テレビ、匿名、選挙演説……大人達がもたらす子どもへの悪影響3つ

【パパからのご相談】
息子が小学校に入ってから、テレビが大好きになりすぎて困っています。学校から帰ってくると、まずテレビをつけて、寝るまでのほとんどの時間をテレビの前で過ごしています。最近言葉遣いが悪くなっているのも、テレビの影響ではないかと思っています。やはり、子どもにテレビを見せるのは控えた方がよいでしょうか?

a テレビのせいにはしないでもらいたい……(汗)

はじめまして! 兼業主夫放送作家の杉山錠士です。

放送作家の仕事をしているからかもしれませんが、そういうことをテレビのせいにされるとちょっと辛いです。なぜなら、僕たち作る側の人間は、決して子どもに悪影響を与えようと考えて番組を作っているわけではないからです。

もし、それが本当にテレビのせいであれば、日本中でもっと問題になるはず。でも、実際にそうなっていないということは、テレビのせいではないのではないでしょうか?

逆に僕は、個人的にもっと触れさせたくないものがいろいろあります。今日はそれについてご紹介しますので、相談者さんも改めてもう一度、本当に触れさせたくないものを見つめ直してもらいたいです。

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(1)いじめをする大人たち

セクハラ、パワハラ、マタハラ(マタニティハラスメント)など、大人の社会に「ハラスメント」とつく言葉はいろいろありますが、平たく言うと、これは全て「大人のいじめ」だと思います。

もちろん、もっと身近なPTAなどの中にもいじめはあると思います。そんな大人たちに触れたら、子どもはきっと“いじめが悪いもの”だとは感じないのではないでしょうか?

そもそも、そんなことをしている大人に限って、「いじめはよくない」と言うから困りもの。子どもだっていろいろわかっているので、自分たちがやっているのに子どもたちにやるな、といっても聞いてくれないですよね。

(2)匿名の投稿

匿名と書くと、インターネットの掲示板などをイメージする人が多いと思いますが、新聞の投稿欄には匿名の投稿がありますから、匿名で言いたいことを言う、という文化は最近のものではないのです。何か事情があるのでしょうが、僕は基本的に、この「匿名」に違和感を覚えます。

「言論の自由」なんて言葉もありますが、名前を伏せて言いたいことを言うのは、自分の発言に責任を持っていないと思うので、それがいいとは思えないのです。もちろん、それぞれの事情はあるのでしょうが……こういった匿名で、責任を背負わず言いたいことだけ言うものに触れて、そういうことが正しいとは思ってほしくないと思うのは僕だけでしょうか?

(3)選挙演説のネガティブキャンペーン

街中で聞く多くの選挙演説には、政治家候補たちが自分の主張をするとともに対立候補の悪いところをアピールします。いわゆるネガティブキャンペーンというやつですね。

これって、「やりたいことを実現させるには誰かを蹴落とすべし!」という風に子どもが捉えてしまう可能性があるとは思えませんか? 自分のために周りを蹴落とす方法が本当に正しいといえるでしょうか? 自分の子どもにそういう風に教えている人がどのくらいいるでしょうか? 

そう考えると、やはり僕にとって選挙演説は、あまり触れさせたくないものの一つです。


子どもは影響を受けやすいものです。一方で、今は大人である自分たちもいろいろなものに影響されて成長してきました。その多くは、子どもたちが見る大人たちが大人に向けてしていること、つまり、子どもたちは大人の真似をしているだけだったりします。

だからこそ、われわれ親はそれをわかった上で行動をしないといけないですよね。もちろん、僕も含め実際にわかってはいるけどなかなか実践できないこともあるのですが……。お互い頑張っていきましょう!

●ライター/杉山錠士(兼業主夫放送作家)

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