年々増加傾向にある『羊水過多症』の症状と原因

【ママからのご相談】
そろそろ赤ちゃんをと思っています。私は美容の為に毎日お水をたくさん飲んでいるのですが、この前何かで羊水過多症という病名を見て、「お水の飲み過ぎも良くないのか」と少し不安になりました。妊娠する前から気を付けた方がいいのでしょうか?

a 羊水過多症の原因は母体、胎児双方にあります。

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

妊娠を考え始めると色んな事が気になりますよね。不安を1つずつ解消していくのはとてもいいことだと思います。さて、ご相談の羊水過多症ですが、実は近年増加傾向にあります。そうはいっても美容や健康のためにお水をたくさん飲むことが原因ではないのでご心配なく。

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羊水過多症とは?

羊水過多症とは、一般に正常妊娠では妊娠8か月で羊水量が最大で約700mlと言われているのに対し、800ml以上になるような病態です。早産の原因となるほか、様々な異常の徴候でもあると言われています。

羊水量の測定はエコー検査で行われることが多いようです。羊水ポケットが8cm以上であれば羊水過多症と診断されますが、羊水量は正常妊娠でも様々な値が出るため、診断は非常に難しいようです。

母体が感じる症状としては腹部腫大、子宮底上昇、横隔膜挙上、胃の圧迫、呼吸困難などがあります。また胎動が分かりにくかったり、妊娠高血圧症候群のリスクも高くなります。

母体が原因の羊水過多症

近年、母体が原因の羊水過多症が増加傾向にあります。その一因が妊娠糖尿病の増加です。妊娠すると(妊娠20週以降)血糖値が下がりにくくなり『高血糖』状態になります。その原因は、胎盤から出るホルモン(インスリン拮抗ホルモン)が血糖値を下げる役割を持つインスリンの効き目を弱めたり分解したりして受付けなくなるからです。

通常、すい臓からのインスリン量が約3倍に増えることで血糖値を上げないよう調整するのですが、量が足りなかったり、増えない妊婦さんは高血糖のままです。 もともと肥満気味でインスリンの効き目の悪い人や、巨大児を産んだことがある人、親兄弟姉妹で糖尿病を患っている人などもなりやすいと言われています。

ここ数年、妊娠糖尿病の患者数が増加してきているのは、診断基準をより厳密にしたせいもありますが、特に食生活食習慣において糖質や脂肪分の取りすぎなどの偏りが原因で血糖異常をもっている妊婦さんも増えてきています。

また、高齢出産の影響もあると考えられています。年齢とともに体内でのインスリン分泌能力も下がってくるので、35歳以上の妊婦さんはリスクが高くなるからです。

胎児が原因の羊水過多症

羊水は主として胎児の尿、肺胞液から作られていて、嚥下(飲み込む事)により胎児に吸収されます。このバランスで羊水量は安定していますが、バランスが崩れると羊水量に異常が起こります。

その原因として考えられるのは、胎児の嚥下障害や胎児奇形(無脳児、水頭症、脊椎破裂、消化管閉鎖)や多胎(双子等)、胎児水腫があげられます。


なんだか怖そうな難しい病名も出てきましたが、まだ妊娠前ですからアレコレ心配するよりも今から食生活を始めとする生活習慣を見直し、健やかなマタニティライフを送れるよう心掛けてくださいね。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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