日常生活の中でできる男性不妊の予防法4つ

【女性からのご相談】
不妊治療を始めたばかりの32歳です。先日の検査で、主人の精子の数が少ないことを指摘されました。男性に不妊の原因がある場合、日常生活でどんなことに気をつければいいでしょうか?

a 不妊に影響を及ぼす可能性があるものを少しずつ減らして。

ご相談ありがとうございます。フリーライターの小柚子です。

ご主人に不妊の原因があるかもしれないと指摘されたこと、ご夫婦ともにショックも大きいかと思います。男性不妊は、今や世界的にも増加の一途をたどっています。フランスの健康監視研究所の報告によれば、『1989年〜2005年の間に、男性の平均的な精子の数はおよそ3分の1も減少した』そうです。

それでは、男性不妊の原因を少しでも取り除くために、日常生活において気をつけるポイント4つをお伝えしましょう。

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日常生活の中でできる男性不妊の予防法

男性の精子の数や質は、ライフスタイルによって大きく左右されます。男性不妊の予防と改善のためにも、次のようなことに気をつけてみましょう。

(1)喫煙は絶対にNG!

タバコは男性にとっても女性にとっても、妊娠力を低下させる要因になります。私が不妊治療を始めた時も、泌尿器科の先生から、まず夫の禁煙をすすめられました。タバコに含まれる有害物質は、精子の数や質を低下させるだけでなく、受動喫煙によって奥様の卵子にも影響を与える可能性があるそうです。

(2)アルコールはほどほどに

アルコールの摂りすぎは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量を減少させます。ストレス解消にお酒を飲む時は、適量を心がけましょう。

(3)温めすぎない

女性の場合は、体を温めることが良しとされていますが、男性不妊の場合は、生殖器付近を温めすぎることによって、精子をつくる機能が衰えることが知られています。

締めつけ感のある下着や、サウナなどはなるべく避けましょう。また、座った状態で膝の上にノートパソコンを置いて作業することも、男性不妊の予防という点においては好ましくないという意見もあるようです。

(4)フタル酸が含まれるものをなるべく避ける

数か月前、プラスティック製品などに含まれる『フタル酸』という物質が、男性不妊に何らかの影響を与えるという研究報告がなされました。全インド大学、そしてアメリカ国立衛生研究所による研究では、それぞれが『フタル酸の値が高い男性ほど、不妊に悩む傾向が高い』と結論づけています。

フタル酸は、環境ホルモン作用があることで以前から有害性が指摘されていましたが、不妊にも関係があると言えそうです。フタル酸は代謝が早いため、体内に蓄積されることはほとんどないようですし、さまざまな物質に含まれているため、全てを防ぐことは不可能ですが、制汗剤やヘアスプレーといったものの過剰な使用を控えるなど、できることから対策を始めてみましょう。


いかがでしょうか?

日常生活において、男性不妊を予防するためにできることは多くあります。しかし、あれこれと気にしすぎて、夫婦ともにストレスをためてしまうことが一番良くありません。

精子の数や質に影響を及ぼす可能性があるものを、無理の無い範囲で、少しずつ減らすことから考えてみましょう。

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●ライター/小柚子(フリーライター)

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