狭き門!? ママが就活で“事務職”を勝ち取る方法

【ママからのご相談】
はじめまして。子どもが小学校にも慣れてきたので、そろそろお仕事を始めたいと思っています。結婚前は事務職だったので、できれば事務職で働きたいと希望していますが、狭き門だとママ友に言われました。事務職は激戦なのでしょうか。

a 事務は若い子の仕事と諦めない。

ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの木村由香里です。

ご相談者様のように、以前働いていた事務職を希望する方が大変多いのが現状です。一方、IT技術の進化や業務のシステム化が進んだために、一昔前より事務職を担当する社員数が必要なくなりました。繰り返し行う作業はパソコンが勝手にやってくれるのです。

さらに、今や仕事を世界中で取り合う時代になりました。カスタマーセンターを人件費の高い日本ではなく、アジアの他の国に拠点を置き、日本語の話せる現地スタッフを活用する外資系企業が増えています。マニュアル化できる事務作業を完全アウトソーシング化して、海外拠点で請け負うサービスも増えています。

厳しい現状を並べてしまいましたが、事務職で再就職することは、相当の覚悟と割り切りが必要になってくることを心しておきましょう。

狭き門かもしれませんが、事務職は若い子の仕事だと諦める必要は全くありません。ママだからこそ求められる場所があります。ママならではの戦い方で希望の事務職を勝ち取るヒントについてお話をしていきたいと思います。

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大企業と中小企業は求める人材が違う

最初からシビアなお話をしますが、大企業に事務職での再就職はかなりの狭き門になっています。その理由として、大企業の多くが今でも新卒採用を主流としている点、福利厚生が充実していて新卒事務職の方が働き続けられる環境が整っている点が挙げられます。

中途採用で事務職を募集することもありますが、求められるスキルがかなり高いのです。抜けた人員をすぐに埋められる経験を持つ人が求められます。

あるIT企業の事務職の必須条件は次のようになっていました。

(1)4年制大学卒業
(2)301人以上の従業員に対しての給与計算業務と社会保険業務経験3年以上
(3)TOEIC800点以上
(4)PCスキル(PowerPoint、Excel、Word、Access)

退職前に大企業でキャリアを積んでいたママなら、再就職先も大企業から挑戦してみる価値は十分あります。大企業と中小企業の事務職では、求められる仕事の内容がかなり異なるからです。大企業は量を正確に早くこなすための専門知識とITスキルが求められますし、中小企業は、総務・経理・人事といった広範囲の経験を求められます。

まずは、以前働いていた会社と同規模だったり、同業である会社を探してみるといいでしょう。

主婦インターンシップ制度利用者の47%が就職

主婦インターンシップ制度を知っていますか。結婚や子育てにより、ブランクがあり再就職が不安な方のために、週3日のペースから職場実習(インターンシップ)を経験できる制度です。

2013年の実績では、参加者の47%が就職に繋がったという結果が出ています。

残念ながら、今年度は9月末で実習期限が終了してしまっていますが、来年度も同様な制度が実施される可能性は高いでしょう。経済産業省のサイトなどをまめにチェックしてみてください。

中小企業の採用担当者が漏らした本音

面接のときも、就活の思い出はスッパリ忘れたほうがいいぐらいです。マニュアルなんて必要ありません。ありのままで面接を受けるべきです。

働き続けられる職場なのか、仕事の内容がイメージできるのかなどを見極める絶好の機会でもあります。聞きたいことや確認すべきことは、しっかり聞いておきましょう。

『ずっと事務職を新卒で採用してきたけれども、一人前になった勤務5年前後で辞めてしまうことが続いてきた。5年しか勤めてもらえないのなら、子育てが一段落したママの方が定年まで長く勤めてもらえるのではないかと思った。それに、繁忙期に派遣で働いてもらったママのスキルが高く、ブランクもすぐに取り戻せると確信した』と語ってくださった採用担当者の方がいました。

ママの先輩方が、素晴らしい実績を残していってくれたおかげで、ママの評価をきちんと見直す企業は増えています。すてきな職場とのご縁がありますように!

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結婚後も仕事を続けていくための家庭づくりヒント3つ

●ライター/木村由香里(ファイナンシャルプランナー)

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