”指示待ち人間”な夫に判断力をつけさせるトーク術

【女性からのご相談】
結婚5年目の主婦です。夫の、人任せな性格について悩んでいます。たとえば、料理を手伝ってもらっていると、「野菜は洗っていいの?」「お皿はこれでいいの?」など、いちいち私に聞いてきます。仕事から帰宅すれば、「靴下を洗濯機に入れていいか?」「着替えはこれでいいか?」に始まり、挙げ句の果てには、「お茶飲んでいい?」とまで。

毎日毎日同じことを繰り返し質問され、イライラします。旅行や外食の内容、場所、ルートなども全部私任せ。それがよくないと、自分では何も決めないくせに文句を言ってくるところも腹が立ちます。

一体どういう心理で、このような行動になるのでしょうか。

a指示待ちタイプの人は“責任をとるのが嫌な人”。こちらの出方次第で当事者意識を持たせられるかも。

カルチャー担当・みわあやのです。こんにちは。

前編の『自分で何も決められない”指示待ち夫”誕生のルーツ』では、自分で物事を決めることに抵抗がある、“指示待ち”の人の心理についてひも解いてきました。後編では、そんな指示待ちの人に当事者意識を持たせ、自分で判断させる方法を考えていきましょう。

140929miwa2-600x399

指示待ちタイプの人には、自由に考えられる会話を与えよう

人は、どんなとき、当事者意識を持って物事に向き合えるのか? というと、やはり“自分で考えて出した答え”に向かって進んでいるときだと思います。

心理学でもよく言われていますが、人間は自分で考え、決意したことには“やり遂げたい”というモチベーションが働くものなのだそう。

では、どうやってそのモチベーションを引き出しましょうか。そこで参考になるのが、ビジネスの世界で使われている『オープン・クエスチョン』『クローズド・クエスチョン』という質問方法です。

まず、『クローズド・クエスチョン』というのは、限定的な返答しかしようのない質問の仕方。「はい」か「いいえ」で答えられたり、提案されたどちらかを選んだり、というような問いかけですね。

たとえば、「ハンカチは持ったの?」「宿題は終わったの?」「資料はできてる?」「ランチはパスタにする?」など。

親や教師、職場の上司のような立場の人は、相手を管理する必要がある場合、このような質問をしがちですよね。

イエスかノーで簡単に答えられるので、相手は自分で考えなくて済みます。相手を考えさせない、ということは、自分の要望を押し付けるときにも有効なんです。「AかBか」などと選択肢を狭くして、どちらに転んでも自分の都合のいいように質問しつつ、相手に自分で選んだ感を与える。そんなときにも使われる質問方法です。

指示待ちタイプの人は、おそらくこのような質問のされ方に慣れて生きてきたのかもしれません。でも、質問の方法を変えることができれば、相手に“考える”機会を与えることができます。

そこで使えるのが、『オープン・クエスチョン』という方法。

これは、「あなたはどう思う?」「どうすればいいと思う?」というような、自由に答えられる質問方法です。こう聞かれると、自分でよく考えないとなかなか答えられないですよね。

優柔不断な人相手には、こちらから答えを提示するのも手っ取り早いです。しかし、相手を当事者として参加させるには、オープン・クエスチョンが有効なんですね。

自発的に動いてもらうには、オープン・クエスチョンを意識して考えさせることで、相手の関心を引き出していくのがいいでしょう。


いかがでしたでしょうか。

「ああしなさいこうしなさい」と言って、知らず知らず子どもの選択肢を狭めて、考える機会を奪ってしまう親は多いです。

また、旦那さんにも同じように、口うるさくガミガミ言う奥さんも多いですよね。その結果、物事に対するモチベーションが失われ、「言われなければやらない」「失敗したくないから自分で決めたくない」という心理に。そうなるのも、無理もない気がします。

「こうしたほうが絶対うまくいくのになぁ」って思ったとしても、相手の判断を信じて、受け入れる余裕も大切ですよね。

結果がダメでも責めずに、一緒に考える。うまくいったら、「さすが!」と一緒に喜ぶ。そうやって徐々に家のことに巻き込んでいく……しかないのでは。と思います。

【関連コラム】
・(前編)自分で何も決められない”指示待ち夫”誕生のルーツ

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする