置く場所もポイント! 赤ちゃんがいる家庭に備えておくべき避難グッズ

【ママからのご相談】
東日本大震災や熊本地震をきっかけに、改めて防災への危機感が高まりました。当時はまだ独身で、ほとんど揺れなかった地方にいたこともあり「なんとかなるだろう」と思っていましたが、現在は8か月の赤ちゃんの母となり、全く意識が変わりました。

いざ避難するというとき、乳幼児家庭ならではの備えておくべき避難グッズなどありますか?

a 準備した後も、オムツや衣類などのサイズ交換をお忘れなく!

ご相談ありがとうございます。転勤族フリーライターのパピルスです。

3月11日のメディアなどでの報道を見て、改めて地震への備えの必要性を感じた方も多かったのではないでしょうか?

今回は、東日本大震災を体験した乳幼児のママへのアンケート結果、防災関連サイトを参考に、震度5強の揺れに遭遇した筆者の体験も踏まえて、乳幼児のいる家庭が準備しておくと良い避難グッズを考えてみたいと思います。

災害に備えて常に持ち歩いてほしいアイテム6選

持ち歩く

災害はいつやってくるか分かりません。予想もしていない瞬間に突如として襲ってきます。

そのため、いつ災害に襲われてもいいように、常に最悪の状況を想定して生活しておく必要があります。

以下では、被災時のために常に持ち歩いておきたいアイテムについてご紹介します。

(1)マスク

災害によって自宅での生活が困難になると、避難所での集団生活を送ることになります。大勢の人が密閉された空間で暮らすため、例えばインフルエンザに感染している人がいれば、周囲にもうつる可能性があります

そのため、マスクは常備しておき、いざというときの感染予防に使えるようにしておきましょう。もちろん、子ども用のマスクも一緒に用意しておきましょう。

(2)母子手帳・保険証

子どもが災害時にケガを負ったり、病気になったりしたときに、母子手帳や保険証を持っていなければ診察がスムーズに行かない可能性がありますし、全額自己負担で医療費を払うことになります(後から払い戻しはできますが、緊急時の所持金を減らすのはリスクがあります)。

そのため、母子手帳や保険証はいつも持っておくようにしましょう。また、かかりつけの病院の診察券も持っておくといいでしょう。

(3)ホイッスル

地震や火事で自宅が崩壊したとき、中に自分や子どもが取り残されている場合は外にそのことを伝える必要があります。

しかし、大声を出し続けていれば枯れてしまいますし、体力の消費につながります。そのため、簡単に大きな音を出すことができるホイッスルを常備しておくようにしましょう。

また、外出先でのトラブル時(犯罪や子どもとはぐれるなど)にも活用できます。

(4)常備薬

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災害時には心身ともに大きな負担がかかるため、体調を崩す場合があります。そのときのために、頭痛薬や胃腸薬、絆創膏などの基本的な医療品を持っておくようにしましょう。

子どもや自分に持病があり、日常的に服薬する必要がある人はその薬も常に持ち歩くようにしましょう。

(5)現金

災害によって停電が起こっている場合は、ATMが使用できません。そのため、普段から少し多めに現金を持ち歩いておくことをオススメします。

小規模の災害であればすぐにATMも復旧しますが、大規模の災害であれば復旧に時間がかかり所持金が底をつくということも考えられます。

(6)ウエットティッシュ(おしりふき)

ウエットティッシュやおしりふきなどの衛生用品も必要になります。

避難生活中は断水によってお風呂に入れないことがあります。ウエットティッシュやおしりふきがあれば体の清潔を保つことができるので、役立ちます。

とくに赤ちゃんは肌が弱いのでこまめに拭いてあげることが大切です。

赤ちゃん家庭に必須な避難・防災グッズ7選

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赤ちゃんがいる家庭では、準備しておくべき避難グッズの種類が普通の家庭とは異なります。いざというときに困らないよう、以下のグッズをそろえておくようにしましょう。

リュックサックや非常用持ち出し袋にひとまとめにしておくと、災害時にスムーズに持ち出すことができます。

(1)オムツ

赤ちゃんを連れて避難生活をしていると、困るのがオムツの問題。とくに新生児であれば一日に10枚消費することも珍しくないため、赤ちゃんがいる家庭ではオムツを多くストックしておきたいところです。

基本的には避難グッズは3日分用意しておくのが良いとされているので、一日10枚×3で30枚ストックしておけばOKです。

とはいえ、もしかしたら避難生活中にお腹を壊したりする可能性もあるので、できれば60枚あると心強いです。

(2)衣類

こちらも3日分用意しましょう。服はできれば前開きのものか、シンプルなデザインのもので着脱しやすいものにしましょう。

衣類はどうしても荷物としてかさばってしまうので、なるべく荷物を軽くしたいという人は、服を一日分と、肌着を3日分にしてもいいでしょう。靴下も忘れずに用意しましょう。

(3)ミルク

母乳育児をしているママであっても、何かあったときのためにミルクは必ず備蓄しておくようにしましょう。缶タイプのミルクはかさばるので、分包タイプのものが便利です。

また、キューブタイプのミルクは計量が不要で、コンパクトで持ち運びも便利なのでこちらもオススメです。

(4)哺乳瓶

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赤ちゃんにミルクを与える際に必須のアイテムですね。赤ちゃんが直接口にするものなので、衛生面を考慮して使い捨てタイプを用意しておくようにしましょう。水不足などで消毒できない可能性があるので。

(5)ベビーフード

離乳食期の赤ちゃんであれば、ベビーフードを用意するようにしましょう。

こちらも3日分用意しておくと安心です。ベビーフードの中には容器と一体化しているものもあるので、できればそのタイプのベビーフードを買っておきましょう。

(6)飲み水

赤ちゃんにミルクを飲ませる際に必要になるので、飲み水も一緒に準備しておきましょう。

水は大人にとっても必要なものなので、なるべく多く確保しておきたいところですが、量が多いほど荷物としてかさばります。体にあまり負担のない程度の量を用意しましょう。

(7)抱っこヒモ

素早く移動することができないため、災害時の避難にベビーカーは使えません

また、災害が起きるととっさに赤ちゃんを抱きかかえて逃げる人が多いと思いますが、両手がふさがってこちらもスムーズに移動することができなくなります。

そのため、抱っこヒモを用意しておきましょう。赤ちゃんを体に固定できるため移動速度が上がりますし、間違って振り落とすなどの事故を防ぐこともできます。

災害時に役立つ基本的な避難・防災グッズ9選

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ここまでは、赤ちゃん用の避難グッズについて見ていきましたが、以下では基本的な避難グッズについてご紹介いたします。

こちらも災害時にサッと持ち出せるように、リュックや非常用持ち出し袋などにひとまとめにしておきましょう。

(1)食料品

水や乾パン・チョコ・缶詰(缶切り不要のもの)など、非常用の食糧を最低でも3日分は確保しておきましょう。

カロリーメイトやゼリー飲料もおすすめです。また、赤ちゃん用のおやつも用意しておくと安心です。

(2)ラジオ

災害が起こったとき、何よりも大切なのは“情報”です。携帯用のラジオであれば停電中であっても情報を入手することができるので便利です。

また、携帯用ラジオの中には、手回しで充電できるものもあり、さらにはスマホの充電ができる優れものもあります。

(3)懐中電灯

これも災害時に必須なアイテムです。街全体が停電すると家の中だけでなく外も真っ暗になります

懐中電灯なしで出歩くとがれきにつまづいたり、道路のヒビに足を取られたりと危ないので、絶対に持っておくようにしましょう。もちろん、予備の電池も。

(4)ヘルメット

地震で建物が崩壊しているような状況であれば、落下するがれきなどから頭を守る道具が必要となります。

ヘルメットは荷物として多少かさばりますが、大切なので用意しておくようにしましょう。

(5)生理用品

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東日本大震災や平成28年熊本地震で多く聞かれたのが、「避難生活中に生理用品がなくて困った」というもの。

あまり目を向けられないアイテムですが、女性にとっては必須です。

(6)救急セット

災害時にはケガをする可能性が高いので、絆創膏やガーゼ、消毒液、包帯などが入った救急セットを持っていると便利です。

(7)衛生セット

・除菌シート
・マスク
・おしりふき
・水不要のペーパーハミガキ

などをそろえて一つにまとめておきましょう。

(8)アルミブランケット

アルミブランケットは太陽光を遮断して断熱効果を発揮したり、逆に布団のようにかぶるだけで寒さをしのぐ防寒効果もあります。

しかも軽くて持ち運びも便利なので一人につき一個は持っておきましょう。

(9)ビニール袋

ビニール袋はゴミをまとめたり、簡易便器にもなるので避難生活中になにかと便利なアイテムです。以下のような手順で赤ちゃんのオムツ代わりにすることもできます。

1.適当な大きさのポリ袋を用意する
2.赤線の部分をハサミで切る(持ち手の上と両脇)
3.切ったポリ袋を広げる
4.やわらかめのタオルを用意する(吸水性のある布でもOK)
5.広げたポリ袋の上に、用意したタオルや布を広げて敷く

6.赤ちゃんをタオルの上に乗せて、タオルを腹部まで覆う
7.ポリ袋の両脇を結びます
8.はみ出したタオルを中へ

避難生活中に必要になるグッズ4選

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(1)ネームタグ

避難生活中にちょっと目を離した隙に赤ちゃんがいない……なんて状況になったらどうやって探し出していいか焦りますよね。

しかし、ネームタグを赤ちゃんにつけておくことで、見つけた人が「○○ちゃんのご両親はいらっしゃいますか〜?」などと声をかけてくれます。

ネームタグには子どもの名前だけでなく、両親の名前や連絡先も記入しておくようにしましょう。

(2)おしゃぶり

避難生活中は大人だけでなく赤ちゃんにも大きなストレスを与えます。しかし、避難所で生活している場合はわが子の大きな泣き声が気になるものです。

そのため、精神的な落ち着きを与えてくれるおしゃぶりが必要になってきます。他にも赤ちゃん用のおもちゃを与えることで泣き止ませることができます。

(3)毛布

寒さをしのぐだけでなく、避難所での授乳中の目隠しにも使えます。なるべく大判のものを用意しましょう。

(4)エアクッション

冬場は体育館などの避難所の床が冷たくなります。そのため、赤ちゃんを地べたに寝かせることに不安を感じる人も少なくないでしょう。

そんなとき、エアクッションがあれば床の冷たさを遮断できるのでオススメです。地べたで寝すぎて体中が痛い……というパパママも使えます。

避難・防災グッズを準備する際に考えておきたいポイント

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いざというときに、自分がどれくらいの物を持ち出せるのか、実際に試してみることが大切です。その上で、優先順位を付けて“非常持ち出し袋”としてまとめておきましょう。

筆者の体験上、現金は特に、小銭や1,000円札などの“小額紙幣”を多めに用意しておくと良いと感じました。

公衆電話を使う必要が出てくるかもしれませんし、地震直後にお店が閉店してしまっても、自動販売機だけは使えた場所もありました。

乳幼児家庭の場合は、オムツやベビーフード、着替えなどを時々点検して、サイズや賞味期限によって小まめに入れ替えていくことも必要です。

“非常持ち出し袋”を置いておく場所

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非常持ち出し袋は、置いておく場所も良く考えておきましょう。防災の専門家は、玄関などの出口に近い場所で、目に付きやすい場所を推奨しています。筆者は、外にいるときに震度5強の揺れに遭遇しました。

お財布と携帯電話しか身に着けておらず、子どものために食料や飲み物、夜に備えて懐中電灯などを持っておきたいと思いましたが、頻発する余震の中、マンション内の自宅へ取りに戻るのに勇気がいりました。

子どもを連れて停電したマンション内へ入るのも、ためらわれました。その経験から、今は非常持ち出し袋を2つ用意し、一つを車のトランクに入れています。

車のトランクに避難グッズを置いておく、複数か所に置いておくという方法は、防災ガイドや都道府県のホームページなどでも推奨されています。

車が安全な場所に停めてあれば、一時的な居場所としても大変有効です。赤ちゃんのおむつ替えや授乳、暑さ寒さをしのぐ場所としても利用できます。

ただし、車内で長時間過ごしたり寝泊まりするのは、『エコノミークラス症候群』の危険性がありますので避けてください。

また、車に携帯電話の充電器を備えておけば、停電でも携帯電話の充電ができますし、カーナビのテレビ機能で最新情報を知ることができます。

東北・関東地方の方には、ガソリン不足で給油に苦労した記憶もまだ新しいと思います。停電で、ガソリンスタンドが給油できないということもありました。

普段からガソリンの補給は小まめにしておくこと、車のキーを家の中に取りに入らなくてもいいよう、家の鍵と一緒に持ち歩くことをおすすめしたいと思います。

まとめ

「赤ちゃん家庭に必須な避難(防災)グッズ」や「常に持ち歩いておくべきアイテム」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

災害は突然やってきます。いざ災害が起こったときに準備を始めようとしても時すでに遅し。最悪の場合命を落とすことだってありえます。

あなたは今災害が起こっても準備は万全だと言い切る自信がありますか?

各地で起きている災害を他人事だと思わずに、今日から避難グッズの準備を始めることをおすすめします。

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●ライター/パピルス(フリーライター)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)

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