日本の食事作法を知ろう! 和食の正しい食事のマナーの身につけ方

【ママからのご相談】
夏休み、親戚一同が集まり温泉旅館に行くことになっています。おいしいと評判の和食懐石がとても楽しみなのですが、我が家のメンバーは慣れない食事マナーに不安を隠せません。さて、どうやって食べたら良いのでしょうか。子どもたちにこの機会にマナーを教えたいし……。でも自信がありません。

a 日本料理のマナーを勉強しましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

和食は、ユネスコ無形文化遺産に登録された世界に誇れる食文化の一つです。できれば、マナーを身につけたいもの。

このチャンスにぜひ美味しく、美しくいただいてみましょう。

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日本料理のマナー

和食は、器を手に持っていただくのが基本です。ですが、日本料理には手で持って食べられる器とそうではない器とがあります。

飯碗(ご飯茶碗)、お椀、小皿、しょう油小皿、小鉢、中鉢、どんぶり、そば猪口(一部例外もあり)は手で持って良い器となっています。逆に、持ってはいけないのは大皿、盛皿、お作り皿などの形の大きなものです。

ただし器を持つとき、そのふちに指がボチャンと入るような持ち方はNGです。底から手を入れて、包み込むように持ちましょう。ご家庭では、手を皿のような形にして食べ物が落ちないようにする手皿を作りますが、これもNG。汁が垂れてきそうなものは、小皿を使っていただきます。

・蓋つき! お吸い物のマナー

お吸い物は、蓋つきのお椀に入っていることが多いことでしょう。まず始めに、よく観察し器を楽しみましょう。蒔絵模様が入っているところは、口をつけてはいけません。

【食べ方】
・1……右手の糸底を、左手は椀の側面を押さえます。
・2……蓋を手前にずらし蓋についた汁をお椀の中に落とすように開けます。
・3……蓋はお膳の外(右側なら右、左に置かれていたら左へ)、汁が垂れないように仰向けに置きます。
・4……まず汁からいただき、次に具、汁の順番で。そして、食べ終わったら元通りお椀の蓋をかぶせます。

蓋を裏にして、他のお椀の蓋をドンドン重ねるのは、器が傷つくのでNGです。

・舟盛り・お刺身のマナー

多くの人が集まる宴席の場合は、舟盛りや大皿にお刺身が守られることが多いでしょう。我先に! ということがないように。主賓や目上の方が、手をつけてからいただきましょう。

【食べ方】
・1……取り箸を使って、盛りを崩さないようにまず自分の小皿にいくつか取り分けます(手前から取ると崩れません)。
・2……わさびをお刺身の上に載せ、しょう油皿を手に持っていただきます。

大皿に一番に手をつけるのは、おじいちゃんから! とぜひお子さんに教えましょう。また、みんなで食べるということを意識して、好きだからといって同じものばかり食べないようにしましょう。

お子さんに多いNGマナー5つ

多くの人が集まる席は、躾の絶好のチャンス。みんなの前で、お子さん自身が恥をかかないために、お出かけの前に予行練習!

(1)肘をつく

肘をついての食事は、猫背になりだらしない印象に見えてしまいます。一緒にいる人の気持ちを考えて、肘はつかないようにしましょう。背筋を伸ばす、脇を締める、テーブルから少し離れると肘がつきにくくなります。

(2)犬食い

お椀や器に極端な顔を近づけ犬のように食べることです。お茶碗を手に持たせると解消できます。

(3)クチャクチャ音を立てる

口を閉じさせて、噛むようにさせましょう。また、口に物を入れたまま話しだすのもNG。全部食べ終わり、口の中が空になってから話させましょう。それまでは聞かないことです。

(4)にらみ食い

自分のものを食べながら、他の物をキョロキョロ見つめることです。こぼれやすくなるので食べているものを見つめるようにさせましょう。

(5)袖越し

右にある皿を左手で取ったり、左の皿を右手でとったりすることです。服のそでが、近くの器に当たってホコリが入ったり、ひっくり返したりする原因になることも。右のものは右手で。左のものは左手で取るようにしましょう。

なかなか直らない場合は、親が悪い見本を見せると効果的です。


食事中、お箸を休める時は箸置きに置きましょう。箸置きがない場合は、御膳の左端や、小さな取り皿に立てかけても大丈夫です。食事が終わったら、器の蓋は出てきた時と同じような姿にして置きましょう。

一緒に食事をすることは、共に重要な時間を過ごすということ。親族が、友達同士、初めて会う人、ビジネスの場でも食事は大きな意味を持ちます。すんなりとは行きませんが、根気よく、ぜひ、お子さんには正しいマナーを身につけさせてあげたいものです。

【参考文献】
・『箸使いに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』小倉朋子・著

【関連コラム】
子どもに教えよう!「いただきます」と「ごちそうさま」の本当の意味

●ライター/*SARASA*(ママライター)

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