スポーツ&勉強の両方を頑張る子育てのススメ

【ママからのご相談】
息子がいますが、スポーツばかりしていて勉強を全くしません。父親が学生時代にそのスポーツをしていて、オリンピックに出場する夢を諦めたこともあり、その夢を息子に託しているのか、週末は必ず息子を練習に連れて行ってしまいます

平日も暇さえあれば練習……。私としては、スポーツ選手はいつ何が起こるかわかりませんし、しっかりと勉強もしておいてほしいのですが、父親がスポーツ優先を強調するため、その話をすると喧嘩になります。どうしたらいいでしょうか?

a “スポーツバカ”から“文武両道”の風潮へ。

ご質問ありがとうございます。プロとして家庭教師をしております佐々木と申します。

家庭教師という仕事柄、勉強とスポーツの両立に苦心されているご家庭のお話を、多く伺ってまいりました。

先日、大いに盛り上がったソチオリンピックが閉幕しましたが、今回も日本人選手の活躍を数多く見ることができました。

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スポーツと学業をきちんと両立させている選手達も

スノーボード男子ハーフパイプで銅メダルを獲得した高校生の平岡卓選手(18)は、休日はいつもスノボの練習に行っていたそうですが、通っていたのは大阪の進学校。文系8科目で学年トップだったそうです。

今回、惜しくもメダルを逃してしまいましたが、スキージャンプ女子個人ノーマルヒルで4位入賞を果たした高梨沙羅選手(17)は、中学卒業後はインターナショナルスクールに通学し、高校卒業程度認定試験(旧大検)の資格を、わずか4か月で取得し話題になりました。

このように、若い選手はスポーツと学業をきちんと両立させている選手も多いもの。

一昔前までは、“スポーツバカ”といったように、ほかのことをすべて犠牲にしてスポーツに打ち込む、そうしなければライバルに勝てないという風潮がありましたが、現在は事情が変わってきているようです。

また、今回スノーボード女子パラレル大回転に出場し、同競技で日本人最高位である銀メダルを獲得した竹内智香選手(30)は、日本では練習できる環境がなく、海外のチームの練習へ参加を決めた際、言葉の壁にぶつかったと話していました。オリンピックなど世界で戦っていくためには、国際的な視点も当然必要になります。

家族で意見交換をする

ソチ五輪でスポーツの素晴らしさを再認識し、2020年に開催される東京オリンピックに向けて、お子さんをオリンピック選手に! と夢見ている親御さんも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

一方、質問者さんが懸念するように、夢舞台に立てるのは一握りの厳しい世界です。メダリストの華やかな一面ばかりがメディアで取り上げられがちですが、裏側には、スポーツの練習のみならず、学業との両立等、様々な苦労や葛藤があったはずです。

なかなか勉強に目を向けない息子さんに対しては、偉業を成し遂げた選手たちの学業のエピソードの記事や、インタビュー映像を集めておき、それを見ながら家族で話し合い、意見交換をしてみてはいかがでしょうか?

その際、「スポーツだけじゃダメよ!」と批判的な意見を強調するのではなく、「あの選手は、スポーツも一流で、勉強もできてすごいね!」「英語でのインタビュー、かっこよかったね」「大会で勝てるようになったら、海外のコーチに教えてもらえるかも。そうしたら言葉ができないとね」「作戦会議のとき、風速とか時速がどうとか、何か計算していたみたいだよ」と、勉強に関連する部分を指摘しながら、“文武両道はかっこいい、将来必ずプラスになる”というポジティブな面を強調してあげてください。

きっとお父様もお子さんも、大舞台に立った時のことをイメージして、勉強にも積極的に取り組めるのではないでしょうか。


以前に比べて、スポーツも勉強もツールが充実し、環境が整ってきたように思います。

「何かで大成するためには、何かを犠牲にする」といった考えも当然ありますが、すべてを実現させる環境と、タフさが今の子どもたちにはあるように思います。

質問者さんのお子さんが大成できることを祈っております。

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●ライター/佐々木恵(プロ家庭教師)

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