「マタニティブルー」「産後うつ」の症状と対処法

【男性からのご相談】
先日、子供が生まれたばかりです。心から喜んでいるのですが、妻が慣れない育児のせいか情緒不安定のように感じます。このような場合、どんなことをしてあげればいいのでしょうか。

a 積極的に家事や育児を手伝い、「頑張れ!」と言わないことです。

こんにちは。第一子出産後にマタニティーブルーを経験したメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

ご出産、おめでとうございます。喜びもひとしおでしょう。

多くの女性は、出産後に精神状態が不安定になります。眠れないし、どう子供に接していいかわからない上に、子供に泣かれれば辛い気持ちになってしまいます。特に、第一子の時はこのような不安感が強く感じられます。パートナーの助けは必要不可欠なのです。

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マタニティーブルーの発症と症状

女性は、出産を境にして、分泌されていた女性ホルモンが急激に低下し、ホルモンの状態が変わります。それが自律神経に影響を与え、感情の変化を起こすというメカニズムになっています。要は、ホルモンバランスの乱れが原因で起こっている、ということです。

分娩や慣れない育児疲れ、睡眠不足も原因となりますが、それ以上に「日中一人で育児をしなくてはいけない孤独感と不安感」が大きいでしょう。

症状として、情緒不安定・食欲不振・うつ状態が挙げられます。急に涙が出てきたり、「置いてけぼり」にされたような感覚がしたりして、どうしようもない気持ちが波のように押し寄せることも。

この状態を放っておくと、「産後うつ」になってしまうこともありますので、気づいた時に早めの対応が必要です。

一番は、なんといってもパートナーの協力

上記に挙げたような症状などが現れ始めたら、話を聞いてあげることや家事・育児の手伝いを進んで行うことが大切です。

パートナーが自分を受け止めてくれることがわかれば、症状も安定してきますし、何より信頼が増します。

仕事で疲れたからといって話を聞かなかったり、「日中何をしていたんだ」と妻の行動を否定するようなことを言ったりすることは、症状を悪化させますし、下手をすると「離婚したい」とまで思い詰めさせてしまいます。そんなことまで考えさせなくてもいいように協力してあげることが大切なのです。

私がこの症状を発症させたときは、主人が夜中のミルクやおむつ替えを変わってくれたり、甘い物を買ってきてくれたり、お風呂にゆっくり浸かって来られるよう、子供の世話をしてくれました。おかげで「自分は1人じゃない」と思えることができ、元気を取り戻すことができました。

特別なことはしなくても、「安心させてくれる」ことがうれしかったです。

絶対にやってはいけないこと・言ってはいけない言葉

性格的に、責任感の強い人や完璧主義の人などは発症しやすいと言われています。ですから、それをうまくカバーしてあげるとよいでしょう。

話を聞いてあげることがとても大事ですが、1点だけ注意が必要です。それは、言葉掛けの内容です。

上記の性格の持ち主が、マタニティーブルーや軽度の産後うつ症状を発症している時には、「頑張れ!」の言葉は禁句です。励ますために言ったとしても、「これ以上何を頑張ればいいの?」とネガティブに捉えてしまい、余計に悪化させてしまう原因になります。

また、「妻に対して無関心」でいることも否定されていると感じてしまいます。子供に対してだけでなく、妻に孤独を感じさせないことが必要です。


夫や家族のサポートがあるだけで、マタニティーブルーや、女性のうつの発症率は5倍ほど変わると言われています。出産という大きな仕事をし、身体が元に戻らないうちから育児や家事をしなくてはいけない奥様に、優しい言葉掛けと、孤独を感じさせない手助けをしてあげてください。

マタニティーブルーの場合は、2週間ほどで良くなります。しかし、それを超えてもまだなお続く場合は、産後うつに移行してしまっている可能性がありますので、心療内科やメンタルヘルス科の受診をお勧めします。

【参考文献】
・『マンガで分かる心療内科』ゆうき ゆう・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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