投げるor保管する? 子どもの“抜けた乳歯”の正しい扱い方

【ママからのご相談】
初めて子どもの歯が抜けました。私が子どものころは歯が抜けると屋根の上から放り投げていたのですが、マンションに住んでいるということもあり、処分に悩んでいます。

皆さんは抜けた歯をどうしているのでしょうか? また、抜けた後の口はそのままにしていても良いのでしょうか?

抜けた乳歯の処理方法3つ

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(1)昔ながらの言い伝えに従う

私が住む地方では、上の歯が抜けると床下に。下の歯が抜けると屋根から投げるという風習があり、何の疑問も持たず、「良い歯が生えろ」と言いながら放り投げたものです。

今更ながら疑問に思い、ご近所さんにお尋ねしてみたのですが、同じ地域に暮らしていてもその風習はさまざま

「上も下も関係なく屋根から放り投げる」という人もいれば、「上の歯は溝に投げ捨てる」という人まで。

地方と言うよりかは、その家々に伝わる方法で、次の歯の健康を祈ってみるのも良いかもしれませんね。

ご相談者様はマンションにお住まいのようですので、ご実家に帰省した時に、お祖父さま、お祖母さまと一緒に投げてみてはいかがでしょうか?

きっと、ご両親も昔ながらの風習を懐かしんでくれることでしょう。

(2)ケースに保管する

『tooth case(トゥースケースまたはティースケース)』というものをご存じでしょうか。

日本語で言う“乳歯ケース”ですが、抜けた歯をこのケースに入れて保存する親が増えているようです。

実際、日本最大手・楽天市場での“メモリアル・記念品ランキング”でも、『手形足型』や、赤ちゃんの髪を使用して作る『誕生記念筆』に負けず劣らずの順位ですので、人気のほどが伺えます。

わが家はこの方法で乳歯を保管しているのですが、大雑把な次女は学校で歯が抜け、持ち帰る際に2本無くしています。

コンプリートは無理そうでガックリしていますよ(笑)。

(3)かわいらしい海外の言い伝え

長女のお友達にハーフの子がいます。ママがフランス人ですので、先日参観日でお会いしたときに、「フランスでは乳歯が抜けたとき、どうしていますか?」と尋ねてみました。

フランスでは、枕の下に乳歯を置いて眠ると、翌朝にはコインやおもちゃに変わっているそう

「子どもにもそうしているけど、毎回、プレゼントを用意しなくてはいけないので大変です」と、カタコトの日本語で教えてくださいました。

こういった海外の風習を生活の中に取り入れてみるのもステキですよね。

抜けた乳歯を投げるようになった由来

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抜けた乳歯をどのように処理するかは地域や各家庭によって異なりますが、日本においては屋根上や縁の下へ投げるというのが主流です。

乳歯を投げるのには「丈夫な永久歯が生えてきますように」という願いが込められており、昔から行われていたようです。

投げる際には、これも地域によって異なりますが、「ネズミの歯にな〜れ!」とかけ声を出します。

なぜネズミなのかというと、ネズミは“丈夫な歯”を持つ代表的な動物だから。

全国的にもかけ声には「ネズミ」というフレーズが入っていることが多いようです。

世界の“抜けた乳歯”の処理方法8パターン

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日本だけでもさまざまな乳歯の処理方法がありますが、世界を見渡すと、さらに多くの種類があります。

以下では、さまざまな国の抜けた乳歯の処理方法について見てみましょう!

(1)枕の下に入れて寝る

アメリカやイギリス、スペインではフランス同様、抜けた乳歯を枕の下に入れて寝るそうです。

寝ている間に妖精さんが来て乳歯を取っていきますが、代わりにお金を置いていくとのこと。

金額は平均で1ドルくらいらしいです。ちなみに、寝ている子どもを起こさずに枕をあげて乳歯を取るのは結構苦労するようです(笑)。

(2)何もしない

イスラエルでは抜けた乳歯を使ってイベントを行うことはなく、普通に捨てるようです。

厳しい宗教の戒律があるところなので、自由に迷信を作ることができないからという説もあるようです。

(3)犬に食べさせる

モンゴルでは、抜けた乳歯を“若い犬”に食べさせるとのこと。

モンゴル人にとって犬は守り神のような位置づけであるとされ、その守り神に歯を食べてもらうことで丈夫な歯が育つと言われているようです。

(4)家の屋根に放り投げる

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ブラジルでは抜けた乳歯を家の屋根に放り投げるとのこと。日本のように「上の歯なら縁の下、下の歯なら屋根の上」といった縛りはないようです。

ブラジルのほかにもカメルーンやドミニカ共和国、インドなどにもこの風習があるようです。

ちなみに、日本では「ネズミ」を相手にお願いしますが、外国ではその相手は多種多様です。

・ブラジル……小鳥、ヨハネ
・ボツワナ……月
・インド……スズメ
・スリランカ……リス

(5)ネズミの巣穴に落とす

ロシアやアフガニスタン、バングラディッシュでは抜けた乳歯をネズミの巣穴に落とすそうです。

これには、ネズミの歯みたいに丈夫で白い立派な歯をもらえるように、という願いが込められています。

(6)太陽に向かって投げる

エジプトでは、乳歯が抜けるとお日様に向かって投げるという風習があるそうです。その際、「新しい歯を持ってきて」と唱えるとのこと。

リビアやオマーンにも同様の風習があります。

(7)畑に埋める

ネパールでは抜けた乳歯を畑に埋めるという風習があります。埋めた歯は畑で強く育ち、勇ましい戦士に成長するという迷信があるようです。

(8)パンに埋めて動物に食べさせる

中央アジアに位置するキルギスでは、抜けた乳歯をパンに埋めて動物に食べさせるそうです。

食べた動物のような歯が生えてくるという言い伝えがあるため、ネズミに食べさせることが多いようです。

ちなみに、犬に食べさせると「黄色くみっともない歯」が生えてくると言われ、避けられるようです。モンゴルとは真逆で面白いですね。

抜けた乳歯を保存する場合の洗浄方法

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抜けた乳歯の処理方法の一つに、“乳歯ケースに保存する”というものがありますが、乳歯を保存する際には洗浄が必要になります。

抜けたばかりの乳歯には血液などが付着しており、そのまま放置すると雑菌が繁殖して変色するからです。

家庭における乳歯の洗浄方法で一番おすすめされているのが、“オキシドールに浸しておく”というもの。

オキシドールには殺菌効果があり、付着した血液やタンパク質などを分解する効果もあります。

【乳歯の洗浄で用意すべき物】
・オキシドール
・コップなどの容器
・歯ブラシ
・つまようじ
・コットン

【乳歯の洗浄方法】
(1)まず、容器にオキシドールを注ぎ、その中に乳歯を入れます。そのまま一晩浸しておきます。

(2)翌日、乳歯を取り出して歯ブラシで汚れを落とします。細かい汚れはつまようじを使いましょう。

(3)コットンの上に磨いた乳歯をおいて乾燥させます。

以上の手順を踏むことで乳歯を清潔なまま保存しておくことができます。

子どもの乳歯を保存したいという人はぜひ試してみてください。

抜けた乳歯を飲み込んでしまったときの対処法

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さて、これまで抜けた乳歯の処理方法についてお話ししてきましたが、もしも子どもが飲み込んでしまった場合はどうしたらいいのでしょうか?

対処法は一つ、“排泄されるまで待つ”です。

歯は飲み込んでも人体に悪影響はありません。胃や腸の消化液で多少は溶かされますが、数日すれば便と一緒に排泄されます。

そのため、子どもが万一乳歯を飲んでも心配いりませんが、乳歯をコレクションしているママにとってはショッキングな出来事ですよね(笑)。

コンプリートを目指しているママの中には便の中から探し出す人もいるようですが……。

抜けた乳歯は『歯髄細胞バンク』に預けるという方法も

日本において、これまで抜けた乳歯は屋根上や縁の下に投げるか、記念にとっておくという方法しかありませんでした。

しかし、最近抜けた乳歯を有効活用する方法として注目されているのが、『歯髄細胞バンク』への提供。

歯髄細胞とは、歯の神経のことを指し、紫外線などの影響を受けないために良質な“幹細胞”が含まれています。

この歯髄細胞には、事故や病気によって失われた組織や臓器を再生する能力があるとされ、iPS細胞などで注目されている“再生医療”に必要となる素材です。

簡単に言うと、乳歯に付着している歯髄細胞を使うことで治療の難しいケガや病気を治療することができるということです。

歯髄細胞バンクは、将来自分や家族がこうした治療困難なケガや病気をしたときに歯髄細胞を使えるよう、前もって預けておくための機関です。

料金は、10年の保管で30万円程度。なかなか手が出せない金額ではありますが、将来医療が発達して難病を治療できる可能性があることを考えると、決して高くはない投資だと言えます。

気になる方はぜひ検討してみてください。

また、歯髄細胞バンクでは乳歯の寄付も受け付けています。こちらはもちろん無料ですので、ただ乳歯を捨てるのはもったいない! と思う方はぜひ協力してあげてください。

まとめ

「抜けた乳歯の国別の処理方法」や「抜けた乳歯の洗浄方法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

子どもの乳歯が抜けた瞬間って、子どもの成長を感じられる貴重な時間ですよね。

どのような処理方法をとるかは各家庭の自由ですが、せっかくなら親子で楽しみながら処理するようにしたいですね。

●ライター/亜依(ママライター)
●追記/パピマミ編集部

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