いまさら聞けない! 薬膳とは?

【女性からのご相談】
雑誌やテレビ番組等でよく見かける薬膳ってなんとなくはわかるのですが、漢方薬が入っている食事のことでしょうか?

a 薬膳とは、簡単に言うと「食事で健康を作る」という学問の事。

こんにちは。国際中医薬膳師の坂本雅代です。ご質問ありがとうございます。

薬膳の資格や薬膳料理のお店も増えましたね。言葉自体は身近に感じますが、漠然としかご存知ない方も多いと思います。

今日はわかりやすくご説明しますね。

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薬膳って?

「医食同源」や「薬食同源」という言葉は聞いた事があるかもしれません。この原則に従って中医営養学と料理学を運用し、食物と中薬(漢方薬の原料となる生薬)を組み合わせるのが薬膳です。

健康に過ごすためには食生活が大切だというのはご存知だと思いますが、中国では2,000年以上前にはこの考え方が根付き、食物の持つ効果を多くの学者たちによって確立してきました。この学問が薬膳なのです。

生姜ブームも実は薬膳!

生姜が数年前からブームになっていますが、体を温める、という効果が有名です。この生姜、現代栄養学においてはカリウムが多いという事以外は特に取り柄のない食物。体を温める、という効果は薬膳における考え方なのです。

ちなみに、生姜は色々な漢方薬にも使われ、食物としても生薬としても使える優秀な食材です。

日本食にだって薬膳がいっぱい

食物の効果を組み合わせて目的を持って作る食事が薬膳料理ですが、私たちの身近なところにも、薬膳の知識がつまった食事がたくさんあります。

例えば冷や奴。お豆腐は体を冷やしますが、温める効果があるネギやショウガを載せる事で冷やし過ぎません。

また、お刺身の横にある大葉には解毒の作用、ワサビには解毒、胃腸の冷え予防の作用があり、体を冷やしたり食中毒のリスクがある生魚と合わせて食べる事は理に適っています。

未病を防ぐ薬膳

「○○が体に良い」と聞くと気になる方も多いと思いますが、薬膳では一概に良いとは言えません。例えばトマトが良いと言っても、体を冷やす作用があるので冷え症の人が食べ過ぎると症状が悪化するかもしれない、と考えます。

薬膳はその人の体質も理解した上で食材、調理法を選びます。

専門的な薬膳に必要な知識は膨大な量になりますが、すぐに活用できる知識もたくさんあります。

毎日の食事で健康を作る事を「食養」と言いますが、これも未病を防ぐという薬膳のひとつ。必ずしも中薬を使わず、スーパーで手に入る食物を活用しても薬膳なのです。

少しずつ、手軽に取り入れられる事をご紹介していきますので是非活用してくださいね。

【参考文献】
・『やさしくわかる東洋医学』根本幸夫・著

●ライター/坂本雅代(国際中医薬膳師)

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