春夏秋冬いつでも!? 季節の変わり目に起こる“頭痛”の原因と対処法

【ママからのご相談】
夏も終わり、寒くなってきました。私は子どものときから季節の変わり目には体調を崩すことが多かったです。

大人になってからは崩すことはあまりないですが、頭痛はあります。特に夏から秋、冬の変わり目にあります。何か対処法があれば教えてください。

a 季節の変わり目は頭痛の条件がそろってしまうのです。

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。

10月に入って寒さを感じるようになってきましたね。季節の変わり目になると、頭痛が起きやすくなる条件がそろってしまうことにお気づきでしょうか。

特に女性に多く、冷え性にも関係があることがわかっています。今回は、寒さとともにやってくる頭痛の話をしたいと思います。

季節の変わり目に頭痛が起こる原因2つ

25248409533_81ff725b5d_z

(1)気温の変化

春から夏、夏から秋、秋から冬と季節が変わっていくまさにこの時期、頭痛が頻発して起こります。

暖かい状態から寒い状態や、寒い状態から暖かい状態になることで、体もそれに合わせようとします。

それに対応するために、血管が収縮したり拡張したりするわけですが、この動きが急に起こることで神経を刺激してしまうことがあります。これが頭痛の正体です。

「昨日まで暖かだったのに、今日は寒い」と感じると、血管の収縮が突然起こりますので、頭が痛くなってくるのです。風邪の引き始めのような状態の痛さを感じたりします。

(2)気圧の変化

頭痛は、気温だけでなく気圧の変化によっても引き起こされます。特に春や秋は天気が変わりやすく、低気圧と高気圧が頻繁に繰り返されます。

そのため、数時間から数日単位で変化する気圧に体がうまく適応できずに、頭痛が起こってしまいます。

気圧が変化するとなぜ頭痛が起こるのかというと、私たちの血管は気圧によって収縮したり膨張したりします。

その影響で、全身を流れる血液の量が不安定になるため、頭痛を引き起こしていると言われています。

季節の変わり目っていつ?

150415222377_TP_V

私たちはよく「季節の変わり目」という言葉を耳にしますが、具体的にいつからいつまでのことを指しているのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは季節の変わり目を定義づける2つの基準をご紹介いたします。

気象庁による季節区分

季節の変わり目は、その名の通り季節と季節の間の期間のことを指します。気象庁が定義している季節区分は、以下の通り。

・【春】……3〜5月
・【夏】……6〜8月
・【秋】……9〜11月
・【冬】……12〜2月

これを参考に考えると、季節の変わり目は、5〜6月、8〜9月、11月〜12月、2〜3月の4つの時期と言えます。

気温の変化

また、気象庁の季節区分に関わらず、1か月の間に4〜5度以上の気温差がある時期を“季節の変わり目”と呼ぶこともあります。

季節の変わり目に起こる頭痛の原因は気温の大きな変化なので、私たちが実感するのはこちらの定義の方ですね。

季節ごとに起こる頭痛の原因

季節の変わり目は特に頭痛を引き起こしやすいですが、そうでない時期にも頭痛は起きますよね。しかし、実は各季節ごとに頭痛が起こる原因は異なる場合があります。

以下では、季節別に頭痛が起こる原因を紹介していきます。

春に起こる頭痛の原因3つ

ELFAIMG_8493_TP_V

(1)天候の激しい変化

天候が変化すると、おのずと気温や気圧も変わってきます。

すると、上述したように、血管が拡張と収縮を繰り返して頭痛を引き起こすわけですが、実は気圧は神経にも影響を与えていると言われています。

高気圧のときは交感神経が優位になり、逆に低気圧のときは副交感神経が優位になります。

そのため、天候の変化が激しいと自律神経が乱れやすくなって血管のコントロールがうまくいかなくなり、頭部にある三叉神経が異常をきたして偏頭痛が起きてしまうのです。

(2)花粉症

春は天候が乱れやすい季節であるとともに、花粉症の季節でもありますよね。

花粉症の主な症状の一つに“鼻水が出る”ことが挙げられますが、鼻水が詰まることによって脳に十分な酸素を送ることができないことがあります。その場合、頭痛を引き起こしやすいと考えられています。

(3)ストレス

また、春は別れの季節でもあり、出会いの季節でもあります。仲のよかった友達や同僚との別れ、新しい会社での人間関係の構築などでストレスがたまりやすい時期です。

ストレスによる緊張状態が続くと、自律神経が乱れて血管のコントロールがうまくいかなくなり、血流が悪くなって頭痛の原因になります。

夏に起こる頭痛の原因3つ

140726567610_TP_V

(1)冷房の使い過ぎ

夏は暑さをしのぐためにエアコンを使うという人はとても多いですが、温度を低く設定したまま使いすぎるのはNGです。

冷房によって体が冷えすぎると結構が悪くなり、脳に十分な血液が送られなくなってしまいます。

また、冷房を使いすぎると体温調節機能が正常に働かなくなる『冷房病(クーラー病)』を発症するケースもあり、頭痛の原因となります。

(2)熱中症

私たちの体は、体中に血液を流したり汗をかくことで体温を調節しています。

しかし、夏は高温多湿になるため、汗が蒸発せずに熱がこもる、水分不足により血流が悪くなるなどの悪影響が出ます。

その結果、めまいやふらつきなどの症状と同時に頭痛も出てきてしまいます。

(3)夏バテ

夏は冷房を使用する機会が多いことから、外との急激な気温の変化にさらされやすいです。

急激な気温の変化は自律神経の乱れを引き起こし、夏バテの原因になります。

夏バテになると、食欲不振や全身の倦怠感、めまいなどの症状とともに頭痛が出てきます。

秋に起こる頭痛の原因2つ

JUN151101075529_TP_V

(1)激しい気候の変化

『女心と秋の空』ということわざがあるほど、秋の空模様は変化しやすいものです。

気温や気圧が変化すると血管の働きに影響が出て頭痛の引き金となります。

また、日中と夜の寒暖差も激しい季節なので、より一層頭痛を引き起こしやすいと言えます。

(2)花粉症

花粉症というと春のイメージが強いですが、人によっては秋に花粉症の症状が出る人もいます。

秋の花粉症の主な原因には、

・イネ
・ブタクサ
・ヨモギ
・カナムグラ

などがあります。秋の花粉症は発熱することでも知られており、頭痛も引き起こします。

冬に起こる頭痛の原因3つ

AME74_sankannoyukigeshiki_TP_V

(1)体の冷え

冬は気温が低くなるため、どんなに厚着をしていても体が冷えてしまいがちです。とく耳を丸出しにしている人は要注意です。

耳に通っている神経は脳へとつながっているため、耳に対する寒冷刺激が原因で頭痛が起こることがあります。

また、寝起きに全身が冷たくなって頭痛が起きる人は、血流が悪くなって頭部がむくんでいることが原因です。

(2)ストーブの使い過ぎ

冬の寒さをしのぐためにストーブを使うという人もいると思いますが、部屋の換気をしないままストーブを使用していると酸欠状態になってしまいます。

一酸化炭素が多くなって酸素を十分に取り込めないと頭痛の原因になるので注意が必要です。

(3)冷え性

女性が悩みがちな“冷え性”は、冬に多く発症します。冷え性は、急な寒さが起こるとそれに対応できないために起こります。

温度変化に敏感であればあるほど、冷え性の度合いが強いと言われています。

それに伴って血管の収縮と拡張が速くなってしまうことが頭痛と関係しているようです。

このようなタイプの頭痛は『緊張型頭痛』と呼ばれています。

血管の収縮が原因で、筋肉に余計な力が加わって起こり、じわじわとした痛みで、長時間にわたって続くことが特徴です。

首筋や肩から痛みがのぼってくることもあります。

季節の変わり目に頭痛が起きたときの対処法9つ

頭痛

頭痛が起きたとき、適切な対応を取ることで普段よりも早く治すことができる場合もあります。

ここでは、頭痛が起きたときの対処法についてご紹介いたします。

(1)体を温める

医学博士である石原結賽先生は、自らの著書で『体を温めることが回復につながる』と述べています。

急に寒い日が続いたり、冷房に当たりすぎて頭痛が起こりだした場合は、体を温めることが一番効果的です。

寒さが原因で、血管の収縮で筋肉に余計な力が加わってしまっていることも考えられますので、それらを温めほぐすことも大切です。

防寒対策をして体を冷やさないことも重要な予防になりますし、帰宅後にゆっくりと湯船につかることも頭痛だけでなく、冷え性にも効果がありますので実践してみましょう。

(2)ストレッチで血行促進

筋肉が固まって血行が悪くなっている『緊張型頭痛』の場合は、ストレッチをして血行を促進すると良いです。

【STEP1】
両肩を上に持ち上げ、力を抜いてストンと肩を落とします。肩の筋肉の緊張をほぐすための運動なので、できるだけ力は入れずに行いましょう

【STEP2】
首を倒す側の頭に手を添えて、ゆっくりと力を抜いていきます。十分に首が倒れたらまたゆっくり戻していきます。これを左右10回ほど繰り返しましょう。

【STEP3】
椅子に軽く座って足を前方へ伸ばします。上半身の力を抜いてゆっくりと体を倒していきます。こちらも10回ほど繰り返しましょう。

(3)カフェインを摂取する

気圧や気温による血管の膨張が原因となっている頭痛の場合、カフェインを摂取することで痛みを緩和することができます。

カフェインには血管を収縮させる働きがあるので、コーヒーや緑茶、紅茶などでカフェインを適度に摂取しましょう。しかし、カフェインを過剰に摂取しすぎると逆に頭痛の原因になるので注意しましょう。

(4)ツボで治す

頭痛はツボを押すことで治すことができるとも言われています。頭痛を治すツボは、頭頂部にある“百会(ひゃくえ)”、耳にある“太陽”、“頂”、“額”の4つがあります。

百会は親指でゆっくりもむようにして刺激すると良いです。耳にあるツボに関しては、親指と人差し指でつまむか、爪楊枝を使って押しましょう。

一日2回、2、3分行うと効果的とされています。

(5)静かな環境で眠る

頭痛がひどいときに体を無理に動かしていると、痛みが悪化しています。また、光や音などの刺激も悪化の原因になります。

そのため、体を静かな環境で休めることがとても大切です。眠り過ぎは逆に偏頭痛を招くこともありますが、昼寝程度の仮眠であれば大丈夫です。

(6)首を冷やす

暑さで頭痛がひどいときは、首の後ろを氷などで冷やすと良いです。

血管は冷やされると収縮するため、頭痛を軽減することができます。熱中症対策にもなりますよ。

(7)頭痛を起こしやすい食べ物は控える

食べ物の中には、血圧を急激に上げたり血管を拡張させる成分を含んでいるものもあります。頭痛を悪化させる食べ物の例は以下の通りです。

【頭痛を悪化させる食べ物】
・チョコレート
・赤ワイン
・たまねぎ
・チーズ
・スナック菓子
・カップラーメン

反対に、頭痛を緩和させる主な食べ物は以下の通りです。

【頭痛を緩和させる食べ物】
・バナナ
・アーモンド
・豆類
・サーモン
・イワシ
・ほうれん草
・ヨーグルト
・牛乳
・スイカ
・トマト

(8)はちまきを巻く

はちまきやバンダナなどで頭部の血管を圧迫すると、頭痛が軽減されることがあるようです。

頭に巻く際はなるべく伸縮性のない素材のものを選ぶようにしましょう。

(9)頭痛薬

薬を飲み過ぎると効かなくなるから……と頭痛薬を飲むことを躊躇する人もいます。

しかし、仕事中などの状況によっては体をゆっくり休めることができない場合もあります。

めまいや吐き気など、日常生活に支障をきたすようなレベルの頭痛であれば、無理せず頭痛薬を飲むようにしましょう。

まとめ

「季節の変わり目に頭痛が起こる原因」や「頭痛への対処法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

頭痛には、筋肉の収縮が原因で起こる“緊張型頭痛”と血管の膨張が原因で起こる“偏頭痛”の二つがあります。

もしも頭痛に襲われたときは、自分がどちらのタイプなのかを把握して、適した対処法を取るようにしたいですね。

【参考文献】
・『病気が治る温め方 新型インフルエンザからアレルギー、高血圧まで』石原結賽・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
●追記/パピマミ編集部・上地

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする