男の“定年後の過ごし方”のススメ

こんにちは。介護の現場を知る、介護・福祉・健康ライターのオオエリョウです。

昭和22年から24年生まれのいわゆる団塊世代。今年を以て、全員が65歳以上の『高齢者』になります。『猛烈社員』と言われてがむしゃらに働き、日本の経済成長を支え、同時に消費文化もリードしてきたこの世代。過酷な競争社会を生き抜いてきた世代と言っても良いでしょう。

その人たちが家庭や地域に帰ってきます。仕事人間に果たして“居場所”はあるのでしょうか?

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自分の時間を大切にしたい女性たち

かつて、多くのサラリーマンは、定年を前に、「定年後は“夫婦水入らず”でのんびりと余生を過ごしたい」と願っていました。また、そんな芳醇な時間が来ることを信じて疑いませんでした。

猛烈社員時代の罪滅ぼしで、愛妻を海外旅行に連れて行きたい、温泉にも行きたい。しかし、やがてそれは“願望”に過ぎないことに気が付くのです。

積水化学工業の調査研究機関、住環境研究所が、55歳以上の男女を対象に行った『定年後の夫婦2人の暮らし方調査』(2012年)によると、『「夫婦であっても1人の時間が欲しい。それでこそ仲良く暮らせる」と思っている人は、男性が12%、女性が30%と、大きな開きがあります。中でも、60歳~64歳に至っては、男性が10%、女性が39%』にまで広がってしまうのです。

また、「趣味は別々に」と思っている人も、男性の14%に対して女性は27%。ここでもダブルスコアに近いギャップが見られます。

あなたの奥方も同じ思いかもしれません。まさに、同床異夢。どうしますか? お父さん。

男は“居場所”を自ら作らなければならない

長い時間を会社一筋で過ごしてきた元サラリーマンが、「会社の他に居場所を作れ」と言われても、なかなか難しいのが現状でしょう。退職して間も無くは、元同僚たちとゴルフに行ったり、1杯やることもあるかもしれませんが、それも長くは続かないでしょう。

ちなみに、男性の平均寿命は79.94歳(2012年)。60歳で定年になった場合、それから約20年も頑張らなければならないのです。

書店は“定年後の生き方”指南本で溢れています。その殆どが、お金と健康に関する記述のようですが、それももちろん大事でしょう。お金はいっぱいあることに越したことは無いですし、健康でなければ楽しい“老後”は夢のまた夢になってしまいます。

しかし、男性に最も必要なのは、“自分の居場所”なのです。悲しいかな、男は何らかの“組織”に属していることで、心の安定が保たれる生き物。地域のボランティアでも良いですし、スポーツクラブの仲間でも良いです。会社ではない新しい“居場所”を作ってください。

家庭の外に“居場所”があるから、愛妻にも優しくできる、いくつになっても若々しくいられる。私はそう思います。どうすれば居場所が作れるか。これから一緒に考えていきましょう。

【参考リンク】
「定年後の夫婦2人の暮らし方調査」について | セキスイハイム

●ライター/オオエリョウ(介護・福祉・健康ライター)

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