身体ナビゲーションVol.21「喉の構造と働き」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

これまで腸から胃、食道へと消化器官を体の上部に向かってきたので、今回はその消化器官へ、そして、肺へとつながる喉についてご紹介したいと思います。

喉の構造と働き

まず、喉には咽頭と喉頭の2つの構造があります。

・咽頭

咽頭は鼻腔の奥から食道につながる部分で上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つの部位に分かれています。上咽頭は鼻腔の奥から軟口蓋まで、中咽頭は軟口蓋から喉頭蓋、下咽頭は喉頭蓋から食道につながる部分にあたります。

・喉頭

喉頭は咽頭から肺に向かう気管の入り口部分で、周囲は軟骨で囲まれています。この軟骨のうち甲状軟骨と呼ばれる部分がいわゆる『のどぼとけ』です。

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花粉症が発症すると目のかゆみや鼻水が主な症状として挙げられますが、喉は鼻や肺とつながっているため、喉にイガイガ感を感じたり、咳が出たりする人もいます。これは花粉が鼻水と一緒に鼻の奥から喉に流れて粘膜に付着することによって喉が炎症を起こし、喉に痒みや違和感が生じ咳が出たりするようになるのです。

喉は機関と食道の交差点

空気は鼻や口から入って肺へと送られます。その一方、食物は口から入り食道を通って胃へと送られます。いずれも喉を通っていますが、どのように空気と食物を振り分けているのでしょうか。

空気を気管へ、食物を食道へと振り分ける切り替え役を担っているのが、咽頭の中ほどにある軟口蓋と、喉頭の上方部にある喉頭蓋です。息を吸うときは軟口蓋が下がり、喉頭蓋が上がっている状態で気管への道を確保しています。その一方、食べるときは食物が舌に押し込まれるように咽頭に送られます。

このとき、咽頭では軟口蓋が持ち上がって鼻の入り口が閉じられ、食物が鼻へ逆流するのを防ぎます。それと同時に喉頭蓋が下がり、気管の入り口を閉じる蓋のような形になります。こうすることで食物は機関に流れ込むことなく、食道へと送られるのです。
 
しかし、慌てて食物を飲み込むと、軟口蓋と喉頭蓋の連携が上手くいかず、食物が気管へと入ってしまうことがあります。すると異物を外へ追い出そうとして反射的に咳が出るようになるのです。

声帯~声を出すための門~

喉頭は空気の通り道だけでなく、声を出すための声帯がある場所でもあります。声帯は喉頭の左右の壁から張り出した2枚のヒダのようなもので、筋肉と粘膜で構成されています。

呼吸をしているときは声帯の門が開き、声を出すときには門の隙間が狭くなり、その隙間から勢いよく空気が通り抜けて声帯のヒダが振動することで音波を発生させます。声帯で作られた音波はそのままでは声にはなりません。

空気と口腔へ導いて口腔の中で音波を共鳴させて口唇、歯、舌の位置を変えることによって声が発生するのです。しかし、風邪などで声帯が腫れたり、充血すると声帯の隙間を狭くすることが出来ず、声が掠れたり、出なくなってしまいます。また、体の筋肉が細くなる(衰える)ように加齢によって声帯も細くなってきます。

声帯の長さは男性が約2cm、女性が約1.6cmで男性の方がやや厚いのが特徴です。声は声帯の振動数が多いほど高くなります。女性は男性よりも声帯の長さが短いので、声帯が振動しやすく男性に比べて声が高くなります。一方で男性は思春期に甲状軟骨(のどぼとけ)が飛び出ることで声帯が長く伸びるために声が低くなります。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

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「身体ナビゲーション」シリーズ一覧

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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