子供の心を強くする“レジリエンス”が身につく方法

【パパからのご相談】
3歳の息子がいます。最近のニュースや新入社員を見ていると、すぐに落ち込んだり心が折れたりしてしまうことが多いなと感じています。逆境にも負けないような子に育ってほしいと考えているのですが、親としてできることはあるのでしょうか。

a 「転ばないように」ではなく、転んでも自力で起き上れる子どもに!

ご相談ありがとうございます。柳の木のようにしなやかな人になりたいと常々思っている、ライターの川中利恵です。

ストレス社会と言われている現代。ストレスによる疾病にかかる方も少なくなく、よくニュースなどでも話題になっていますね。しかし、その一方、当然ながら、はたから見ると逆境しかないような生い立ちでも強くたくましく生きている人もいます。

その差は、いったい何なのでしょう。

140821kawanaka

心が強い=前向きに不安に立ち向かいこなしてゆく力

『レジリエンス』という言葉が、最近テレビなどでも登場するようになりました。レジリエンスとは、簡単に言うと“逆境に負けない心”のことです。人生において、越えなければならない壁は必ず登場します。親が子どもの前を歩いて、障害物を取り除き続けることはできません。

そのためにも、親が一番子どもに教えなければならないことは実は知能を伸ばすことではなく、生きる力、レジリエンスを身に付けさせてあげることなのではないかと、私は思います。

自分を客観視でき、前向きに考えられる人は強い!

レジリエンスを伸ばすために必要なことは、5つあります。

(1)感情のコントロール
(2)自尊感情
(3)自己効力感
(4)楽観性
(5)人間関係

ひとつめは、状況に一喜一憂しすぎない“感情のコントロール力”。それから、自分を卑下しすぎたり、過小評価しすぎたりしない“自尊感情”。自分が成長していると実感できる“自己効力感”。そして、失敗してもいつかは成功すると考えられる“楽観性”、最後に“人間関係”が重要だと言われています。

楽観的かどうかは生まれながらにして決まっているようなイメージがありますが、実のところそうではありません。

楽観脳・悲観脳について研究をしている英国オックスフォード大学のエレーヌ・フォックス教授によると、『ポジティブな思考を身に付けることで、悲観的に考えがちな性格の人でも、楽観的になれる』ということがわかっています。

逆境は最大のチャンス! 子どもを信じて見守ってあげて

まずは親として、規則正しいリズムのある生活をさせてあげることが大前提。ただし、スケジュールを管理しすぎるのはNGです。脳への栄養や休息が足りなければ、正常な働きは期待できません。大人でも疲れきっているときは判断力が落ち、悲観的になりがちなのです。子どもであればなおさらでしょう。

次に、目標を決めて一歩一歩進む達成感を経験させ、努力を褒めることも大切です。たとえ失敗しても、努力は無駄にはなりません。努力した経験が別の機会で生きることもありますし、失敗した経験があるからこそ、成功が輝きます。その経験の積み重ねこそが、折れない心を育てるのです。

子育ては、家庭という小さな社会で起こる、心の交流の日々でもあります。互いに寄り添い、共感し、相手の痛みを理解するということは、大人になっても求められるスキルです。家族の絆がしっかりしていれば、万が一心が大きなダメージを負っても、癒され、また立ち向かうことができるでしょう。

そして、再びチャレンジできる心を育てるためにも、物事の前向きなとらえ方ができるような考え方を教えてあげてください。

親自身の心に余裕がないと、つい管理しすぎたり、放置しすぎたりしてしまうかもしれません。ポジティブな思考を身に付ける必要もあり、大変だと思うこともあるでしょう。でも、子どものやる気や心を信じて、あたたかく見守ってみてくださいね。

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする