小さなサインを見逃さないで! 子どもが“不安障害”になった時の兆候と対処法

【ママからのご相談】
最近、ニュースで子どもでもパニック障害などの不安障害があることを知りました。我が家にも小2の息子がいるのですが、あまり学校のことは話してくれません。どうしたら子どもの不安障害に早く気付いてあげられるのでしょうか。また、もしなってしまったとき、どんな治療をするのかも教えてください。

a いつもと違う訴えに耳を傾けて、万が一の時は専門家に相談を。

ご相談ありがとうございます。情緒不安定な子ども時代を過ごした、フリーライターの川中利恵です。

といっても、私はおそらく不安障害だったわけではなく、どちらかといえば自宅にいるのが苦痛だったので、学校を休むことはしませんでしたが……。その代わり、思春期には別の方向で病んで苦しんでいた記憶があります。

それはともかくとして、我が子が不安障害になったら……と思うと、とても苦しく切ないものです。一刻も早く気が付いて、助けてあげたいですよね。

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「学校を休みたい」「おなかが痛い」は不安障害のサインかも?

どんな子どもでも、不安や恐怖を抱くことはあります。寝るのが怖い、ママから離れるのが怖いと感じることは、ごく普通にあることです。

しかし、実際の状況では考えられないほどの強い恐怖や不安、心配などで日常生活に支障をきたす状態にまでなってしまえば、大問題になりますよね。それが『不安障害』です。小児期の発症率はおよそ10~15%。症状はそれぞれに異なり、臨床の現場では、恐怖や不安の対象によって、タイプを区別しているようです。

特徴として、不安障害の子どもの多くは、「おなかが痛い」「頭が痛い」など体の症状を理由にして学校を休みたがります。もちろん例外はありますが、具体的に不安の対象について話をすることもあります。

どんな子どもが不安障害になりやすいの?

場合によっては、大人になるまでパニックや強迫神経症などに苦しむことにもなってしまう不安障害。何かのきっかけがある場合もありますし、ない場合もあることが難しく、さらに、不安障害と一口に言っても、障害の種類は多岐にわたり、複数の症状に苦しめられることも少なくありません。

ただし、不安になりやすい体質は遺伝するという調査結果があります。親が不安を抱きやすいタイプだと、子どもも不安を抱きやすくなる傾向があるようです。子は親の鏡と言いますが、親の不安を敏感に感じ取ってしまうものなのかもしれませんね。

治療は認知行動療法が一般的。両親も一緒に受けると良い

学校へ行くことを強く拒むなど、不安障害かな? と感じることがあったら、まずは話を聞いてみてください。いじめなどではなく、正体のない不安に苦しんでいたら、子どもの精神保健の専門家に相談してみましょう。

病院などで不安障害であると診断された場合、まずは『認知行動療法』を勧められることが多いようです。認知行動療法とは、考え方や行動を改善し、不安への取り組み方・付き合い方を学ぶ治療方法です。症状が重度の場合は、薬物療法での改善を目指します。

そのほかにも、リラクゼーションや家族療法を行うこともあります。特に、不安障害の症状が繰り返し発症してしまうケースは、親や療育者も認知行動療法を行うことによって、改善することが多くあるようです。


一度発症すると再びなりやすく、大人になっても苦しむことが多いという不安障害。

いずれにせよ、子どもの様子が最近おかしいな、ちょっとしたことを大げさに怖がるな、と感じることがあったらまずは、話を聞いてあげること。それから専門家に相談してみるのが、子どもの心を救う第一歩になるようですね。

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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