子どもが「大人の顔色を伺う」のはなぜ?

【ママからのご相談】
5歳の子どもが、私や旦那の顔色ばかりうかがっています。もっと子どもらしくのびのびと育てたいのですが、どうすれば子どもらしい子どもになるのか、教えてください。

a 幻想を捨て、まずはオトナから始めよ。

こんにちは。ミクノです。

奥さんね、子どもらしい子どもって、それ、オトナの勘違い、オトナの幻想だから。自分が子どもだったときのことを考えてみるといいと思います。

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子どもはオトナの顔色をうかがう天才です。

子どもって、3歳くらいから、オトナの顔色をうかがいます。理由は簡単で、オトナに嫌われたら食いっぱぐれるということを、潜在的に子どもが知っているからです。

極端な例を言えば、幼児虐待で死んでしまう子ども、いますよね。そういう子どもが死ぬ直前になにを思うのかと言えば、「やっぱりこの日が来たか」と、あきらめの気持ちを胸いっぱいに抱くそうです。

親を殴りかえしてやりたいとか、このバカ親が! とか、そういう反抗的な気持ちではないのだそうです。やっぱり僕の、私の気持ちは、親に通じなかったんだなと思うそうです。

やっぱり……の背景には、オトナの顔色をうかがい、オトナに好かれるように精一杯子どもなりに努力をしてきた、言葉にならない子どもの無念さがあります。

オトナの教育が大事です。

切ない極端な事例を挙げましたが、我々オトナだって、他人の顔色をうかがいながら生きる天才ですよね。

小さい頃から受験、受験、で大きくなっているわけですから、オトナ(他人)が求めることにじょうずに応えるプロになってしまっています。子どもは、そういうオトナの生き方をしっかりと見ているので、あなたと同じような性格に育ちます。

子どもがもっと子どもらしくあってほしいと願うのは、親全員に共通する考え方でしょう。

しかし、先に述べたように、子どもは意外とオトナよりもオトナっぽく他人の顔色をうかがう天才です。また、オトナが世間の顔色をうかがいつつ生きていると、生き写しのような子どもに育ちます。

まずはオトナから始めよ。

ぼくたちオトナが、世間体を2の次、3の次に考え、もっと自分の欲求に素直に生きるためにはどうすればいいのか、真剣に考えることが、のびのびとした子どもをつくる第一歩ではないでしょうか。

これは本当に難しいです。少なくとも受験戦争を生き抜いてきた我々の世代は、常に他人の顔色をうかがいつつ大きくなっています。友だちにハミ子にされないように、細心の注意を払ってきた人なら、なおさらでしょう。

子どもらしい子どもなんてオトナの幻想です。まずはオトナであるあなたから始めよということです。

●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)

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