職場のイクメンたちを支える「イクボス」って一体なに!?

【パパからのご相談】
私は地方に住む40代のサラリーマンです。この春、営業所長になりました。業種は食品機械販売の販売やメンテナンスが主です。当営業所の大きな問題点の一つ、長時間労働をなんとかしたいと調べていたら、「イクボス」というワードが飛び込んできました。

私は結婚していますが、まだ子どもはいません。子どもがいないので「イクボス」にピンときません。子育てのことですので、こちらのサイトに「イクボス」について伺ってみようと思いました。よろしくお願いいたします。

a 社会の変化でイクボスはうまれた。

こんにちは。ソーシャルビジネス・コンサルタントの片山知行です。パパの子育てやワーク・ライフバランス支援などをライフワークにしています。

私も以前、運送会社の営業所長をしておりました。当時は“イクボス”という言葉はなかったのですが、業務効率や、従業員、従業員の家族のしあわせを考えながら仕事をしておりました。

今回は、営業所の運営やイクボスについてお話ししたいと思います。

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私たちが幼少の頃は、「男は仕事、女は家庭」と言われ、長時間労働は当たり前でした。むしろ、それが美徳とさえされていました。

近年では、共働き家庭が増加し、制度上は男女の雇用機会も平等となり、女性の社会進出も増加傾向にあります。

反面、出産や育児において、女性の負担は減らない(負担は変わらない)という問題が発生しました。

そこで、男性も育児休業が取得できるようになるなど、そう、“イクメン”の登場です。

ところが、サラリーマンである父親が、イクメンになろうと孤軍奮闘しても、上司や会社の理解なくして本当のイクメンにはなれません。そこで、部下や後輩の、家事や育児参加を理解し、支援する上司や経営者を増やす必要が生じ、このような社会の変化により、イクボスは誕生しました。

業務の効率化とワーク・ライフバランス

イクボスとは、従業員の、「仕事と、家事や育児を両立しやすい環境の整備に努める」リーダーです。

長時間労働を是正し、決められた時間で成果を出す、いわゆる労働生産性の向上を目指すことになります。

営業所内すべての業務の可視化や、徹底した時間管理、個人の業務の固定化をなくしていくなどに着手してみて下さい。残業をさせず、業務効率を上げるのです。

また、もっとも大切なことは、従業員の意識改革です。

どのような職場にも、24時間仕事をしそうな「モーレツ社員」がいます。そのような社員にも、家庭やプライベートの大切さを教えなければなりません。さらに、部下が育休取得を希望した時には、本社に掛け合うのもイクボスの仕事です。

大変そうに見えますが、イクボスは増加傾向にあります。2010年に厚生労働省では「イクメンプロジェクト」をスタートさせました。

社会的に認知され、日本の隅々まで浸透するには、まだかなりの時間が必要になるとは思いますが、少子高齢化や介護問題という社会的要請もあり、今後もイクメンは増えると予想されます。それを支えるのがイクボスなのです。

NPO法人がイクボス十か条を打ち立てた

父親支援のNPO法人『ファザーリング・ジャパン』は、イクボスプロジェクトを始動し、“イクボス十か条”を作成しています。

「理解・ダイバーシティ・知識・組織浸透・配慮・業務・時間捻出・提言・有言実行・塊より始めよ」と10の項目で提言しています。ぜひ、参考になさってください。


このように、時代の変化によって“イクメン”“イクボス”の必要性は、なくてはならないものになってきています。

政府の成長戦略のひとつである「女性の社会進出」を支えるのがイクメン、イクボスです。ともに強い組織、強い日本を創っていきたいですね。

【参考リンク】
イクボス十か条|NPO法人ファザーリングジャパン

●ライター/片山知行(ソーシャルビジネス・コンサルタント)

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