子供の“噛み癖”を改善するポイント3つ

【ママからのご相談】
4歳になる息子の噛みグセが治りません。1歳から保育園に通っていますが、度々お友達を噛んでしまいます。

その都度叱ってはいるのですが、先日もケンカ中に相手を噛んでしまい、かなり酷い怪我をさせたようです。しかし、本人に聞くと、「覚えていない、なぜ噛んだか分からない」と言うのです。

また、保育園の先生には、「卒乳が早かったのが原因ではないか」と言われました。

自分の考えを人に伝えるのが苦手なのだと思いますが、もうそろそろ噛まなくてもコミュニケーションが取れても良いように思います。

このまま様子を見て良いのでしょうか? それとも、何か問題があるために噛みグセが治らないのでしょうか?

ある程度大きくなれば自然と治まるだろうと思っていたので、正直、がっかりしていています。

a 環境や子どもの性格、出来事など、様々な要因があります。

ご相談ありがとうございます。個性幼児教育専門家・おうちサロンプロデューサーの赤井理香です。

保育所勤務時代、噛みグセのあるお子さんにたくさん接してきましたが、他のお子さんに怪我をさせてしまう恐れがある噛みグセは、親御さんが深く悩まれているケースが多く、今回のご相談者様の心労も、大きなものではないかとお察しします。

噛みグセの原因は様々ですが、やはり自分の気持ちを言葉で上手く表現できない子が、衝動的に噛んでしまうケースが多いです。

最初は弾みで噛んでしまっただけの子も、2度、3度と繰り返すうちに、噛むことが癖になってしまう場合があります。

140709akai

愛情が伝わっていないと噛みグセに

また、親の愛情が子どもに伝わっていないと、噛みグセが長期化する場合があります。

保育所勤務時代に、ケンカの時はもちろん、滑り台を滑り終わった瞬間に意味もなく近くにいたお友達の腕を思い切り噛んでしまうなど、激しい噛みグセの男の子(A君)がいました。

A君の場合、下に赤ちゃんの弟がいたため、日中は保育所で過ごし、家に帰っても、親御さんは弟に掛かり切りの状態でした。

親御さんのA君に対する深い愛情は感じるものの、“その愛情が伝わっているか”という視点で見ると、十分とは言えなかったのです。

そこで、面談の際に、A君とお母様が2人きりで過ごす時間を作ってみてはどうかとご提案しました。

お父様にもご協力いただき、日常的に思い切りママに甘えられるようになってから、明らかにA君の噛みグセは改善され、1か月後には殆ど噛むことがなくなったのです。

噛みグセを改善するためのポイント3つ

噛みグセには、環境や子どもの性格、出来事など、様々な要因があります。そこで、子どもの噛みグセを改善するポイントを具体的にご紹介します。

(1)極力噛む前に防ぐ

噛みそうな瞬間は、表情などで分かるものです。クセとして定着させないために、できる範囲で良いので、噛む前に阻止しましょう。

噛んでから叱るよりも、遥かに良い結果になります。方法としましては、抱きしめて気を逸らすなどが有効です。

(2)気持ちを代弁してあげる

腹を立てた子どもが衝動的に噛もうとする時、「悔しかったのね」「嫌だったの?」など、子どもが伝えたかった思いを代弁してあげましょう。

それを繰り返すことで、“噛む”という表現手段から“言葉”の表現手段に移行していきます。

(3)愛情を伝える

溢れる程の我が子への愛情があっても、必ずしもお子さん自身に伝わっているとは限りません。

・話を聴く時は、子どもの目線の高さで、しっかり目を見る
・抱きしめたり撫でたりといったスキンシップをする
・短くて良いので、子どもと2人きりの時間を作る

以上のようなことを実行してみてはいかがでしょうか。

「ママは自分に関心を持ってくれている」「自分を受け入れ、好きでいてくれている」とお子さんが感じられるように、日々愛情を伝えましょう。


親が、「自分の育て方が悪いのでは……」と思い詰めることは、さらに状況を悪化させてしまいます。今の状態がずっと続く訳ではないので、悩み過ぎず、できることから1つずつ試してみて下さいね。

●ライター/赤井理香(個性幼児教育専門家)

編集部追記

今回のコラムでは、子どもの噛み癖を改善する方法として、「日頃から意識して愛情を注ぎましょう」という視点でアドバイスをいただきました。

「噛み癖(噛みグセ)」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

151204rewrite

大人と子どもの“噛み癖”の違い

噛み癖は子どもの癖というイメージが強いですが、最近では大人になっても噛み癖のある人も少なくありません。

子どものころからの噛み癖が大人になっても治らない人、または大人になって“噛み癖”の症状がでてしまったという人も。

では大人と子どもの噛み癖にはどんな違いがあるのでしょうか。

大人の噛み癖

大人の噛み癖とは、成人した大人が、無意識のうちに“何かを噛んでしまう癖”のとこを言います。

よく“爪を噛む”というのは耳にしますが、ほかにも“ストロー”や“たばこのフィルター”を噛む方も多いようです。

噛み癖を持つ大人は、その力加減がコントロールできないのも特徴の一つのようです。

たまに一緒にいる相手のストローが気付けばガタガタ……なんて状態を目にすることもありますよね。

どんなに外見は立派な男性でも、キレイな女性でも、強そうな人でも、習慣的に何かを噛んでしまうというのが“噛み癖”です。

ー原因

大人になってからの噛み癖の心理的要因として、“いら立ち”や“情緒不安定”が考えられるそうです。

大人になり社会にでれば思い通りにいかないことが多くストレスを感じる方も多いですよね。

“内面的な不安定さ”を必死で安定させようとする心の働きが表面化してしまった症状が“大人の噛み癖”の主な原因とされているようです。

また、中には子どものころに感じた“寂しさ”を忘れられず大人になっても治らないケースもあるようです。

ー解消方法

噛む癖があることを認め、現在の自分を心から認めてあげることが大切なようです。

自分はどんなときに噛み癖が出てしまうのか……”無意識にでる癖なのでそれに気付くことは難しいですが、一度自分の癖に向き合ってみることが解決への近道かもしれません。

そして、何より“自分を否定しない”こと。ときには、「自分は頑張った」とほめてあげることも必要です。

少しでも心身ともに疲れを感じたら、自分でもできるストレス解消法を見つけることも大切ですね。

スポーツや食事、買い物や趣味など好きな時間をつくり、気持ちを明るくさせる方法を探してみましょう。

精神的なリラックスをするために、入浴や睡眠時間も大事にしましょう!

子どもの噛み癖

子ども大人同様にストレスが原因と考えられています。では、子どもにとっての“ストレス”とはどういうものなのでしょうか。

ー原因

子どもの噛み癖の心理的要因として“親の愛情不足”や“欲求不満”が考えられるそうです。

「もっと親にかまってほしい!」その思いが叶わないと噛むという癖に発展してしまうようです。

「もっと自分に注目してほしい」という気持ちの表れなようです。

ー解消方法

子どもに噛み癖がみられたら……それは“愛情不足のサイン”かもしれません! 大切なのは子どもの不安を取り除く”安心感”を与えてあげること。

そのためにも十分なスキンシップをはかり親子の愛情をもっと深めてください。

子どもの噛み癖でもっとも多い時期が“幼児期”と言われているようです。言葉も理解し始め、大人との会話もできるころ。

子どもとしっかり向き合う時間を大切にしてみてください。

rewrite21

噛み癖……どんなものまで噛む!?

噛み癖と言っても、対象は人によってさまざま。最も多い“爪”以外にはどんなものが挙るのでしょうか。ご紹介していきます。

・えんぴつ
・消しゴム
・おもちゃ
・お箸
・タオルの端っこの固い部分
・ストロー
・たばこのフィルター

など、大人と子どもでも異なりますが、対象は人それぞれのようです。

中には“人の体(恋人やパートナー)”なんてものも。「かまってほしい!」という好きすぎる心理が働くようです。

また、爪の噛み癖は爪がボロボロになり形が変形しそのまま放置しておくと元に戻らないこともあるようです。

ひどくなる前に早めに治しましょう!

噛み癖の一つ“歯列接触癖(TCH)”とは

他にも、“歯列接触癖(TCH)”という症状もあります。

本来なら、唇は閉じていても、歯は離れているのが正常な状態と言われるそうですが、無意識のうちに上下の歯を接触し続けてしまうことがあるようです。

パソコンをいじりながら、“グッ”と歯に力をいれくいしばっていませんか?

この噛み癖が原因で『頭痛』、首や肩・腰の『コリ』や耳鳴り、めまいなどを引き起こす可能性もあるそうです。

対処方法は、自己意識! とにかくくいしばらないように“歯を離す”といったメモをこっそり自分にしか見えないような場所に貼っておくと良いかもしれません。

軽く唇を閉じ、上下の歯が接触しないように離す。この状態に違和感を感じ落ち着かない方は、ぜひメモを試してみてください。

rewrite2

噛み癖を治した先輩ママの体験談

・『とにかく子どもと一緒にいる時間をたくさんつくるようにしました。“一緒に何かをする”を意識することで、噛む隙を与えないようにしたら3か月くらいで治りました』

・『ちょっと心が痛んだのですが、両親に教わった“唐辛子”で治しました。噛みそうな部分やものに唐辛子を少し塗っておくと最初は泣きましたがそれからは噛まなくなりました』

・『息子の噛み癖が中々治らなかったので、苦味を感じる食用のマニキュア(子どもの爪用)を使いました。ネットでも簡単に手に入るのでぜひ試してみてください』

・『遊び感覚で子どもの爪にかわいいシールをはって噛まないようにしてました。気付いたら治っていましたよ』

など、噛み癖に悩んだママたちの体験談でした。方法によっては賛否もあるようですが、お困りの方は一度試してみるの良いかもしれませんね。

しかし、ほとんどのママさんが、「あまり気にしないで!」と楽観的な意見を言われたそうです。悲観的にならずゆっくり治るのを見守るのも解消法の一つなのかもしれませんね。

犬の噛み癖について

噛み癖は人間だけの症状ではないですよね。特に多いのは“犬の噛み癖”ではないでしょうか? そこで犬の噛み癖につていもご紹介していきます。

噛み癖の種類と原因

・生理的な噛み癖
……歯が生え変わる時期の子犬の場合、歯がむずかゆく何かを口にし加えていないと落ち着かないため
・遊びの延長や攻撃、怒りなどの噛み癖
……「なでようとしたら噛まれた!」そんな経験はありませんか? “遊んでくれることへの期待”や“相手への不信感”“嫌悪感”が働くため
・本能的な噛み癖
……「噛みたい!」という気持ちが本能的に出てしまうため
・縄張り意識の噛み癖
……自分のテリトリーに不信な相手が入ってきたときに相手を追い出すため
・過剰な興奮による噛み癖
……邪魔されたくないという気持ちが強く働いてしまうため

犬の場合、その場の状況や心理によって“噛み癖”が出てしまうようです。

しつけ

子犬の甘噛みならまだかわいいレベルですが、中大型犬の甘噛みは、たとえ犬が遊んでいるつもりでも、人や物を傷つけてしまう場合があります。そこで噛み癖の“しつけ”が必要になってきます。

・強く噛んできたら、口吻を叩いて、「イタイ」「ダメ」と強く発し、痛かったことを犬に悟らせる。
人に歯を当てないようにする。おもちゃやタオルなどの物は感でもいいが、人はダメということを覚えさせる。

物の場合は、“噛んでも良いもの”と“噛んではダメなもの”を教えることが大切なようです。ダメなものを噛んだら叱る。

そして対策としては噛んではいけないものには、予めガードを作っておくことも必要なようです。ソファーや高級なものは予め守っておきましょう!

rewrite22

犬の噛み癖によるトラブル談

・『近所の家に回覧板を届けにいき、ポストに投函しようとしたら庭で放し飼いにされている犬が突然飛びかかってきました。顔と腕を噛まれ流血してしまったので病院で縫うはめになりました』

・『散歩中にリードにつながれた犬に手首を噛まれました。病院に行くほどではなかったのですが、軽い内出血を起こしてしまいました』

噛まれたときの処置としては、まず傷口をよく洗うこと。そして、消毒をし流血しているようならば止血し状況次第では病院で手当してもらうことも必要です。

破傷風といって、破傷風菌が傷口から体内に侵入し死に至るケースも。

“口が開かない”“首筋などがつっぱる”“食べ物や飲み物が飲み込みにくい”などの症状があらわれたら、早めに病院に行って診てもらいましょう!

犬は悪気が合って噛んだわけではなく、遊んでほしい気持ちが強く表れてしまう場合もありますよね。

でも、どんな理由であってもある程度の“しつけ”は必要なのかもしれませんね。他人に迷惑をかけないためのマナーは大切にしたいですね。


「大人と子どもの噛み癖の違い」や「噛み癖治しの体験談」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

子どもの噛み癖はよく聞きますが、大人の噛み癖も多いようです。あまり考えすぎず・焦りすぎもよくないようです。子どもとのスキンシップの時間を大切にしてみてください。

そして、大人の場合は社会に出てから感じるストレスが大きいようですね。解決方法は自分にあるとされています!

まずは自分を責めずに認め、そして笑って楽しく過ごせる時間の過ごしかたを見つけることが大切なようです!

お休みの日はぜひ気分転換するストレス解消法を試してください!

(パピマミ編集部/笠原)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (54)
  • うーん (28)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする