体罰を受けて育った子どもの心身的悪影響3つ

【ママからのご相談】
35歳の主婦です。ときどき5歳の子どもを叩いてしまいます。イケナイとはわかっているのですが、つい手が出てしまいます。最近、テレビや雑誌などでも体罰はいけないと言われていますが、体罰以外で、子どもに「わからせる」方法は、どういうものがあるのでしょうか?

a 体罰の根本は「天に唾をする」ということです。

こんにちは、ミクノです。

体罰の問題がよく、新聞紙上その他で取り上げられていますね。体罰がなぜ良くないのか? から順番に見ていきましょう。

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体罰が良くない理由

体罰に関するアメリカの調査結果が、ぼくの手元にありますが(コピーのコピー)、体罰を受けると一時的に親の命令に従う子どもになるものの、

(1)攻撃性が強くなる
(2)反社会的な行動に走りやすくなる
(3)精神疾患を発症する

というような結果になるということがわかっています。体罰を受けた36,000人(多いね!)の子どもを対象にした調査結果がこれです。

体罰の根本にあるもの

体罰かそうではないかを決めるのは、体罰を受けたがわ、つまり子どもです。子どもが親に殴られて痛くても、「これは愛のある教育である」と感じると、それは体罰ではないし、軽く叩いただけでも、子どもが「体罰だ」と感じれば、それは体罰でしょう。

よって、すべての体罰のケースを一般論としてくくって論じることはできないと思いますが、上にご紹介した調査結果はまちがっていないでしょうし、体罰を受けた子どもは、友だちや彼女(彼氏)や親にも、おなじように暴力を振るう傾向にあるとも言われています。

ではどうするべきか?

体罰で子どもの性格が歪んでしまうのであれば、ではどうするべきか? 方法はひとつしか残されていないでしょう。

「子どもが納得するまで話し合う。言って聞かせる」。この方法しかないでしょうね。

「あなたの」老後の問題とおなじでしょう

専門家の指摘を待つまでもなく、オトナはいずれ老人になり、老人になると、みずからの食事や排泄がじぶんひとりではできなくなることもあります。要するに、ぼくたちオトナは子どもに戻っていくのです。そのときに、介護ヘルパーさんが老人に暴力を振るう。あるいは陰湿にイジメ倒す。こういうこともひとつの社会問題になっています。

子どもと話し合う。わかるまで言って聞かせる。これはひとつのキレイゴトかもしれません。しかしその背景には、「この子はこういう子なんだ」という「現実」を「直視して受け入れる(個別性を認め許容する)」という、オトナがわの「こころの教育」があります。

みずからを教育できないオトナ(親)は、子どもに体罰を与え、みずからが年老いた時に、誰かに暴力を振るわれる。

そのときに、「だって、年老いてカラダが言うことを効かないのだから仕方ないでしょう」と涙目で叫んでも、誰も聞いてくれないということです。じぶんがやったことは、じぶんに跳ね返ってくる。

「天に唾をする」ということが、体罰問題の根本にあるのではないでしょうか。

●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)

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