違いが分からない! 「遺書」「遺言」「エンディングノート」の法的効力と遺す意味

【男性からのご相談】
父の死を機に、自身のもしものときを考えるようになりました、40代の自営業、男性です。まだ子供も小さいので、何を残そうか考えているのですが、遺言、遺書、エンディングノート。……どれが、どんなものなのかもわかりません。どれを残したらよいのでしょうか?

a より豊かな未来へのヒントにもなるかも。

こんにちは。片付けパーソナリティのあさがみちこです。

40代、まだまだお若いので何も考えなくて大丈夫! といいたいところですが、やっぱり家族のことを考えると、少し考え始めたほうがいいですよね。

今回は、葬儀などの総合的なコンサルティングを運営していらっしゃる、大手企業の方からのお話を参考に、遺品整理士でもある私が「遺書」と「遺言」、そして「エンディングノート」についてご回答させていただきたいと思います

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なにがどう違う?

まず「遺書」とは、個人が死後のことを考えて、亡くなる間際に書いた手紙や文書のことです。

では「遺言」は? 「遺言」とは、個人がなくなった時に持っている財産を、誰に、どのような形で相続するかを記すもので、遺言者の意思が法律上保護され、実現されるものです。

そして「エンディングノート」とは、自分の介護や終末期の医療、ご葬儀の事など、もしものことが起きた時に伝えておきたいことを書き記すノートのことで、法的効力はありません。

(1)まずはエンディングノートを手にしてみましょう

財産が金額に多少に関係なくあるのなら、遺された方のためにも「遺言」を残すことをお勧めしますが、相談者さんもまだお若いし、なかなか敷居が高く感じるかもしれません。

そして、今お読みいただいている子育て世代のお母さんや、働き盛りの女性も、遺言は縁がないものと思われていることでしょう。実は私もその一人です。

ただ、「万が一」というのは誰におきてもおかしくないこと。やっぱり、家族のためにも年齢・男女問わず何かを残してほしいと感じています。

法的効力はないものの、やっぱりエンディングノートがいいんじゃないでしょうか

(2)近年、映画になり話題にもなった「エンディングノート」

ここ最近、様々な内容のエンディングノートが登場しています。

緊急連絡先や、財産、負債、保険などを中心に記入するスタンダードなモノから、自身の葬儀の際に使ってほしい写真や演出・香典や死亡通知をして欲しくない人について、詳しく記入できる……なんていうノートも。

他にも、Webのパスワードを記入したり、自分の語り継ぎたいレシピや年表、旅した先や、お気に入りなどを楽しくかけるノートもあるんです。

(3)より豊かな暮らしを得るためにも書いてみましょう

「エンディングノート」という響きだけを切り取ると、最期を想像し、少しさみしい感がありますよね。でもそこには、あなたの大切な家族やパートナーにあてる、大切な想いや人生を書き記すことができます。

それに、ノートに書くことを通して、今の生活やモノ、財産を見直すきっかけになったり、自分自身の人生振り返ることによって、自分の心をととのえる行為にもつながっていきます。

それは、より豊かな未来へのヒントにもなるかもしれません。


「万が一のため」だけではなく、人生を集約した記録……いつもは口にできない愛する人たちへの想いを記すためにも、ぜひエンディングノートを活用してみてください。

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●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)

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