認知症を早期発見するポイント

【女性からのご相談】
同居する私の母は現在82歳ですが、最近物忘れがひどくなりとても心配しています。得意だった料理もあまりしなくなりました。たまに料理をすると焦がしてしまったり……。ひょっとしたら認知症ではないかと疑っています。

a 認知症は「早期発見」が大切です。

こんにちは。介護現場を知る介護・福祉・健康ライターのオオエリョウです。

ご高齢のお母様の小さな変化を見逃さずに、認知症を疑ってみることはとても重要なことです。往々にして、物忘れが多くなったことやちょっとした失敗も、「年だから」で片づけられてしまいますが、それはもしかしたら『認知症』のサインかもしれません。

認知症は、まだ症状が軽いうちに適切な治療を行えば、病気の進行を遅らせることができます。早期発見、早期治療が何よりも大切です。

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こんな症状はありませんか?

認知症は脳神経がダメージを受ける病気です。ほとんどが高齢になるにしたがって発症しますが、40代、50代の人の『若年性認知症』も最近増えてきています。

認知症には、その70%を占める“アルツハイマー型”と呼ばれるものや、“レビー小体型”、脳血管障害によるものなどさまざまな種類がありますが、どの患者さんにも現れるのが中核症状と言われるもので、物忘れなどの記憶障害が最も顕著に現れる症状です。

たとえば、夕食に何を食べたかを忘れることはよくありますが、それは単に加齢によるものが多く、認知症の場合は夕食を取ったこと自体を忘れてしまいます。その他、見慣れた子どもの顔を忘れてしまう“失念”や、服の着方がわからなくなる“失行”、同じことを何度も繰り返して言うといったことも見逃してはならない“サイン”です。

認知症はもう珍しい病気ではありません

高齢化に伴って、認知症になる人が劇的に増えています。厚生労働省の最新の調査では、全国に462万人もの認知症高齢者がいるとされ、さらにMCIと呼ばれる軽度の認知症予備軍も400万人。実に65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症ということになります。もう“珍しい”病気ではないということです。

介護保険ができてから、社会の認知症に対する理解も格段に深まりました。恥ずかしがらずに、認知症を疑ったらなるべく早くかかりつけのお医者様か、“物忘れ外来”のある病院に相談することをお勧めしますが、まずはお近くの“地域包括支援センター”に相談をしてみるのもいいでしょう。病院の紹介から介護保険のこと、介護施設の紹介まで幅広く相談に応じてもらえます。

もしもお母様が認知症と認定されたら、介護保険などの公的サービスを上手に使って、できるだけ長く“普通の生活”ができるように環境を整えてあげましょう。

●ライター/オオエリョウ(介護・福祉・健康ライター)

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