脳のメカニズムに合わせるべし! 効率良く受験勉強をするポイント3つ

【ママからのご相談】
部活を引退した中3の息子がようやく受験勉強に取り掛かりました。徹夜して頑張っているのですが、思うように成果が出ません。塾の模試でもひどい点数が返ってきて落ち込んでいます。体調も心配ですし、どうしたらいいのでしょうか?

a 睡眠は大切! 脳の癖を知り、効率の良いスケジュールを組んで。

ご相談ありがとうございます。我が家の長女も、エンジンがかかるのが遅くて少しひやひやした経験があります、フリーライターの川中利恵です。

睡眠時間を削ってまでの勉強、本当に頑張っているなと思います。我が娘にはなかった真剣さで、少しうらやましいぐらいです……。しかし、勉強したことをしっかり脳に刻み付けるには、タイミングが大切なようです。人間も動物ですから、睡眠は当然大切です。さらに睡眠中は、日中の出来事を整理し、記憶するというメカニズムがあります。ですから、脳が情報を整理して刻み込むための時間がとれない徹夜の勉強は、長期的に見れば、完全に効率が悪い勉強の仕方となるのです。

それでは、脳のメカニズムを基準に考えた効率の良い勉強法とは? ポイントを3つ抜き出して、ご紹介します。

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(1)早起きは三文の徳! 午前中は思考的な問題を中心に

脳は空腹感を覚えると、肉体の危機と判断し記憶力が高くなるそうです。逆に満腹になると眠くなるように、体の危機的状況を脱してしまうと、脳の活動が下がってしまうのだとか。そこで、集中力が必要な勉強は、少し早起きをして午前中にあててみてはいかがでしょうか。もちろん満腹はNGなので、朝食は軽めに!

ただし、朝起きてすぐはまだ脳が寝ぼけています。朝食前に勉強時間を作るのであれば、チョコレートを1カケラ食べて脳に栄養をあげて、計算問題をはじめとした反復学習や前夜勉強した内容の復習にあててみてください。

同様に、夕食前の数時間の勉強もおすすめです。絶対に理解しておきたいことや宿題などは、この時間にこなしてしまうとよいかもしれません。

(2)就寝1時間前は記憶教科を重点的に!

冒頭でご紹介したとおり、睡眠には記憶したものを整理整頓し、知識を脳に蓄える働きがあります。実際に、語学の勉強前後にテストを実施し点数を比べる実験では、もちろん勉強直後のテストで点数は上がりますが、勉強後に睡眠を取ってからテストを行ったときのほうが、点数が上がったという結果があるのです。

その特性を活用し、寝る直前は国社や英単語などの記憶教科を中心に取り組むと、より学習効率が上がるのだとか。これはなんと、昼寝にも有効だそうです。

夕食後は満腹のため、勉強ははかどりません。食後1時間ぐらいはオフタイムにして、息抜きの時間にしてみてはいかがでしょうか。

(3)勉強の前に1杯の水を! 水分補給が知識蓄積を助ける!

海外の論文によると、体重のたった1%だけの水分の損失で、なんと記憶力の低下や認知エラーが起こることが分かっています。脱水というレベルでなくても、総重量の70~80%が水分で構成されている脳がいち早く異常を起こすというわけです。

そこで、勉強前にはお水を1杯飲んでみましょう。脳がすっきり機能し、記憶力がアップしますよ。ただし、利尿作用があるお茶やコーヒーはNG。逆に水分不足になってしまいます。


“睡眠不足や満腹状態での勉強は効率が悪い”ということは、おそらく誰でも経験があるはず。効率が悪いだけでなく、疲れ果てて心が病んでしまうことも……。やはり徹夜などの無理はせず、規則正しい生活を基本にして、勉強に取り組んだほうがよさそうです。

もちろん実際の効果は個人差があるでしょう。でも成績面だけでなく、心と体の健康のためにも、ぜひ試してみてください。私も、長女には間に合いませんでしたが、次女がその気になった時に試してみようと思います。

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●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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