貯蓄ができれば必要ナシ!? 医療保険加入のメリットと入院のリスク

【男性からのご相談】
医療保険の加入を検討していますが、高額療養費制度について新聞で読み、月8万程度が医療費負担の上限であれば、3か月入院したとしても、24万円程度貯金ができていれば保険はいらないのではないかと考えるのですが、実際どうなのでしょうか?

a まず、医療保険のメリットと、入院事情についてご紹介します。

ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。

「医療保険に加入する分を貯蓄に回せば医療保険はいらないのではないか」というご質問を受けることがよくあります。

その保険が必要かどうかは、皆様それぞれの考え方や収入、ご家族構成などによっても違いますので、正解というものはないと考えていますが、一つの考え方をご提示いたします。

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医療保険には入っておいた方がよい

保険と貯蓄の違いとは、万一に備えるのが保険、予定支出に備えるのが貯蓄、と、仮定します。この考え方をもとに、予期せぬ入院に備えるには、保険か、貯蓄か、といいますと、保険になります。

・治療や入院には貯蓄で対応すれば十分?

既に余裕資金があるという場合であれば、貯蓄取り崩しも可能だとは思います。ただし、お子様の教育費、住宅資金、それらの預貯金を全てよけて、取り崩すことが不安であれば、保険加入を検討しましょう。

・保険のメリットとは

保険のメリットとして大きいのは、まだ貯蓄がないうちに万が一の事態となったときに保障が手に入ることが挙げられます。これから入院に備えた貯蓄をしようとお考えなら、手ごろな保険に加入しておくと安心です。

そもそも入院のリスクはどの程度か

(1)働き盛りの入院は少ない

厚生労働省の平成23年度患者調査より、入院のリスクについて考えてみたいと思います。

30代前半男性の受療率(推計患者数/推計人口)は、0.224%となっています。年齢が高くなるにつれてこの数字は上がっていき、60代で1.377%と、5倍ほどになっていきます。

(2)働き盛りの入院日数は短い

入院した場合の平均在院日数は、入院患者数の多い65歳以上が50日程度、35歳から64歳までの平均在院日数は27.3日となっています。ただし、この数字は精神系疾患の長期入院(200日程度)が引き上げており、それを除くと、結核で60日、脳血管疾患で55日、悪性新生物で20日、糖尿病20日、骨折25日となっています。

(3)どんな病気で入院する人が多いの?

では、どのような疾患での入院が多いのかについて、先ほどの受療率を疾患別に見てみると、入院では受療率の高い順に、精神及び行動の障害、循環器系の疾患(特に脳血管系疾患)新生物、となっています。


このデータを参考にどんな保険に入ればよいのでしょうか。

筆者の結論としては、ご相談者様のように貯蓄志向の方であれば、終身医療保険の基本保障日額5,000円に、先進医療特約、がん診断給付金特約(がん保険に加入していない場合)を終身払いで備えるのがよいと考えます。

次回は、医療保険の目安についてより詳しくご紹介いたします。

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●ライター/常磐麗奈(ファイナンシャルプランナー)

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