上手にリフレッシュ! 保育園の“一時保育”を利用する方法と体験者の声

【ママからのご相談】
10か月の女の子がいます。毎日朝から夜遅くまで育児は私ひとりですることが多く、精神的にもつらくなってきました。両親は遠くに住んでいます。

保育園の「一時保育」を利用してみたいと思いますが、周りのママ友には相談しにくいです。一時保育は、どのように申し込めばいいのでしょうか?

ご相談どうもありがとうございます。女性の働きスタイル研究家のアボカドチョコです。

ママ(パパ)が朝から夜までひとりで育児に没頭するのは、本当に大変ですね。肉体的にも、精神的にもホッと休む時間も必要ですよね。

なにしろ、昔は家族の人数も多く、隣近所も全体となって育児をしていてくれたそうですから、「長時間ひとりで育児」の孤独は今の時代独特のものなのかもしれません。

教育カウンセラー、教育学博士の諸富祥彦さんは、『3歳までの子育て教科書』(アスコム)の中で、以下のように書いています。

『親の「心の安定」のために、「子どもと離れる時間を作る」ということが大切です。これが、お母さんの自分らしい心のリズムのための調整時間となるのです。この離れているあいだは、保育所や幼稚園など、育児のプロに任せるのが一番です』

また、育児中にママ(パパ)自身が充電するために一時保育を利用すると、「家族以外にも、自分を助けてくれる人がいる」と気付く機会になります。

私の場合、仕事のために数か所の保育園で一時保育を利用していた時期がありますが、どこの保育園もあたたかく受け入れてくれ、保育士さんの笑顔と安定感に、涙が出そうなくらいありがたい思いでした。

一時保育では、生後2か月くらいから小学校就学前までの子どもを預かる場合が多いようです(保育園によって若干対象年齢は異なります)。一時保育は、認可だけでなく、認可外保育所でも実施中。

行政が行う一時保育は、民間に比べて安価ですが、1か月に利用できる日数が限られ、希望者が多くなかなか予約できないという場合も。民間の保育園はやや料金が高いですが、予約しやすいでしょう。

さて、保育園の「一時保育」の利用方法について、例を書きますね。

一時保育とは

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一時保育とは、毎日子どもを保育園や保育所へ預けるのではなく、1日だけや短期間だけ、子どもを預けることができるシステムのことです。

一般的に、認可保育園や子育て支援センターにて、通常の保育とは別枠で行われています。

対象となるのは主に待機児童など、保育園に預けることができなかった子どもです。対象年齢は保育園によっても異なりますが、生後3か月~が多いようです。

各自治体の保育園や、民間の保育園でも一時保育を実施しているところがあるので、探してみるといいでしょう。

一時保育で子どもを預けることができる理由は自治体や保育園によってそれぞれ定められています。

しかし実際は、仕事や買い物など、自分の用事を済ませたいときに気軽に利用しているママも多いようです。

一時保育の利用料金

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一時保育の料金は年齢や保育園によっても異なりますが、公立であればリーズナブルで、1時間300円〜という自治体もあります。

平均的な一時保育の料金は、1時間で500~600円程度、1日で2,000~5,000円程度となっているようです。

また、おやつ代や昼食代については別途かかることもあるそうですが、自治体によっては一人親世帯、生活保護世帯などは無料になったり半額になったりするとのこと。

なお、認可外の保育園では、1時間1,500〜3,000円程度、1日で6,000〜15,000円程度かかってしまうようで、自治体が運営する保育園よるも高くなっています。

さらに、施設によっては初回に登録料が別途必要になるところもあるそうなので、安く抑えたい場合にはよく調べてから利用するといいでしょう。

一時保育を利用するときの流れ

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一時保育の前に

(1)自宅に近い、「一時保育サービスのある保育園」を探す

まず、お住まいの自治体のホームページや行政から配布された育児の手引き資料で、行政が行う一時保育サービスを探しましょう。次に、インターネットで民間保育園の一時保育サービスを検索してください。

(2)保育園に直接電話をかけて、「一時保育」の詳細について聞く

ホームページに記載されている内容もありますが、以下の項目について質問した方がよいでしょう。

・一時保育をしている時間帯
・受け入れ年齢
・利用料金(「1時間あたりの費用」の場合と「1日○時間までいくら」というパッケージ料金の場合があります。予約した時間より延びる場合は延長料金がかかりますので、延長料金についても聞いておきましょう)
・利用日の何日前までに申し込みが必要か。

(3)保育園の事前見学に行き、「利用登録」をする

基本的に、問い合わせた当日や翌日にすぐ一時保育を利用できる場合は稀でしょう。

事前に申し込み用紙に子どもや親に関する基本情報を書き、登録を行っておく必要があります。登録日に、一時保育当日の持ち物を聞きます。

(4)一時保育をする日時を予約する

保育を利用する日時を予約します。

一時保育の当日

(1)保育園で必要なものを用意し、保育園に連れていく

持ち物の例(下記をバッグに入れて持参)

・着替えの下着、洋服
・紙おむつ
・ミルク、哺乳瓶1~2本
・預ける時間帯のご飯(家で作ったお弁当、レトルト食品等)
・お昼寝用バスタオル 等

(2)ドキドキのお預けタイム

預けている最中、子どもが発熱等で体調不良になった場合は、携帯電話に連絡がきます。

(3)一時保育終了

お迎え時間に保育園に到着、保育士さんに子どもの様子を聞き、荷物を受け取って帰宅。

一時保育での子どもの過ごし方

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一時保育での子どもの過ごし方については通常の保育園での過ごし方と同じで、食事や昼寝、遊び(歌を歌ったり工作や手遊びをしたり)などの時間がきちんと設定されています。

外遊びをする施設や、近所の公園まで遊びに連れて行く施設もあるようです。

一時保育だからといって放置されてしまうということはなく、きちんと保育士さんが見てくれますので、安心して預けることができます。

食事については、お弁当持参のところや給食が出るところなど、施設によっても異なりますが、認可保育園の場合は給食が出る場合が多く、アレルギー対応もしてもらえるそう。

ママたちが一時保育を利用する理由3つ

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(1)非定型的保育(就労等で家庭での保育が困難)

まず、パートや就職が決まった、職業訓練に通う、就学する、親の介護を行うなど、一時的でなく継続的に保育園に子どもを預ける必要が出てきた場合が挙げられます。

こういった非定型的保育の場合は、決まった曜日に預かってもらうことも可能となっています。

1か月120時間以上の利用が可能な自治体も多いそうなので、ママの仕事が決まっても安心です。

(2)緊急保育(緊急の用事があって家庭での保育が困難)

突然の病気や事故、出産などによって入院が必要になった、遠方での冠婚葬祭でしばらく家を空けなければならないなどの場合には、緊急保育が適用されます。

こうした場合、一度に最長15日間など、連続して預かってもらうことも可能です。

(3)リフレッシュ保育(私的な理由)

育児で疲れた心と体をリフレッシュさせたいなどといった私的な理由での一時保育も可能です。

1日だけなどの短期間で預かってもらえる自治体も多くあります。

一時保育を利用するデメリット3つ

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(1)予約がとりづらい

待機児童が多い現在、一時保育で子どもを預けたいという人はたくさんいます。

そのため、保育園によっては競争率が高く、急な用事で一時保育をお願いしたいと思っても空きがなく、預けられないことも。

先の予定がわかっている場合には、早めに予約しておくといいでしょう。

また、行事のときには一時保育を行っていない保育園もあるので、事前に確認しておきましょう。

(2)子どもが慣れるまで時間がかかる

一時保育の場合、毎日通うわけではないため、保育園にいる子どもの顔ぶれも毎回違うこともありますし、子どもがその雰囲気に慣れるまで時間がかかってしまうことも少なくありません。

特に人見知りの子には負担になってしまうかもしれませんね。

(3)風邪などをうつされてしまう

一時保育に限ったことではありませんが、子どもがたくさん集まっている保育園では、風邪やインフルエンザなどの感染症をもらってしまうこともあります。

保育園でも予防はされているはずですが、自宅でもうがい・手洗いなどを徹底し、体調管理につとめましょう。

一時保育を利用したママたちの声

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一時保育を利用したことがあるママたちの声を集めてみました。

一時保育の利用を検討している方は、体験者の声をぜひ参考にしてみてくださいね。

『短期のパートが決まって一時保育を利用しました。離れるときにわんわん泣かれて心が痛みましたが、後で保育士さんに聞いた話では、園の子どもたちと楽しそうに遊んでいたとのこと。ホッとしました。ちょっと働きたいというときに便利でいいですね』

『2人目を妊娠中につわりがひどく、上の子の面倒が見れなかったので預けました。おかげで助かりました』

『美容院に行ったり買い物に行ったりするために利用しました。半日1,000円で利用できて助かりました!』

『仕事のときは予約がすぐとれたけど、リフレッシュのときは断られた。利用者が多いところでは、お仕事の人が優先になるみたい』

『たまに育児疲れを解消するために利用してます! 息抜きは大事です! ホント助かってます』

『離れるときに子どもが泣いて罪悪感を感じましたが、気にしていたらママもストレスでおかしくなっちゃうと思うので、仕方ないです』

『育児疲れで毎日寝不足でつらくて、昼寝をするために半日預けました。ありがたかったです』

『普段、私としか接することがなかった子どもが、一時保育で同じ年の子どもたちと遊べてご機嫌でした。私も気分転換できるし、以来、空きがあればたまに預けています』

『無認可の託児所に預けてましたが、気軽に預けられてよかったです。お金はかかりますがね……』

など、仕事に限らずリフレッシュのために利用している方も多いようです。

育児ストレスを抱えて子どもにあたってしまうより、たまには一時保育をうまく利用して気分転換してみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

「一時保育の利用料金」や「ママたちが一時保育を利用する理由」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

専業主婦や育児休業中のママにとっても強い味方である一時保育というシステム。

特別な理由があるときはもちろん、育児疲れを解消するためにも上手に利用してみてくださいね!

●ライター/アボカドチョコ(女性の働きスタイル研究家)
●追記/パピマミ編集部

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