偏食をストップ! 食べ物の好き嫌いが激しい子どもの特徴と克服法

【ママからのご相談】
子どもの好き嫌いで悩んでいます。いま4歳と5歳なんですけど、お菓子はいくらでも食べるくせに食事の好き嫌いが多くてイライラしちゃいます。

旦那も好き嫌いが多いので、もしかしたらマネしてるのかもしれません。

みじん切りにするなどいろいろ工夫して料理してますけど、味に敏感で気付くともう食べてくれません。

でも、旦那も残すくせに子どもだけ叱るのも矛盾してしまうような気がして……こういった場合、どうしたらいいですか?

a 好き嫌いに効果的な2通りの方法をご紹介します

好き嫌いへの対処法や考え方は、親御さんによっても異なると思います。2つの方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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「甘やかしたくない!」という方へ

実は子どもの味覚は、成長の過程で顕著に変わってきます。

その理由のひとつは、体内に満ち足りている栄養よりも、普段消費しやすい栄養を合理的に取れる物を好む傾向にあるからなんです。

野菜や米といった食べ物よりも、少量でカロリーが豊富に摂取できるお菓子などを好むのはそのせいもあるのかもしれませんね。

こうしたことから、嫌いな物を無理やり食べさせ続けることにメリットがあるとは言いがたいです。

嫌いな物を、「残しちゃダメ」と無理に食べさせることでトラウマが残ってしまう可能性もありますし、無理強いした物を好きになる可能性は低いです。

また、食べないからといって栄養面で心配する必要はまず無いと考えて良いと思います。

「好き嫌いで甘やかしたくない」という方は、もし嫌いな物が出たら「一口だけ食べる」というルールを子どもと約束してみましょう。

一口だけ、というルールなら、あんがい子どもも食べてくれます。食べたら思いきり褒めてあげてくださいね。

嫌いな物でもひと口食べることで味を知り、やがて食べられるようになる日が来ますよ。

「厳しすぎるしつけはかわいそう!」という方へ

嫌いな物を全く食べなくても、無理強いしたくないという親御さんもいらっしゃいますが、“食わず嫌い”だけはなくしてあげたいものです。

全く食べないまま味を知らないのはもったいないですし、ほんの少量でも食べることでおいしく感じる瞬間があるかもしれません。

質問者さんの場合は旦那さんも好き嫌いが多いということで、上記に挙げたようなルールをお子さんと旦那さんの両方に約束してみるのも良いかもしれません。

無理なようでしたら、それを逆手に取り「パパは食べられないのに○○ちゃんは凄いね!」と競争意識を刺激してあげるのはどうでしょう。

また、お子さんの嫌いな物が野菜なら、あえて一緒に嫌いな野菜を育ててみるという方法も効果が期待できますよ。


子どもの将来を思うと、嫌いな食べ物はなるべく減らしてあげたいですが、それよりも、好き嫌いを意識するあまり食卓がギスギスしてしまうことのほうが問題です。

「まずは一口だけ」を第一歩に、大らかな気持ちで食事を楽しむことで、食材に対する考え方が変わっていきますよ。

●ライター/*RUI*(マルチクリエイター)

編集部追記

今回のコラムでは、子どもの好き嫌いをなくす方法として、「無理に食べさせようとはせず、少量ずつ食べさせてみては」という視点でアドバイスをいただきました。

「好き嫌い(偏食)」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

子どもが好き嫌いしやすいもの

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子どもに食べてもらうのが大変なものの代表は、何といっても“野菜”。ピーマンやニンジン、ゴーヤ、セロリなど、“苦み”を感じさせてしまう野菜は子どもから嫌われがちです。

このほか、きのこ類も嫌われる傾向が強く、特にしいたけ嫌いの子どもが多く見られます。

また、焼き魚や煮魚、煮物など、和食も比較的嫌いな子どもが多い傾向にあるでしょう。

子どもが好き嫌いをするワケ5つ

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(1)遺伝や生活環境の影響

はっきりとしたことは分かっていませんが、ある研究では“好き嫌いは遺伝する”という報告もあるようです。

ただし遺伝が味覚のすべてを決めるということではなく、同じ食生活に身を置いていることからくる環境要因も大きいと言えます。

両親の嫌いなものは食卓に並びづらいため食べる機会も少なく、そういった環境で親と似たようなものを嫌いになってしまうことはあるでしょう。

(2)ニオイが嫌い

子どもが感じ取るのは、味以外にニオイもあります。

特に魚介類や発酵食品など、強いニオイを発する料理を前にすると、それを異常なものだと感じ取り、食べられなくなってしまうことも多いようです。

(3)食べ慣れていない

さまざまなものを口にしてきた大人と違い、子どもにとっては食事のたびに新たな出会いがあるもの。

当然、どんな味か見当がつかないものや、不信に感じられるものもあるでしょう。

食事に対して戸惑いを持ってしまうとどうしても手がつけづらくなってしまいます。

これは自分の身を守ろうとする防衛本能でもあり、いざ「マズい」と感じてしまうと二度と手をつけないということにもなりかねません。

(4)味覚嫌悪学習

人には、食べた物が原因で体調を崩すということがあると、その食べ物を本能的に避けようとする働きがあります。

これを『味覚嫌悪学習』といい、食後に腹痛や吐き気を起こした経験のあるものを嫌いになってしまう傾向があると言われています。

(5)スーパーテイスターの可能性

人は食べ物の味を、舌にある『味蕾(みらい)』という器官で感知していますが、この味蕾が人よりも多いとより敏感に味覚を感じ取ることができ、これをスーパーテイスターと言います。

食材の苦みや酸味などを強く感じやすいため、食べ物の好き嫌いが出やすく偏食になってしまう傾向にあります。

大人より子どもの方が好き嫌いが多い理由2つ

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(1)味覚が敏感

大人にとってはおいしいと感じられるものでも、子どもは嫌いということは珍しくありません。

実はこれ、子どもと大人では味蕾の知覚能力が2倍以上違うため。食材に含まれる微妙な違いを敏感に感じ取れるので、好き嫌いが多くなってしまうのです。

(2)子どもには堪能できない味がある

ある調査では、強い味を持つ食べ物や、複雑な味を持つ食べ物を楽しむためには、10代後半から20代にならなければならないという研究結果が出ているようです。

臭みのある魚や苦みの強い野菜などは、子どもが苦手とするのは当然のことなのかもしれません。

好き嫌いが多い人の特徴2つ

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(1)こだわりが強い

好き嫌いが多い人の特徴として、こだわりが強いことがあります。

しかも「めんどくさい」と思われるようなこだわりであることも多く、「焼いてあれば食べられる」「温めると食べられる」などワガママと思われるようなことも。

度が過ぎると、場の雰囲気を壊してしまうこともあります。

(2)注文を決められない

好き嫌いが多いことで、外食のときの注文で時間がかかってしまうのも特徴のひとつ。

少しでも嫌いな食材を使った料理があれば注文できないため、「あれでもない、これでもない」と時間がかかってしまいます。

自分だけではなく、一緒に食事をする人たちをも困らせてしまう行動です。

子どもの好き嫌いを克服する方法4つ

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(1)離乳食に気をつける

生後3〜6か月の赤ちゃんを対象に行われた実験で、野菜を初めて口にするときとそれを継続して与えたときでは、同じものを継続して与えた方が摂取量が増えたという結果が出たそうです。

また、さまざまな種類の野菜を食べさせていると、それ以外の初めて食べる野菜に対して拒否反応を示すことが少なくなったとか。

離乳食を与える段階からいろいろな味に慣れ親しませておくと、好き嫌いを少なくさせることができるかもしれません。

(2)食べやすくする

大人には食べ応えのあるおいしい食材が、子どもにとっては「食べにくい」ということも。

お肉を調理するときはスジが残らないよう処理したり、魚料理では骨を抜いておいたりするなど、食べることへの抵抗を極力少なくしておくようにしましょう。

(3)見た目を華やかにする

食卓に並んだ瞬間、見た目が良くないものは警戒されてしまう傾向にあります。

たとえば、カレーに入ったニンジンが食べられないという場合、ただ切るだけではなく、型で星形やハート形にくりぬいてあげるだけでも、子どもたちは口にしやすくなります。

(4)栄養の大切さを伝える

子どもがケガや病気などで体調を崩してしまったときは、食事の大切さを伝えるチャンスです。

野菜や果物でビタミンを、お米で炭水化物を、お肉でタンパク質を摂取することが健康につながることを伝えてあげましょう。

体調を崩したときにはママと一緒にいる時間も長くなるでしょうから、ていねいに伝えることができます。

子どもの好き嫌いを放置したときの危険性3つ

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(1)健康に悪影響が出る

好き嫌いが多ければ、それだけ偏食になり、摂取できる栄養素に偏りがでることになります。

これが腸内環境の悪化などを引き起こし、免疫力の低下につながるなど、病気をまねく原因となるでしょう。

便秘や肌荒れなど、美容の面からもデメリットが多いと言えます。

(2)わがままになる

好き嫌いをなくそうとするのは、一種のトレーニングでもあります。

苦手な物をガマンして克服しようとすることは、精神的に成長することにつながるのです。

嫌いな物をそのまま食べずにきた人は、忍耐力のないわがままな性格を形成する可能性があります。

(3)結婚が遠のく

誰しも食べ物の好き嫌いはあると思いますが、これが度を超えて多いと、人間関係にヒビを入れてしまうことに……。

好き嫌いが多いと「育ちが悪い」という印象を持たれることもあり、食事の席で口をつけない物が多いと悪い印象を与えがちです。

また、異性との関係では、「この人と一緒に生活するのは大変かも」と思われることで、結婚へのハードルとなることもあります。

好き嫌いは相手にとっても負担になることであると認識した方いいでしょう。

まとめ

「子どもが好き嫌いをするワケ」や「好き嫌いの克服法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

さまざまな食材や料理をバランス良く食べるのが体に良いと分かっていても、嫌いな物はできれば口にしたくないですよね。

しかし、大人になっていざ子どもと食事をするときに、好き嫌いばかりの親では「何でも食べなさい」という言葉に説得力が出ません。

少しずつでも克服し、食事の楽しさを幅広く感じられるようになるのが理想的ではないでしょうか。

●追記/パピマミ編集部

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