育児や家事の“手抜きOKライン”の見極め方

【ママからのご相談】
長男の出産を期に仕事を辞め、専業主婦になりました。育児は大変です。毎日大忙しです。毎日の掃除、離乳食、主人の食事、洗濯……。いつも、夕方になればヘトヘトです。でも、「出産前(働いていたころ)の方が大変だった! 主人は今も働きに出ている!」と思うと、どんなにストレスがたまっても手を抜きづらくなっています。

a ストレスで子育ての楽しさが薄れていませんか?

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

ご主人への感謝を忘れない、素敵な奥様ですね。本当に毎日ご苦労様です。

近年では少子化の影響もあってか、1人当たりのお子様に対して手間やお金をかけるパパ・ママがたくさんいらっしゃいます。

相談者様の場合、働いていたころのご自身の大変さと現在を比較していらっしゃるようですが、そもそも外で働くストレスと家事や育児のストレスとでは土俵が異なります。家事も育児もしないダラダラ奥様でもない限り、ご主人との忙しさ合戦なんてナンセンスかも知れません。

毎日の家事、育児に手間を惜しまない姿勢は本当に素敵です。決して悪いことではありませんが、長く続く子育てでストレスを貯め続ける苦痛も考えものですよね。

育児ってありふれているようですが、本当はとっても貴重で素敵な体験なのではないかと私は感じます。せっかく子育てをしているのであれば、苦痛だけでなく楽しさもしっかりと感じていたいと思いませんか?

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完璧主義ママはストレス状態でもNO手抜き!?

育児ストレスに関する研究を行う長沼貴美教授が、2003年に行った調査があります。

この調査は、1歳以下の第1子を育児中である母親121名に対して、育児ストレスの尺度と手抜き尺度を測定・分析したものです。

調査結果では、完璧主義ママと完璧主義ではないママ、双方が、「手を抜いても大丈夫」と考えているラインと、またストレスのたまった状態でそのラインに変化があるか否かが具体的に示されています。

多くの方が思い描くように、完璧主義ママはストレスの有無に関係なく、どの家事・育児にも手を抜きません。しかし、完璧主義ではないママはストレスのない状態であれば、“手抜きライン”が完璧主義者と同等であり、ストレスによってそのラインを臨機応変に変更している様子がうかがえました。

また、長沼教授の言葉には、『手抜きをしても良い、または大丈夫ということが分かれば完璧主義者であっても手を抜くのである』とあります。

ひょっとすると完璧主義ママは、自分自身に高いハードルを設けているだけなのかも知れませんね。ハードルの高低を自在に変えることができるようになれば、今よりもうんとストレスの少ない育児ライフが待っているのではないでしょうか?

果たして本当に、「手抜き=悪いこと」なのでしょうか?

「手抜き」、というと何だか悪いことのように思えてしまいます。

考えをシフトしてみましょう。毎日の掃除が少し楽になったら、おっくうだった夕飯作りに余裕が生まれたら……。余った時間や心の余裕は、ママの笑顔になるはずですね。

確かに、いつも掃除の行き届いたお家は素敵です。でもそのかわり、いつもイライラしたママが付いてくるとなれば、パパやお子様はどちらを素敵だと思うでしょうか。少し手を抜いて、ママの中のストレスを調節してみてください。

家事に余裕が生まれることは、その家庭に良い影響しかもたらさない、そんな気がしませんか?

手抜きを楽しむママたち

手を抜くママは悪でもありませんし、たくさん存在しています。しかも、その手抜きを楽しんでいるママも大勢いらっしゃるのです。

自分でもできそうな手抜きを、生活の中に取り込めると良いですね。

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●ライター/木村華子(ママライター)

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