火遊びしながら学ぼう! 花火を通じて子どもに“火育”をする方法

【ママからのご相談】
もうすぐ3歳になる子がいます。自宅の庭で手持ち花火を遊ばせてあげたいと思います。まだ危ないでしょうか? 注意するべきことを教えてください。

a きちんとした火の扱い方を学ばせましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

家族揃って、花火を囲む姿は日本の風物詩ですね。一緒に持ってあげれば大丈夫だと思いますよ。初めての花火に、お子さんはどんなお顔を見せてくれるのでしょうか。とても楽しみですね。

今回は、花火の楽しみ方や、花火を通した“火育”についてご紹介します。

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花火とは

花火の発祥の地は、紀元前3世紀の古代中国。火薬の基本となる硝石が発見されたことに由来しているそうです。日本に入ってきたのは16世紀になってからのこと。今ではすっかり日本の夏の風物詩となりました。

手持ち花火には、おなじみ線香花火やスッと流れる穂のような『ススキ花火』、火花の色が変わる『変色花火』、雪の結晶のような『スパーク花火』、紙に絵が描かれた『絵形花火』などがあります。

日本情緒たっぷり! 線香花火の楽しみ方

線香花火の発祥は、江戸時代。香炉や火鉢に立てた花火の姿が、お仏壇の線香に似ているところから『線香花火』の名がついたのだそうです。線香花火には、藁に火薬がついた『スボテ牡丹』と和紙に火薬を巻き込んだ『長手牡丹』があり、前者は関西で後者は江戸で人気がありました。

今でも、私たちの目を楽しませてくれる線香花火。その燃え方には、それぞれ呼び名があります。

最初に火をつけると燃え上がる小さな玉。短い火花が花王のごとく重なり合う姿を『牡丹』と呼びます。中程に入り、一番激しく燃え上がる姿を『松葉』、次第に弱くなる火力が線のように流れる姿を『柳』、花びらが小さくチリチリと玉の周りで跳ねる姿を『散り菊』と言い、散り際の儚げな様子を楽しみます。

裏ワザ? 線香花火の玉を落とさないために

スボテ牡丹(藁)は、斜め45度で上を向ければ落ちにくく、長手牡丹(和紙)は下に45度に傾けると、火玉が落ちにくいそうです。長手牡丹の先を少しひねると、さらに落ちにくくなるようです。

花火から始める火育

最近の子ども達はママ・パパ世代よりも火を扱う機会が減ってきています。昔は、庭でゴミを焼いたり公園で焚き火をしたり、タバコ、ガスコンロ、七輪、石油ストーブなど身近なところに火がありました。現代は、火を身近に感じる機会が減っています。

ある研究では火を扱う行為は、人の前頭前野を活性化させるともいいます。ご家族で手持ち花火を楽しむ際は、ぜひ火育を意識したものにしましょう。

ご家庭の花火で注意したいこと

大阪ガスの『火育プログラム 火おこし体験』より、ご家庭で花火をするために注意したいことをご紹介します。

・火を使う(花火など)前に、近くに人がいないか、周りに燃えやすいものがないかなど、安全を確かめる
・手袋は燃えやすいので、火を使うときは外す
・風の強いときはやめる、途中で風が強くなったときは中止する
・花火遊びをするときは説明書をよく読む
・火を使うときは、消火できるもの(水を張ったバケツ、濡れたぞうきんなど)を用意する
・後始末を忘れない
・ゴミは持ち帰る

また花火を振り回したり、人に向けたりしないこと。花火を楽しむ時間もしっかり教えたいものです(公共の場所では、午後9時以降から日の出までの時間おもちゃ花火を禁止する自治体があります。お住いの地域の情報を入手しましょう)。

楽しいだけでは済まされない、子どもと火遊び

総務省消防庁予防課平成22年の広報資料によると、子どもの火遊びによる火災が1,678件も報告されています。うち、977件(58.2%)はライターが原因。次いでマッチが177件(10.5%)、花火は74件(4.4%)となっています。

大人は、ライターやマッチを普段から手の届かないところに置くことはもちろん、火遊びをしないことも、子どもが小さなときから教えましょう。

物が分かる年齢になれば、マッチなど火のつけ方、扱いを学ばせると同時に、火の恐ろしさを十分に伝えておきましょう。間違って触れれば火傷をし、火事にでもなれば家や家財が一瞬にして灰になってしまうこと。そしてそれは、自分と自分の大切な人の命まで奪ってしまうということを話して聞かせましょう。


江戸時代、線香花火は冬場のお座敷遊びとして、火鉢の上で楽しまれていたそうです。今は夏の風物詩となりました。儚く散っていく花火。わびさびとは、このような風情なのでしょうね。

●ライター/*SARASA*(ママライター)

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