自分で何も決められない”指示待ち夫”誕生のルーツ

【女性からのご相談】
結婚5年目の主婦です。夫の、人任せな性格について悩んでいます。たとえば、料理を手伝ってもらっていると、「野菜は洗っていいの?」「お皿はこれでいいの?」など、いちいち私に聞いてきます。仕事から帰宅すれば、「靴下を洗濯機に入れていいか?」「着替えはこれでいいか?」に始まり、挙げ句の果てには、「お茶飲んでいい?」とまで。

毎日毎日同じことを繰り返し質問され、イライラします。旅行や外食の内容、場所、ルートなども全部私任せ。それがよくないと、自分では何も決めないくせに文句を言ってくるところも腹が立ちます。

一体どういう心理で、このような行動になるのでしょうか。

a 指示待ちタイプの人は“責任をとるのが嫌な人”。こちらの出方次第で当事者意識を持たせられるかも。

相談者さんのご主人、扱いやすくていいじゃないですか。なんでも言いなりになるなら、自分の都合のいいように操っちゃえばいいのに。と、鬼のようなことを思ってしまった、カルチャー担当・みわあやのです。こんにちは。

とまあ、そうは言っても、そういう人っていちいち相手に判断を仰ぐわりには、指示すると、グズグズと難色を示したりするものなんですよね。

なぜならば、“自分の望む答えを出してくれるの待ち”状態だからですよね。どうしてそんなことになるかというと、要は“責任を負いたくないから”です。

だから、人任せにしておいて、その判断が間違っていたときに、「お前はあてにならない」なんて言って怒り出す人もいるわけで。超めんどくさいですね。

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どうして指示がないと動けない人になってしまったのか

自分で判断し、その責任を負うことを拒否し、他人に判断を委ねようとしがちなタイプは、『指示待ち症候群』なんて呼ばれることも。

心理学でもよく扱われるテーマなのですが、幼少期から、「ああすべき、こうすべき」と口うるさく育てられてきた人に多い傾向なんだとか。

厳しいしつけだったとしても、一貫していれば問題はないようですが、たとえば、ありがちなのがこんなケース。

「ご飯の前にお菓子は食べちゃダメ!」と言いながら、「旅行のときくらいはね」「お客さんが来てるときくらいはね」って、大人の都合で基準が変わってしまう。すると、子どもは、いつお菓子を食べていいのか、ダメなのか、わからなくなっちゃいます。

わからないから、「お菓子食べていい?」っていちいち聞くんです。親の機嫌、都合で基準が変わるわけですから、指示を待つ。都度、親はそのときの気分に沿った指示を出す。子どもは、わからないけど、怒られたら嫌だから親の顔色を窺う。そういう繰り返しから、自己決定力の足りない人間が育つという仕組みなんですね。


いかがでしたでしょうか。

幼少期の親子関係で成立していたルールでも、大人になるにつれ、それが“おかしなことだった”という事実に、大抵は気が付くものです。多くの大人は、社会に出て仕事をしていく上で、大きな決断をする機会に何度も出会い、判断力を身につけてきたと思います。

しかし、男性にとって家庭は休息の場。ふーっと気が抜けた瞬間に、つい昔のくせが……なんてことも多いかもしれませんね。とはいえ、一家の主なのですから、少しは当事者意識を持って家のことに向き合って欲しいというのも、切なる願いでしょう。

後編では、“当事者意識を育てる”というテーマで、上手な操縦法について考えていきたいと思います。

【関連コラム】
・(後編)”指示待ち人間”な夫に判断力をつけさせるトーク術

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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