幼児期編・子供に言ってはいけない禁句集5つ

【ママからのご相談】
夏休み中は、4歳の息子と過ごす時間がとても長く感じます。息子が家にいると、散らかし放題で片付かなくて、「ちゃんと片付けなさい!」と、ついつい怒ってばかりいます。私が口うるさくしているせいなのか、注意をすると息子がすねてしまって言うことを聞きません。このような状況で、効果的な言葉の掛けの方があれば、教えてください。

a 人格を否定する言葉は禁句! 自己肯定感を高める伝え方を。

こんにちは。ママライターのKOUです。

長い夏休みを、どのように子どもたちと過ごしていくか……多くのママが頭を悩ませていることでしょう。ですから、ご相談者さんのように、イライラが募って普段は言わないきつい言葉を、子どもにぶつけてしまうこともあるかもしれません。

とはいっても、子どもの気持ちを萎えさせるようなマイナスな言葉は、なるべく使いたくないですよね。

では、日常の中でママがつい言ってしまいがちな話し方が、子どもにどんな影響を与えているか、また、どう変えれば子どもの自己肯定感を高める話し方になるのか。心理カウンセラー・朝妻秀子さんの著書『子どもが本当は欲しがっているお母さんの言葉』から、幼児期編と小学生編の2回に分けて、ご紹介します。

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幼児期

この時期は、子どもに、「生きていて楽しい!」という気持ちを植え付ける時期です。実際、子育てをしていると、つい心配であれこれ口を出してしまったり、指示を出したりしてしまいます。どんどん新しい経験をさせてあげるのが大事なのだそうです。

(1)「ママの言う通りにしなさい」

子育て中のママは、たいてい、子どもが言うことを聞いてくれないことにイライラしますよね。「だめよ、こっちにしなさい」と日常の細かなことで、ママの言う通りにさせようとするのは、「あなたの考えることに価値がない」というメッセージになります。そのメッセージを受け続けていると、「自分は何も考えないほうがよいのだ」と思うようになり、自主性の欠けた子どもになってしまうようです。

「やってみなよ!」「面白い考えね」などと子ども自身に選ばせることで、創意工夫の芽が育ちます。

(2)「ちゃんとしなさい」

「ちゃんと靴を履きなさいよ」「ちゃんとお箸を持って」など、しつけの面で、“ちゃんと”という言葉を使うことが多いかもしれません。“ちゃんと”というのは、具体的にどうすればいいのかが、子どもには分からない言い方です。それを言われ続けると、子どもは、常に自分は何かができていない、何か間違っているんだという、不全感を持ち続けることになるようです。

どんな行動をすればいいのか具体的に伝えて、結果を認めてあげましょう。

(3)「そんなことをするのは悪い子よ」

子どもがおもちゃを乱暴に投げたときや、いたずらっぽく叩いたとき、「そんなことをするのは、悪い子よ」と、ママがたしなめることがあります。“悪い子”といった人格を否定する言葉は、子どもの中に罪悪感を植えつけることになるそうです。

子どもの人格を否定せず、「こうするといいよ」などと、行動の間違いに気づかせる言い方をするとよいでしょう。

(4)「ごめんなさいを言えたら許してあげる」

ママ自身が子どもに、「ママ嫌い」といった言葉で傷つけられたり、ママの気持ちを逆なでする言動を子どもがとったりしたとき、思わず、「ごめんなさいを言えたら許してあげる」と口走ることがあります。これは、「あなたがごめんなさいを言いさえすれば、私の気がおさまるのよ」という気持ちで子どもに無理に言わせようとしている以上、子どもは反省することを学べません。

「ごめんなさい」を言わせようとするのではなく、「○○くんがそう言って(そういうことをして)、ママ、悲しかったよ」など、自分のしたことがどういうことなのか、子どもが振り返ることができるように話をしましょう。

(5)「人に怒られるわよ」

公共の場で、子どもが迷惑な行動をとってしまったり、ルールを守らなかったりすることがあります。すぐにやめさせたくて、親は、「ほら、前の人に怒られるわよ」「お店の人が怒りに来るよ」などと、言ってしまいがちですよね。

こう言われた子ども自身が、人の目を気にするようになり、「人にどう評価されるかが大事なんだ」という考え方を生みます。さらに、「人が見ていなければ、やってもいいんだ」という考えにも至ってしまうのです。

公共の場での言動を注意するときは、「静かにできないから、外に出ようね」「ここは、皆で仲良く使う場所だから、まだそれができないのなら、帰ろうね」と、冷静に対応して、その場から離れることをお勧めします。


以上、幼児期編でした。

きつい言葉もときには効果的です。しかし、どの年代も共通して言えることは、「この子は、本当は何を言いたいのだろう」「どんな気持ちでこれを伝えているのだろう」などと、子どもの言葉の真の意味や、言葉に表現しきれない気持ちを受け止めようとする親の姿勢が重要だと言います。

それは、“聴く”ことです。1日のうち1回は子どもの言葉に耳を傾けてみましょう。

次回は、小学生編をご紹介します。

【参考文献】
『子どもが本当は欲しがっているお母さんの言葉』朝妻秀子・著

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●ライター/KOU(ママライター)

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