賢い人は実践してる! 成績UPに効果的なノートの取り方

【ママからのご相談】
中学1年生の娘がいます。一生懸命勉強をしているのですが、中学生になってから成績が大幅に下がってしまいました。本人も意気消沈しています。

どうしたものかと勉強の様子を見ていると、ノートにびっしりとたくさん書き込んでいるようでした。

試験前になるとノート提出があるからと、ノートをまとめなおし夜遅くまで一生懸命やっているようです。

おそらく、ノートに時間がかかりすぎていて、活用の仕方がよくないのだろうと思います。何かよい方法はありますか。

a ノートを制する者は勉強を制する

ご相談いただきありがとうございます。家庭学習アドバイザー、プロ家庭教師の佐々木と申します。

勉強が苦手な女子中学生を中心に指導してきましたが、成績が伸び悩んでいる人のノートにはある特徴があります。

今日は賢いノートの取り方をご紹介します。

賢いノートの取り方11選

%e8%b3%a2%e3%81%84

(1)書き過ぎない

著書『偏差値60以上の子、50以下の子の習慣』にて、『偏差値60以上の子はノートを取り『活用』し、偏差値50以下の子はノートを取らない。または、些細なことでも全てノートに書く』と紹介されていました。

メモやノートを取らないのは論外ですが、書き過ぎもよくないのです。

特に女の子に多いですが、ノートをやたらとカラフルにし、絵や図を美しく書きすぎている子が目立ちます。

それで頭に入るなら問題ないですが、多くの子がノートを取ること自体が“目的”になってしまい、理解する段階まで到達できていません。

(2)色分けをする

著書『中学生からの勉強のやり方』では、オレンジ色のペンを使ったノートの取り方が紹介されています。

普段の授業でノートを取る際に、重要な言葉はオレンジのペンで書いておくことで赤シートをかぶせたときにオレンジ色の部分が見えなくなるため、オリジナルの問題集の完成です

普段からオレンジのペンを活用しておけば、電車の中や休憩中などノートを使った簡単な復習がいつでも可能になり、試験前にノートを作り直す手間が省けます。

(3)疑問点を書き出す

著書『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』では、方眼ノートの真ん中にセンタースペースを設けて、先生のコメントや自分の気づきを書くよう勧めています。

解説の中で疑問に思った点や気づいたことをメモし、その気づきをストーリー化することが重要と述べています。

板書の丸写しだけでなく、自分の言葉を書いていき、つなげてストーリー化することで知識が深まっていきます。

(4)ルーズリーフを使う

整理整頓が苦手という場合には通常のノートを使う方がいいですが、そうでなければルーズリーフを使うことをおすすめします。

情報の追加や削除が簡単にできますし、すでに理解できた部分を除いていくことで、自分だけの教科書を作ることができます

1枚の紙なのでノート忘れをすることもありませんし、情報を管理しやすいという利点は大きいでしょう。

ばらばらになりやすく前後関係が分からなくなってしまわないよう、授業を受けた日付を書くようにするのも有効です。

(5)1テーマにつき見開き1ページを使う

ノートの途中で授業のテーマが変わった場合でも、そのまま続きから記入していく人が多いのではないでしょうか。

ノートを取る際には見開き1ページ(左右2ページ)で1テーマを基準とし、見出しが変わるときにはページに余白が残っていたとしても常に左のページから書き始めるようにしましょう。

ノートがテーマごとにまとまることで、見返したときに情報が頭に入りやすくなります。

(6)ノートをまとめるのは授業のあと

140826sasaki

ノートというものは、必ずしも授業中に完成させなければならないものではありません。

また、キレイにまとめあげることが目的であれば教科書の方がよっぽどよくまとまっていると言えるはず。

ノートを作ることが目的となってしまわないように、まずは雑な字でも構わないので“メモを取る”という意識でいることが大切です。

キレイなノート作りは家に帰ってからでもできるので、授業中は極力先生の話す言葉に耳を傾けましょう。

板書に書かれていたことなら友人のノートを見せてもらうこともできますが、先生の話したことはその場でしか聞き取ることはできません。

書いていないけど大切なこと、というのは案外多いものです。

(7)疑問点を書き取る

先生の話の中には、聞いて分かる部分とそうでない部分があるはずです。授業にメリハリを付けるために雑談を盛り込む先生もいるでしょう。

そこで重要なのが、自分が疑問に感じたことを書き留めておくことです。

“分からなかった部分”を明確にしておけば、後から復習する際にも効率的にノートを見返すことができますし、疑問点の書き取りを意識することで、情報の要不要に対する感覚も研ぎすまされていきます。

(8)感情を書き込む

授業の説明には直接関係ないことでも、そのときの感情をノートに書き取ることでメリットが生まれます。

「分かりにくい」「声が小さい」など授業中に感じたグチのようなものから、「どうしてこうなるんだろう」という感情まで書いてみましょう。

この“感情を書き込む”というという作業は脳の『ワーキングメモリー』の働きを活性化させ、あとからノートを見返したときに授業内容を思い出しやすくなるという効果があります。

ちょっとしたメモ書き程度で構わないので、ぜひ試してみてください。

(9)先生の話す接続詞に注目する

「板書を丸写しせず大切なところだけをノートに取る」と言われても、慣れないうちはどこが重要なのかも分からないですよね。

そこでおすすめの方法が、先生の言葉に隠れた『接続詞』に注目することです。

「なぜなら」の後には根拠が、「だから」「要するに」の後には結論が、「しかし」「ところが」の後には反対の見方が、「つまり」「すなわち」の後には言い換えの表現がくるはず。

教科に関わらず、根拠、結論、反対意見、言い換えというものは説明においてカギとなる部分であることが多く、テストなどでここから問題が作られるということも多いでしょう。

そのため、この言葉に注意してノートを取るようにすることで、テストを意識したノート作りが自然とできるようになります。

(10)誰かに説明するつもりで書く

何を書き取ればいいのか分からない」という場合におすすめの方法が、“誰かに説明するつもりでノートを取る”という方法。

分かっていない人に説明するためにはまず自分が内容を理解しなければなりませんが、「どうやったら分かりやすく説明できるだろう」という第三者の視点を持つことで、授業のカギとなる部分の見極めができるようになります。

どこが大事でどこが不要な部分なのか、情報を取捨選択する能力を高めるための方法でもあります。

(11)予習して授業に臨む

ノートに書くのは間に合わないし、書き取れたとしても、後から見返して理解することができない……。

これは、ノートを取るという行為で授業内容をインプットしようとしているからです。

初めて聞く内容を聞きながら書き取るということが難しいということは想像できますし、そうやって書き取れたとしても後日復習する際に頭の中に内容が入っているかというと疑問です。

そこでおすすめなのが、授業で扱う部分を予習していくこと。とはいえ、疑問点を探しだして解決させることまでする必要はありません。

軽く目を通してどのようなことを扱うのか頭にいれておくだけで、授業中の理解度が高まり、聞きながらインプットしていくことが可能になります。

そして聞きながら理解し噛み砕いた内容を、今度はアウトプットの場としてノートに書き込んでいくのです。

これが可能になれば、テスト前に復習する場合にも”理解して吐き出した情報”に触れることができるため、短時間で見直すことができるようになります。

【教科別】ノートの取り方のコツ

160330nototuiki3

英語

英文の真下に日本語訳を書いてしまうと、両方を同時に読むことができてしまうため、理解できた気になってしまいます。

ノートは見開きで使うようにし、左に英文、右に日本語訳というように、別々のページに書くようにしましょう。

国語

国語の授業では、他の授業に比べて文章を読むことが多くなります。必然的に書き取らなければならない部分も増え、ノートを取ることが大変になりがちです。

そんなときは、事前に教科書をコピーしたものをノートに貼り付けておきましょう。

文章中に書き込みをしたいという場合でもコピー用紙であれば躊躇なく書き込めますし、情報を一元化することで理解度も高まります

数学

中学、高校と上がるにつれ、数字が合っていればいいというわけでなく、正解までのプロセスが問われる問題も増えていきます。

答えを導くなかで書いた途中の式や解き方は絶対に消さないようにし、自分がどのような手順で解いたのかが分かるようにしましょう。

地理

地図に対して苦手意識を持つ人も少なくありませんが、まずは実際に自分で書いてみることが大切です。

授業を受ける前にノートの左側に事前に地図を書いておくのがおすすめ。手を動かすことで細部にも意識がいくようになり理解度もアップ!

右側に解説を書くようにすれば自分だけのオリジナル地図帳が完成するでしょう。

ノートの取り方が下手な人の特徴4つ

160330nototuiki2

(1)ノートに隙間なく書く

ノートを取っても理解できない、後から見返してもよくわからないという人に多いのが、ノートを取るときに行間をあけずにびっしりと書こうとすることです。

詰めて書かれた文字は読みにくいですし、復習する際に追加で書き込むことができなくなってしまうため、ノートは余裕をもって使うようにしましょう。

(2)複数教科を1冊のノートにまとめてしまう

これは面倒くさがりな人に多い特徴です。教科ごとにノートを分けることはせず、同じものにどんどんと追加で書き込んでしまう人もいます。

どこからどこまでが同じ教科か分からなるのはもちろんのこと、後から見返したときにまとまりがなく、読みづらいものになってしまいます。

(3)板書のすべてを書き写そうとする

書くことに必至になってしまい、先生の話すことのポイントや要点が分からなくなってしまいます。

全てを書こうとすることで“広く浅く”という理解になってしまい、正解にいたるまでのプロセスがつかめなくなりがち。

また、全てを書き取れたということで、“ちゃんと勉強した気になる”というのもデメリットのひとつです。

(4)黒1色で書いている

ノートをカラフルに色付けしすぎると余計に分かりづらくなってしまうことがありますが、黒1色だけで書くのも好ましくありません。

重要なところを目立たせるためには、3色ペンを使うのがいいでしょう。

このときも、ただやみくもに色付けするのではなく、色ごとにルールを作って分けるようにしてください。

まとめ

「ノートを取ることが下手な人の特徴」や「教科別のおすすめ法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

ノートを取ることは、板書を写すことではありません。一番の目的は先生の言うことを“理解”することです。

これができていなければ、どれだけ立派なノートを作ったとしてもなんの意味もありません。

成績を上げたい、楽しく勉強したいというそれぞれの目的にむかって、効果的なノートの取り方を身に付けましょう!

【参考文献】
・『偏差値60以上の子、50以下の子の習慣』齊藤淳一・著
・『中学生からの勉強のやり方』清水章弘・著
・『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』高橋政史・著

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
●追記/パピマミ編集部

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする