銀行が破綻した場合、預金はどこまで保証されるのか

【ママからのご相談】
こんにちは。20代のママです。お金のこととかよくわかってないので教えてください。初歩的な質問ですが、銀行に預けているお金は、銀行が潰れても全額保証されるのでしょうか。でも、なかなか銀行って潰れたりしませんよね?

a 預金保険制度により1,000万円までとその利息は保証されます。

ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの木村由香里です。

もしも、銀行が破綻してしまったとき、銀行に預けているお金は戻ってくるお金と戻ってこないお金があります。一緒に詳しく確認していきましょう。

141016kimurayukari

1,000万円まで保証の預金保険制度とは

日本では預金保険制度により、金融機関ごとに1人あたり元本1,000万円までとその利息は保証されています。銀行が潰れたとしても、1,000万円までの預金は利息つきでちゃんと戻ってきます。

ただし、全ての金融機関や金融商品が対象ではないので注意が必要です。

預金保険制度の対象となる金融機関

本国内に本店のある銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、中央金庫など

預金保険制度の対象とならない金融機関

金融機関の海外支店や外国銀行の在日支店、証券会社、生命保険会社、損害保険会社

対象金融商品

当座預金、普通預金、別段預金、貯蓄預金、定期預金、定期積金など

対象外金融商品

外貨預金、他人名義預金、CD(譲渡性預金)、元本補てん契約のない金銭信託、金融債


日本の銀行であっても、海外支店の預金と外貨預金は対象外なので気をつけましょう。

対象外となっている保険ですが、もしものときには、預金保険制度ではなく保険契約者保護制度で守られています。生命保険なら、補償対象契約の責任準備金等の90%まで保障されています。

農業協同組合や漁業協同組合、農林中央金庫などは『農水産業協同組合貯金保険制度』の対象で、同様の保護制度があります。

支店を分けても合算されるので気をつけよう

同じ銀行で支店ごとに1,000万円ずつ分けて定期預金にしても、顧客情報を元に名寄せされ、合算されてしまいます。1つの銀行につき1,000万円までなのです。個人事業主の場合、事業用と個人の預金も合算されます。

夫婦や家族の口座は、別名義になるので、それぞれ1,000万円までは対象となりますが、子ども名義で預金をする場合、対象外となってしまう他人名義預金に該当してしまったり、贈与税の対象とならないか気をつけましょう。

他人名義預金とは、親が子の名前で預金をしているなど、実際のその預金の所有者と名義が異なっている預金を指します。

銀行も潰れる可能性があることを意識しよう

預金保険機構の年報で、平成7年から平成26年までの金融機関への破綻処理を一覧で見ることができます。その数の多さに驚くことでしょう。「銀行が潰れない」ということはありえません。

記憶に新しいのは、2010年9月に破綻した日本振興銀行ではないでしょうか。戦後初のペイオフが発動されました。ペイオフとは、破綻した金融機関を清算して預金を払い戻す処理のことを言います。

日本振興銀行では、預金者の3%にあたる約3,500人が1,000万円以上の預金をしていました。1,000万円を超える預金は全額保護されません。平成26年6月時点での弁済率は58%です。2,000万円預けていた人は、預金保険制度の対象の1,000万円とその利息、残りの1,000万円の58%である580万円の約1,580万円が戻ってきた計算になります。

預金も、預け先と預け方を間違えると、ローリターンでハイリスクになってしまう危険があるのです。

1,000万円までとその利息は守られることを逆手に取って、他の銀行に比べて高い金利だった日本新興銀行に1,000万円以内で定期預金を預けていたツワモノも存在したようですが……。


大切なお金の預け先と預け方は、自分で選ぶ時代です。迷ったときは、お金の相談窓口であるファイナンシャルプランナーに相談してみてくださいね。営業です(笑)。

【参考リンク】
万が一金融機関が破綻した時 | 預金保険機構

【関連コラム】
賢く短期の定期預金を利用する方法
貯蓄から投資へ! 家庭の“お金”を殖やすマネーセンスの身に付け方
・大きな差がつく、住宅ローンの“諸費用”の比較ポイント

●ライター/木村由香里(ファイナンシャルプランナー)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする