子どもにやる気が出る? テストで良い点数を取ったらお小遣いをあげるのはアリか

【ママからのご相談】
小学5年生と、2年生の女の子の母親です。「学校のテストで良い点数を取ると、ご褒美として100円や500円(点数によって違うようです)を貰っているお友達がいる」と小5の娘が言ってきました。娘は、「私も100点とったら、100円頂戴」……などとは、言いませんが、そのお友達を羨ましく思っている様に感じます。

実際に、そのお友達はわりと勉強が出来るようで、このお金で釣るやり方はまんざら悪くないのかしら……と思い始めています。そこで質問なのですが、この様なご褒美をあげるやり方についてどうお考えか、賛否両論、また体験談などあればお聞かせ願えればと思います。

a 「やる気」の種にはいろんな種類があるけれど。

ご相談ありがとうございます。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。

我が家では、テストの点数(結果)の良し悪しによってのご褒美は今までありませんでしたが、小学校低学年の頃に、お手伝いのご褒美(報酬)としてお小遣いを渡したりはしていました。

僕自身の経験もありますが、お小遣いをもらえるとなると、子どもにとってはやる気も出ますし、モチベーションアップに繋がる事は間違いはないでしょう。

ただ、そうすると、やる気をおこさせる為には常に何らかのご褒美が必要になってきますし、ご褒美の質もどんどんエスカレートしてくる懸念もあります。

そこで今回は、コーチングの観点から、子育てを考えている育児書を参考にして、子どものやる気や動機付けについてご紹介させて頂きます。
 

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子ども達自身の中からわき出てくる「やる気」

子どもの「やる気」を育てる為に、親はいろいろと考え、手を替え品を替え、試行錯誤していています。その一つの方法として、「ご褒美をあげる」という形を取られるご家庭も多い事でしょう。

ただ、冒頭でも書いたように、「ご褒美」を、やる気をおこさせる、やる気がおきる動機付けの道具に使うと、いずれ子どもはお小遣いなどご褒美をもらう為に良い点数を取ろうとしたり、お手伝いをするようになります。

そうすると、お小遣いをもらえないとやらない、頑張らない、またやってもお小遣いをもらえないと怒り出す様になります。

育児書によりますと、ものやお小遣いをご褒美として与える事は、すべて外からの働きかけ、外から子どもをその気にさせようとする行為で、本当のやる気は外からは来ないとあります。

では、本当のやる気はどこから来るのでしょう。

前出の育児書の著者は、『(本当のやる気とは)子ども自身の中からわいてくるものであり、子どもの中にやる気の種をまく事が出来るのです』と書いています。また、そのやる気の種こそ、「人の役に立つ喜び」であるとも言っています。

確かにその通りだと思います。「誰かの役に立つ事や、大切な人の喜ぶ顔が見たい」、そんな内面からわいてくる気持ちが大切ですし、やる気の根本となるものだとも思いました。

ただ、最初のとっかかりについては、少々のご褒美も構わないのではないかと個人的には思います。

誰だって、「ご褒美」という目の前の目標があれば、頑張れるだろうし、そのご褒美に向かって頑張った事で良い結果を残せれば、それが子どもの成功体験の一つとなり、自分に自信を持つ事に繋がっていくと思うからです。

自分に自信がつけば、今度は周りの人たちに目がいき、最終的には人の役に立つ喜び、人に喜んでもらえる事の素晴らしさに気づいていくでしょう。


いかがでしたでしょうか。

育児には成功マニュアルなんて存在しないというのが、僕の信条です。

子ども達1人1人、顔が違うように、性格も違います。

だからこそ、親子で、夫婦で、たくさん会話して、子育てにおけるご家庭での方針を決めていくのが一番かなと思っています。その際に、このコラムが少しでもお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。

【参考文献】
・『子どもの心のコーチング』(PHP文庫)/菅原裕子・著

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●ライター/近藤博幸(パパライター)

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