目やにの場合は、細菌によって炎症が起きている可能性があるそう。

透明や白でサラサラした目やにの場合は、花粉やアレルギーによって炎症が起きている可能性があり、透明や白でドロドロした目やにの場合は、ウイルスなどに感染している可能性があるとのことです。

細菌性結膜炎の場合には、目やにを取った後に抗菌成分を配合している目薬を点眼しましょう。アレルギー性結膜炎の場合には、アレルギー用となっている目薬を点眼してください。

また、目薬をさすときには、目薬の先がまぶたや目にくっつかないように注意しましょう。目薬の中に目やにや菌が入ってしまうと、目薬の中で菌が繁殖してしまう恐れがあります。

赤ちゃんの目やにが多いときの注意点

160726nakayamaaporo

鼻涙管閉塞を疑う

赤ちゃんの目やにが多くなったときには、『鼻涙管閉塞』の疑いがあります。

機嫌が良くて元気なのにも関わらず、目が涙で潤んでいる、まつげに目やにが絡んでいるなどの症状がある場合には、先天的または後天的な鼻涙管閉塞を起こしている可能性があるそうです。

通常、涙は鼻涙管を通って鼻へと流れ、鼻水になって体外へと排出されますが、先天的鼻涙管閉塞の場合は鼻涙管の形成以上があり、鼻に涙が流れず、目やにが多く出るようになります。

先天的鼻涙管閉塞は手術が必要な場合もあるとのことですが、成長とともに1歳ごろには自然に治ることもあるそうなので、焦らず様子を見ましょう。

後天的鼻涙管閉塞は、鼻の病気や結膜炎、蓄膿症などによって誘発される場合があるそうです。症状が悪化すると鼻涙管閉塞になってしまう可能性が高くなるため、悪化させないよう注意しましょう。

目やにはこまめに拭き取る

赤ちゃんの目やには、こまめに拭き取ってあげてください。

そのままにしておくと、目やにが乾燥して取りにくくなったり、かゆみが出て赤ちゃんが目をこすって悪化させてしまったりする可能性もあります。

目やには柔らかくて清潔なガーゼや綿棒で優しく拭き取りましょう。

赤ちゃんが動いてしまって目を傷つける恐れもあるため、目やにを取るときにはパパとママが協力して、どちらかが赤ちゃんを抱っこして動かないように注意するのもポイントです。

部屋はこまめに掃除して常に清潔を保つ

ほこりやハウスダストでも目やにが多くなるため、部屋は常にきれいに掃除しておきましょう。

テレビ台の下など、見えない場所のほこりもきれいに掃除することが大切になります。

ほこりやハウスダスト、花粉、ウイルスなどを除去できる空気清浄機を置いておくこともオススメです。

まとめ

「目やにの働き」や「目やにが多くなる原因」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

目やにの色や粘度といった状態を見ることで目やにの原因を知ることができるので、注意して見てみることが大切です。原因がわかったら、原因に合わせた対処を行いましょう。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
●追記/パピマミ編集部

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする