パパにも使える!? 子どものやる気を引き出す「ありがとう」の伝え方

【ママからのご相談】
小学5年生の娘がいます。少し前まで、家事の手伝いをしてくれていましたが、ここ最近やらなくなってしまいました。理由を聞くと「やっても文句言うから、もう嫌だ」と言うのです。しかし、心当たりがありません。やり方を注意した記憶はありますが……。どうしたら、ちゃんとやってくれるようになるのでしょうか。

a まずは心からのお礼を伝えて、ダメ出しはマイルドに!

ご相談ありがとうございます。正直なところ、家事はあまり得意ではない、フリーライターの川中利恵です。

我が家の娘たちも、教え始めのころは喜んで家事の手伝いをしてくれたのですが、急にやりたがらなくなってしまった時期がありました。ちょうど、ご相談者さんの娘さんと同じ時期のことです。

しかし、中高生になった今では、皿洗いなどの食事の後片付けや、洗濯物を取り込んだり畳んだりすることはほぼ毎日やってくれますし、月に何度かは、ご飯を作ったり掃除機をかけたりもしてくれます。

彼女たちが再び、家事のお手伝いをしてくれるようになったのは、私が頼み方とお礼の言い方を変えるようになってからのことでした。

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誰もが最初から100%できるわけじゃない

先日、旭化成ホームズの『ヘーベルハウス共働き研究所』が、『妻の家事ハラ白書』という調査結果を発表しました。『せっかく手伝ったのに、ダメ出しされ、家事へのやる気を失う』などのレポートに、ネット上で賛否両論を呼んでいます。正直なところ、私自身も調査結果を読んで、「世の夫は子供なの?」と思ってしまいました……。

ここで冷静に考えてみてください。小さなころから、家事をする習慣がなく、自分がやる必要性を感じていない人が家事をするということは、ある意味初めてのチャレンジです。しかも、“妻が喜ぶ”と思っての行動のため、ダメ出しされることは想定していません。まるで子供のお手伝いとそっくりだと思いませんか? これは、パパが主に家事をしている家庭で、ママが家事を手伝ったとしても、同じことが起きるのではないかと思います。

どんなことでも、初めてで完璧な仕事をすることはできません。特に家事は、家庭によってやり方が違うのですから、たとえ大人だろうと、いつもママがやっているような仕事ができるはずがないのです。大人でも難しいのですから、子供であればなおさらです。

まずは、「本当に助かった!」「うれしい!」というアピールを

子どもに家事の手伝いをさせることは、人として独り立ちをさせるために必要な、しつけであり、教育です。でもそれ以上に、お手伝いは“人の役に立てた!”という充足感や喜びを感じてもらうチャンスだと思っています。事実、心理学的にも人の役の立てているという喜びが、やる気を引き出すと言います。

お手伝いをしてもらったとき、たとえ完璧にできていなくても、まずは、「すごく助かっちゃった!」「ありがとう」と大げさなほどにお礼を言ってみましょう。少しでもママの手伝いをしてくれようと思った心意気に対して、感謝の気持ちを伝えるのです。

「もう少しこうして欲しい」はマイルドに伝えてみよう

しかし、どこか汚かったり、適当すぎたり、自分とはやり方が違うということは多いもの。適当でも、「やればOK」だと思われても困りますし、中途半端のまま放置しておくわけにはいきません。

そんなとき、以前の私は、遠回しにこれではダメだという言い方をしたり、黙ってやり直していました。そうするうちに、手伝いを嫌がるようになってしまっていたのです。

そこで私は、言い方を変えるようにしてみました。「ありがとう。でも、もう少しこうしてくれるともっと助かっちゃうなぁ!」というように、お礼を伝えてから効率のいいやり方を具体的に教えて、最後にまた感謝の気持ちを伝える方法に変えたのです。

いつしか、我が家の娘たちは、もっと上手に家事の手伝いをしてくれるようになりました。

もちろん娘たちにも、自分なりの生活ペースがあるので、頼めば毎回すぐにやってくれるわけではありません。でもそれは私も同じで、お互い様です。


せっかくのお手伝い。ほんの少し言い方を変えるだけで、お互いに気持ちよくできるものです。すぐに効果が出るようなものではありませんが、今日からちょっとだけでも、心がけてみませんか?

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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