子供に自然への興味を湧かせる“天体観測”の楽しみ方

【パパからのご相談】
周囲にあまり自然環境がなく、子どもたちが興味を持っていないようで心配しています。私は田舎暮らしだったので、あまり意識したことがなかったのですが……。自然を感じるにはどうしたらいいでしょうか。

a 天体観測はいかがでしょうか?

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

空が高く澄みわたる良い季節となりました。都会の明かりの中にいても見える星があります。夕焼けに染まる西空に、まばゆい輝きをもつ宵の明星。この星、金星は都会でも見える明るさを持つ、マイナス4等星です。この星は1等星の100倍以上の輝きを持っているのです。

お子さんに、「星はいつ見える?」と聞いてみてください。たぶん夜と答えることでしょう。ところが、金星は夜(正確には真夜中)には見られない星です。『宵の明星』、『明けの明星』と呼ばれるのはそのためです。地球より内側の軌道を回るため、太陽と反対側を回ることはありません。また太陽から45度程度しか離れないため、明け方と夕方にしか見られないのです。パパやママが生まれる前、恐竜がいるころから変わらない法則。クイズのようにひも解いていけば、きっと興味を持ってくれると思いますよ。

2014年10月8日は3年ぶりの月食です。18時14分の東の空に昇った月が少しずつ欠け始めます(部分月食)。9時24分満月が地球の影の中に全て入り込む皆既月食の状態となります(約60分間)。

20時24分に皆既月食終了。欠けた月が戻っていく部分月食が始まり21時34分に部分月食が終了します。観察しやすい時間帯の天体ショー。ぜひお子さんと一緒に、澄んだ秋の夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。

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月食とは

月食は、満月になった月が、地球の落とす円錐形の影の中に入るにつれ、月の表面が暗くなる現象です。月面に丸い地球の丸い影の一部が投影されるので丸みを帯びて欠けていきます。

皆既月食でも月はまったく見えなくなるのではなく、地球の大気を通り抜けた赤い太陽光線が屈折して影のように入り込んでいます。そのため、夕焼けに照らされたような赤銅色の月が秋の夜空にポッカリ浮かぶのです。

天体観測にあると便利なスマホアプリ

『Moon Book』iOS/Android向けアプリ(無料)

月食開始時刻のあたりでは、お住いの地域により見える位置が変わってきます。このアプリの『月食モード』を使えば、現在位置や任意の位置での月食の状態を見ることができます。また、端末をかざした方向にある星空を星図に変換し表示する機能がついています。

『88星座図鑑』iOS/Android向けアプリ(無料:一部有料)

全天88星座の基本データや解説、星座絵を収録した、星空図鑑のようなアプリです。太陽系の主な天体の基本データもあり、観察に役立ちます。今、上空に見える星を表示する星空データや主な天文イベント一覧などもあり、星空の興味がさらに広がる仕様です。


秋の空には幸せをキーワードにしたアラビア語の星が輝いているそうです。

みずがめ座のα星サダル・メリクは“王さまの幸せ”、β星サダル・スウド“幸せの中の幸せ”、ε星アルバリ“飲む者の幸せ”、Γ星サダル・アクビア“秘めた幸せ”、やぎ座のしっぽΓ星ナシラ“幸せを運ぶ人”、ペガスス座のバハル“家畜の幸せ”……。

どうぞ、お時間があればお子さんを外に連れ出してみましょう。初めての天体ショーにどんなお顔を見せてくれるのでしょうか。ご家族が幸せな時間を過ごせますように。

【参考文献】
・『誰でも楽しめる星の歳時記―人と宇宙が紡ぐ風物詩』浅田英夫・著

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●ライター/*SARASA*(ママライター)

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